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●記事提供: ライドハイ編集部
坂道発進でエンストを怖れてやりがちな高い回転の長い半クラッチは、予期せず急に繋がり飛び出す危険が!
ローカル線の線路が盛り上がっている踏み切りや、山間の宿から表通りへ出る交差点など、一旦停止から急な斜面での坂道発進をせざるを得ないシーンで、心臓が破裂しそうな思いを経験したことはないだろうか。
エンストを怖れて、エンジンの回転を高めにキープ、そこへクラッチを滑らせながらミートしようと躊躇していると、予期せずいきなり繋がってしまい、ウイリーしそうな勢いのダッシュに生きた心地がしなかった……
これは半クラッチ状態が数秒以上続くと、何枚ものクラッチ板と組み合わさっているフリクションプレートとが摩擦熱で熱膨張してしまい、半クラッチで駆動力を伝えながら滑っていた隙間がなくなり、瞬時にクラッチが繋がった状態になってしまうことで起きる現象。
半クラッチは日常は1秒、長くても2秒ほどにしかならない前提なので、このいきなり繋がる危険な状態に陥らないためには、坂道発進でも短い半クラッチでスタートできる操作を身につけておく必要がある。
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