ライドナレッジ110

スロットルの遊び調整に学ぶ、怖々探らずに操作できる感覚


●記事提供: ライドハイ編集部

スロットルの遊びは小さ過ぎると神経質で危険でもあるが、遊びが少し大きくても気にならないのはナゼ?

スロットルを捻って(開けて)から実際にエンジンが加速をはじめるまでの時間的なズレ(遅れとかラグ)、いわゆるスロットルを引っ張るワイヤーの引きシロ、その遊びの量が実はとても大事だ。

このスロットルの遊び、2~6mmなどとメーカーが指定しているが、正直2mmでは少ない。

ましてや遊びゼロに近い、全閉からちょっとでも捻るとスロットルが開いてしまう少なさは、回転が高くなるとレスポンスが過敏で、キャリアのないライダーには怖さが募るだけ。

路面が荒れていて、車体が揺れただけでスロットル操作に影響するようでは、キャリアがあっても乗りにくい。

お奨めの遊びは5mm程度。あまりに大き過ぎるのも良くないが、意外に気にならなかったりする……そこにはスロットル操作と人間の感性が”曖昧”だからこそのコツがあるからだ。

ところで最新のバイクでは実際のスロットルワイヤー(ケーブル)がない、電気信号で電子制御するスロットルバイワイヤーと呼ばれる方式も増えつつあるが、意味としては同じなので気にせず読み進めて頂きたい。


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