![[サンデーメカニック御用達] アストロプロダクツ店頭で見つけたおすすめ工具×5選](https://young-machine.com/main/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
バイク/自動車を趣味でいじるサンデーメカニックのみならず、プロメカニックたちからも愛されているアストロプロダクツ。モトメカニック編集部が店頭で見つけた新アイテムを5点紹介する。
●文/写真:モトメカニック編集部 ●外部リンク:アストロプロダクツ
ラチェットハンドル:1/4ビットとソケットの二刀流で狭い場所でも扱いやすいラチェット工具
最初に紹介するのは、9段階のフレックヘッドの一方を差込角1/4インチのラチェットハンドルで、もう一方を1/4インチビットラチェットとしたスリムなレンチ。
ラチェットはどちらも72歯ギヤで、指でつまんで早回しに使えるリング付き。ヘッド部分が薄く、ソケットをセットした状態で狭い場所にアクセスでき、幅広い作業で重宝する。全長は120mmと200mmの2タイプが用意されている。
【アストロプロダクツ 1/4DR&1/4HEX 72T ダブルフレックスラチェットハンドル120/200】●価格:3058円/3278円
ソケットの差込部がヘッドから出っ張るのは仕方ないが、ビットホルダーがヘッドに内蔵されているのは低頭化にとってきわめて有効。HEXビットをセットすれば、キャップボルトを回す際の作業スピードが格段にアップする。ラチェットハンドルのプッシュリリースとマグネット保持タイプのビットホルダーは、先端工具の脱落防止に役立ちありがたい。
ハンディ高圧洗浄機:電源や水道がなくても使えるコードレス&自吸式クリーナー
この高圧洗浄機は、100Vの電源コードが不要な上に水道ホースにつながなくても使えるのが魅力だ。バケツに入れた水を吸い上げながら、最大吐出圧力10MPaで高圧噴射できる。
水道栓のないガレージや駐輪場に加えてバルコニーやベランダなど建物の洗浄にも重宝する。18Vバッテリーや充電器は別売り。
【アストロプロダクツ DC18V充電式ハンディ高圧洗浄機PW891】●価格:1万4190円(バッテリー&充電器別売)
先端の噴射口は、作業内容に応じてピンポイントを狙える0度ノズルとワイドな40度ノズルを選択でき、泡噴射が可能なシャンプーボトルも付属。吐出水量は1分あたり5Lで連続使用時間は6分(2.0Ahバッテリー満充電時)。ホース接続部分は市販のジョイントがつながるので、水道栓から給水して使うこともできる。ただしこの場合、蛇口を開けると洗浄機のトリガーを握らなくても水が出るので要注意。
結束バンドツール:締め上げと切断が片手でできて作業効率アップ間違いなし
ホースや配線類をまとめる際に多用する結束バンドの締め付けと切断が片手ででできる便利ツール。対象物に巻いたバンドをプライヤー状のツール先端の隙間に通して、グリップを握ると徐々に締まり、グリップ下部のレバーを握ると締め付けて余ったバンドの先端をきれいに切断できる。切断部分にバリが残りにくいので、ケガのリスクも低下する。
【アストロプロダクツ 結束バンドツール】●価格:1419円
ニッパーを使うとバンドの横から切断することになるが、ツール本体に内蔵されたカッターは正面から切断するためバリが出にくい。バリは手や腕を切る原因となるので、ツライチで切断できる利点は大きい。
マスキングテープにバンドを巻いて切ってみる。バンドが硬かったり手に油分が付着しているとしっかり締め切れないこともあるが、このツールは差込部を押さえながらバンド先端を引くので確実に締め付けできる。ただし締めすぎには注意が必要。
バケットドリー:組み合わせ次第で高圧洗浄機の水も運べて、座り作業にも重宝する多機能アイテム
ペール缶やバケツを入れて転がせる新製品のバケットドリーは、ペール缶クッションをセットすることでロータイプのシートクリーパーに変身する優れモノ。
クルマのメンテを前提としたクリーパーより座面が低いので、バイクのブレーキやホイールメンテの際に背中を丸めず作業できる。ガレージでイス代わりに使うペール缶もスムーズに移動できて快適。クッション/ペール缶/ドリーは別々の販売なので必要なもののみ欲しい人にはありがたい。
【アストロプロダクツ ペール缶クッション】●価格:1529円【ペール缶20L】●価格:1749円【バケットドリー】●価格:2849円
樹脂製のバケットドリーは、屋外作業時にパーツや工具入れとして使える。オカモチやトレーと違って地面を転がせるので移動も容易だ。20Lのペール缶が隙間なく収納でき、ペール缶クッションがぴったりフィットする設計が秀逸。
インパクトドライバー:コンパクトヘッドで高トルク!! 狭い場所で使い勝手良好
エンジンや足まわりのメンテナンスにも使える最大トルク220Nmの強力ブラシレスモーターを採用しながら、従来モデルに比べてヘッド部分の全長を20mm短縮した新製品。
チャック部分はビットホルダー仕様だが、ソケットアダプターを併用することでインパクトレンチとしても使える。分解作業の効率アップに不可欠だ。
【アストロプロダクツ DC18V 充電式インパクトドライバー ID898-220N】●価格:1万8590円(バッテリー&充電器別売り)
作業内容に応じて50/130/220Nmのトルクを選択でき、ビットやソケット先端を明るく照らすLEDライトも装備。ドライバービットが直接付けられるのは、絶版車や旧車ユーザーに便利なポイントだ。専用バッテリーは2.0Ah(5489円)と4.0Ah(1万978円)があり、どちらも専用充電器(2959円)で充電できる。充電による作業中断を避けるため、バッテリーは最低2個は用意しておきたい。
【1/4HEX→3/8DR 変換アダプター/ウォブル変換アダプター】上のインパクトドライバーでインパクトソケットを使用する際に必要なソケットアダプター。ウォブルタイプ(上)には首振り機能があるが、オーバートルクに注意が必要。●価格:572円/594円
【Q-Fit 3/8DR インパクトソケットセット (8個組)】インパクトレンチを多用するようになったら、ソケットもハンドツール用とは別に専用品を用意しておきたい。アストロプロダクツ独自のQ-Fit(クイックフィット)システムはソケット差込形状で特許を取得。サイズは8/10/12/13/14/15/17/19mmの8個組み。●価格:3179円
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
モトメカニックの最新記事
“機械遺産”のコンディションをどう維持するか 電気自動車や電動バイクの普及が進めば進むほど、旧車や絶版車ムーブメントは一段と熱くなりそうだ。内燃機関に対する注目度が高まるのと同時に、ユーザー自身は“機[…]
擦らず拭くだけでOK。デリケートな素材も傷つけることなく赤サビを除去できる バイクや自動車の部品はもちろん、橋梁/建築物/工具/アウトドア用品の材料として当たり前のように使われている鉄素材。豊富な埋蔵[…]
車種別専用パーツのラインナップも豊富なキジマ バイクメーカーが開発するニューモデルは、ビギナーからベテランに至る幅広いニーズに応えるべく仕様を決定しているが、それでもすべてのライダーの希望を叶えられる[…]
メンテナンスで覚えて、カスタムで楽しむホンダのモンキー&ゴリラ シフトアップ製88ccキットを組み込み、ノーマルキャブのままでセッティング変更せずに普通に走ることができた、6ボルト仕様の初期型黄色ゴリ[…]
ネットで注文できる1サイズ&1プライスガレージ。完成状態で運搬されてクレーンで据え置きされる サンデーメカニックなら誰もが知る工具ショップ・アストロプロダクツのホームページ上に「BIKE小屋」という商[…]
最新の関連記事(工具)
エンジンがかかりにくい→完全停止へ 今回直したのはスズキのZZです。2000年代初頭に登場した50ccスクーターで、「通勤快速」として人気を博し、油圧ディスクブレーキやアルミホイールなど、当時としては[…]
スパナやレンチの長さが違うのはナゼ? 工具箱に並ぶスパナやレンチ。 10mm、12mm、14mm…サイズごとに全長が違うのは、当たり前の光景ですよね。これもそうだし。 コッチもそう。狭所作業用の短いス[…]
【ご注意】本記事は、エンジンオイルの過剰注入がエンジンに与える影響を確認するための実験であり、一般使用車両での実施や再現を推奨するものではありませんのでご了承ください。 オイルの規定量は守らなくちゃイ[…]
エアインパクトレンチ:手のひらに収まるサイズで500Nmを発揮。狭い場所で活躍する力自慢 ガレージにエアコンプレッサーを導入したら、まず揃えておきたいのがエアブローガンとエアゲージ、そしてインパクトレ[…]
ソケットセット:ツールキャビネットの引き出しにそのまま収まるトレイ付きZ-EALセット ラチェットハンドルもソケットも、専門メーカーのノウハウを注入して開発されたZ-EAL。その代表的アイテムをセット[…]
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
エンジンがかかりにくい→完全停止へ 今回直したのはスズキのZZです。2000年代初頭に登場した50ccスクーターで、「通勤快速」として人気を博し、油圧ディスクブレーキやアルミホイールなど、当時としては[…]
“機械遺産”のコンディションをどう維持するか 電気自動車や電動バイクの普及が進めば進むほど、旧車や絶版車ムーブメントは一段と熱くなりそうだ。内燃機関に対する注目度が高まるのと同時に、ユーザー自身は“機[…]
大和ハウスグループが手がけたD-Wash 愛車を長持ちさせるためにも、大切にしたい「洗車」という作業。 汚れの放置はサビや各部品の劣化が進むことにもつながるし、洗車をしながら、緩んでいるボルトやパーツ[…]
擦らず拭くだけでOK。デリケートな素材も傷つけることなく赤サビを除去できる バイクや自動車の部品はもちろん、橋梁/建築物/工具/アウトドア用品の材料として当たり前のように使われている鉄素材。豊富な埋蔵[…]
スパナやレンチの長さが違うのはナゼ? 工具箱に並ぶスパナやレンチ。 10mm、12mm、14mm…サイズごとに全長が違うのは、当たり前の光景ですよね。これもそうだし。 コッチもそう。狭所作業用の短いス[…]
人気記事ランキング(全体)
日本を代表するツーリングロードのティア表だっ! 「次のツーリングは、どこへ行こう?」 そんな嬉しい悩みを抱える全てのライダーに捧げる、究極のツーリングスポット・ティア表が完成した。 ……いや、そもそも[…]
Z1、GPz900R、Ninja ZX-9Rから連なる“マジックナイン”の最新進化系 カワサキは、948cc並列4気筒エンジンを搭載したスーパーネイキッド「Z900」および上級モデル「Z900 SE」[…]
幻のヤマハロータリー〈RZ201〉 1972年東京モーターショウの最大の話題は彗星のように登場したこのローターリー車だ。水冷・横置きツインローターを搭載、また前輪とともに後輪にもディスクブレーキを採用[…]
涼しさの心臓部。それは「素材」と「構造」の魔法的組み合わせ うだるような暑さと、じっとりと肌にまとわりつく湿気。毎年繰り返されるこの季節に、多くの人が少しでも快適に過ごせる服を探し求めている。そんな中[…]
機能性を損なうことなく利便性を高めた、期待の新製品 おたふく手袋は、長年、多くのプロフェッショナルから信頼され続けている老舗軍手メーカー。同社が展開する「BODY TOUGHNESS(ボディタフネス)[…]
最新の投稿記事(全体)
州知事や政府関係者のほか、従業員も参加し祝う 四輪車はもちろん、ビジネスジェット機でも知られ、最近では再使用型ロケットでも話題のホンダ。その始まり、つまり「祖業」は二輪車にある。 スタートは自転車用補[…]
2024年モデル概要:XSRらしさを受け継いだ末弟 海外で先行して展開されていたXSR125の国内導入が明かされたのは、2023年春のモーターサイクルショーでのこと。発売は同年の12月8日だった。 X[…]
似ているようでカブとはまったく違うのだ アウトドアテイストの強いCT125ハンターカブが人気だからといって、ここまでキャラクターを寄せてくることないんじゃない? なんて穿った見方で今回の主役であるPG[…]
懐かしのスタイルに最新技術をフル投入! 2025年3月の東京モーターサイクルショーで詳細が発表されたヨシムラヘリテージパーツプロジェクト。対象機種は油冷GSX-R750とカワサキZ1となっており、GS[…]
実績豊富なディーラーによる絶妙なバランス感覚 全国のハーレーダビッドソンジャパン販売網がカスタムの腕とセンスを競うコンテスト『バトルオブザキングス』にて2年連続で日本一になった実績を持つワタナベモータ[…]
- 1
- 2