●記事提供: ライドハイ編集部
4輪モータースポーツの「ナショナルカラー」でイタリアに割り当てられていたのは赤
イタリアを代表するバイクメーカーといえばドゥカティ。そのラインナップされているパニガーレやモンスターにストリートファイターなど、居並ぶのは真っ赤なバイクばかり。
スーパーカーの世界でも、頂点に君臨するフェラーリも真っ赤なイメージ。
ということでイタリアといえば赤を思い浮かべる人が圧倒的に多い。確かに熱い思いの詰まったチャレンジングなバイクには、熱血の赤がふさわしいとは思うが、なぜイタリアが赤なのか?そこにどんな根拠があるのだろうか?
じつはかつて4輪モータースポーツで「ナショナルカラー」、つまりF1をはじめ国際レースを統括するFIA(国際自動車連盟)によって国別に指定された車体色があったのだ。
そこでイタリアに割り当てられたのが「赤」で、100年以上も前に国別対抗に参戦していたアルファロメオやマセラティは真っ赤に塗装されていたというのがはじまり。これも1960年代終盤にスポンサーカラーを纏う時代となり、このナショナルカラーの伝統が薄れてしまった。それでもアルファロメオから独立したフェラーリは、F1をはじめ生産するスーパーカーも真っ赤を守っているというわけだ。
因みにフレンチブルー、ブリティッシュグリーンと車体色にいまも呼び名が残るように、フランスは青、英国は緑で、ある年代層はその車体色に頬が緩むというのをご存知かも知れない。
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