
●記事提供: ライドハイ編集部
アドベンチャー系がツーリングに選ばれる多さから、新しいツアラーのスタイルを各メーカーが模索
アドベンチャー系と呼ばれるカテゴリーのルーツは、砂漠を走るパリダカール・ラリー。1980年、オンロードのツーリングモデルで重く大きなイメージの水平対向ボクサーツインのBMWが、モトクロスバイクに近い競争相手を尻目に優勝して世界を驚かせたことがはじまりだった。
ホンダも単気筒からNXR750と2気筒マシンを開発、これが人気のアフリカツインのベースとなった。
クルマでいえばSUVイメージに近い大柄でいかにもサバイバルに見えるこのカテゴリーは、ヨーロッパだけでなく世界最大のスポーツバイク・マーケットのアメリカで火がつき、巨大パニアケースを装着した重装備でタンデムツアーを楽しむ層を急激に増やしていったのだ。それまで大きなスクリーンやカウルと低い巨大な車体が頂点だったツアラーを、風に逆らおうがアップライトで身構えるスタイルへと流儀から変えてしまったといえるだろう。
このアドベンチャー系モデルでツーリングする層が急拡大したのに対応して、イタリアやオーストリアのメーカーはタイヤをオンロード仕様にして、よりヘビーなツーリングを可能にする電子制御の装備などを加えたツアラーを次々にデビューさせてきた。アフリカツインという、まさにパリダカの中心的存在をベースモデルに持つホンダも、この最新カテゴリーへ参入したのがエンジンも車体もCRF1100系をベースとして共有するNT1100というわけだ。
※本記事は“ライドハイ”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
NT1100 概要 CRF1100Lアフリカツインの1082㏄並列2気筒エンジンと基本骨格を譲り受け、前後17インチホイールでオンロード適性を高めつつ、外装にはX-ADV風のデザインテイストを導入。そ[…]
関連する記事
ホンダは、アフリカツインのエンジンとフレームをベースにスポーツツアラーへと仕立てた新型マシン「NT1100」の日本仕様を発売。欧州仕様で標準装備されたパニアケースはオプション設定となり、ラインナップは[…]
ホンダが放つ最新ツアラー・NT1100。見るからに快適性の高そうなヨーロピアンツアラーだが、果たしてその実力のほどは? プロレーサーでジャーナリストな、『ヤングマシン』誌お馴染み・丸山浩氏が動画徹底解[…]
ホンダは、大型アドベンチャーモデル「CRF1100Lアフリカツイン(Africa Twin)」シリーズの装備を充実させるとともにニューカラーを設定し、2022年モデルとして発売すると発表した。オフロー[…]
本格的クルーザーに乗るのはほぼ初体験という岡崎静夏さん。ホンダレブル1100DCTの新鮮な乗り味に「車とバイクのいいとこ取りね!」と大盛り上がり。DCTの賢さにも驚きながらの試乗だった。 バイクなのに[…]
アドベンチャースピリッツを持つモーターサイクルとして’17年に登場したホンダ「X-ADV」がフルモデルチェンジ。共通プラットフォームを持つNC750Xと同様の変更を受け、さらに音声操作機能[…]