
●記事提供: ライドハイ編集部
BMWの特別な称号「M」がネイキッドにも!
BMWはクルマのセダンでもスポーツ性の高さをアピールしてきたメーカー。その中でもほぼレース仕様といえる過激なパッケージには「M」という特別な称号が与えられてきた。
2輪ではスーパーバイクにハイエンドモデルS1000RRを加えて以来、レースでの活躍と共に次第にその仕様もエスカレート。そして遂に2021年、2輪としては初めてMの名を冠した”M1000RR”がデビューした。次いで2番目の「M」として、2023年にネイキッド版でもM1000Rが誕生したのだ。
エンジンはS1000RRのパワーユニットをベースに、45psものパワーアップを果たし、このクラスのネイキッドでは最強の210ps/13750rpmと途方もないスペックを誇る。最高回転数は14600rpm、10000rpmから怒濤のトルクが引き出せるまさに最速ネイキッドだ。
5つのライディングモードにお得意のDDC電子制御サス
BMWは早くから電子制御と積極的に取り組んできたメーカー。それだけにカバーする領域も広く、本来は複雑な組み合わせもライダーにはシンプルでわかりやすく設定され、高い評価を得ている。
このM1000Rも「レイン」「ロード」「ダイナミック」「レース」に「レース・プロ」を加えた5段階のライディング・モードを採用。エンジン特性はもとより、BMWが得意とし、他メーカーに先行して導入したDDC(ダイナミックダンピングコントロール)が走行状況や路面の状態を感知。ライダーが操りやすいサスペンション特性にその都度設定してくれるという夢の機構だ。
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