
●文:根本健(ライドハイ編集部) ●写真:藤原らんか
料金所の停車、30cm行き過ぎたらバックが必要に
たとえば地下駐車場入り口のチケット発行機や、出口の料金支払い機、こうしたゲートのある料金所で停車するとき、何かの拍子で30cmほど行きすぎると、機械に手が届かないためバック(後退)する必要に迫られる。
高速道路はETC機器のおかげで料金所の停車が必要ない状況が増えたとはいえ、地方の現金で通行料を支払う機械のゲートや、ETCがついてないバイクに乗ったとき等々、うっかり停車位置がズレてしまった経験があるはず。
そんなとき、サイドスタンドを出しバイクから降りて、料金の支払いを済ませてから、またバイクに跨がるのがじつは手っ取り早かったりするのだが、そこまで時間をかけていられない気持ちもあって、跨がったままバックしようと思うのがフツーだ。
ハンドルで引っ張ったり両足を突っ張っても、意外と動かない
この“跨がったままバック”というのは、日常はやらない動作のひとつ。慣れてないので、つい反射的に両足をついたままハンドル持つ両手で引っ張ったり、ついている両足で突っ張って跨がっているシートごと後ろへズラそうとしがちだ。
落ち着いて考えればわかるのだが、バイクを動かすような作用を与えてないので、わずかズレたと思っても、チカラを抜くと元に戻ってしまったりする。
じつはコレ、意外なほどカンタンなコツがあるのだ……
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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