ライドナレッジ101

半クラッチは中途半端が多すぎる!?


●記事提供: ライドハイ編集部

エンストを警戒して回転を上げてから、クラッチを徐々に放すのはNG!

発進の半クラッチに失敗してエンスト。これはキャリアのないライダーには一番の恐怖。

下手をすると立ちゴケしかねない、走り出そうとした瞬間にバランスを崩す恐怖は並大抵ではない。

この失敗を恐れるあまり、予めスロットルを捻ってエンジン回転を上げておき、そこへクラッチレバーを徐々に放しながら繋いでいく、警戒心満々の長い半クラッチになりやすい。

しかしこの操作で最もマズイのが、エンジン回転が高い状態で突然クラッチが繋がってしまうケース。

前輪がリフトしたり後輪が横へ滑ったり、トラコンなどフェイルセイフが機能できない浅いスロットル開度なので、慌てて転倒するかも知れない危険な状態に陥る。

それは二輪車のクラッチが、複数枚のクラッチプレートとフリクションプレートが交互に重なった構造のため。

半クラッチで回転が高いと熱膨張して半クラッチになっていた隙間が一気になくなり、いきなり繋がってしまうからだ。


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