
国内外の有名ブランド工具を取り扱う中で「こんな工具があればいいのに」「こうすればもっと使いやすいのに」といった発想が生まれ、独自企画で製品化されるのが、横浜にヘッドオフィス兼販売店を構えるワールドインポートツールズ(WIT)ブランドのオリジナル工具だ。
●写真/文:モトメカニック編集部 ●外部リンク:ワールドインポートツールズ横浜
タイヤバルブコア専用トルクドライバー:タイヤバルブコアもトルク管理が必要? 安全装備の進化に対応する専用ツール
適当な力で締めたらバルブの頭にちょっとツバをつけて、空気が漏れてこなければOKという昔ながらの整備方法に代わり、エアーモニターを機能させるためにバルブコアの締め付けまで指定されるのが最近の車。0.4Nmのトルクアダプターにより適正トルクで作業できる。
ノズルクリーニングツール:ジェットサイズにフィットするピンが20本。キャブレターメンテナンスで重宝!
キャブレターのジェットの穴径は重要で、太い針金などで内部を傷つけるとセッティングに影響することもある。このツールは0.45~1.50mmまで0.05mm刻みの20サイズのピンがセットとなっており、ジェットと同径のピンで詰まりや汚れを取り除くことができる。
首振りラチェットレンチ:シブイチソケットとシブイチビットを使い勝手に応じてセット。狭い隙間も得意!
狭い場所で重宝する1/4ソケットの使い勝手をさらにアップさせる、首振りメガネタイプのレンチ。一方は72ギアでプッシュリリースタイプの1/4ラチェットレンチ、もう一方は同じく72ギアの1/4ビットレンチで、作業内容に応じて使い分けが可能。全長はショート121mm/ミドル165mm/ロングが234mm。
左/ドライバーやヘックスビットが使えるビットレンチは早回しに便利な円盤付き。ヘッド幅は18mmで狭い隙間でも使いやすい。右/1/4ギアレンチの用途は1/4ラチェットハンドルと同じだが、ヘッド部分が圧倒的に小さく首が振れるので使い勝手が良い。 [写真タップで拡大]
ドロップハンマー:無反動ハンマーのヘッド単品(!?)はハンドルが邪魔な場面で効果を発揮!
ドイツ・ハルダー(HALDER)製のドロップハンマーは、無反動ハンマーのヘッドだけを製品化したようなユニークな工具。柄が邪魔でハンマーが振れない、カラーやダウエルピンを真っ直ぐ押し込みたいときなど、手首のスナップだけで使えて、人気急上昇中。
【ハルダー スーパークラフトドロップハンマー】●サイズ:3408-020(ヘッド径20mm)/025(同25mm)/030(同30mm)/040(同40mm) ●販売価格:3190円/3718円/3520円/4818円 [写真タップで拡大]
体勢不十分でハンマーが使えない場合に自重を利用して強い打撃力を与えられる。奥まった部分を叩きたい時は、対象物に当てたこのハンマーを別のハンマーで叩くことで、ポンチのように力を伝達できるのも魅力。 [写真タップで拡大]
タップビット:アヤしい雌ネジをサッと修正。ビットホルダーで回せるコンパクトビット
通常のタップハンドルが使いづらい場面で、ビットホルダーやラチェットハンドルで回せる1/4ビット仕様のユニークなタップ。ヴェラ(WERA)製なので性能面は間違いなく、修理やレストアで大いに活躍するはず。ハンドツールだけでなく電動工具への取り付けも可能。
ラインナップはM3×0.5/M4×0.75/M5×0.8/M6×1.0/M8×1.25/M10×1.5の6種類。ビットホルダーを介して、ドライバー/ラチェットレンチ/電動ドリルドライバーなど多様な駆動工具で使用できる。 [写真タップで拡大]
ヘキサゴンレンチ:本締めから早回しまで全対応。整理整頓に便利な専用ホルダー付き
ハンドルがスライドするT型ヘキサゴンレンチはいくつかのメーカーから発売されているが、WITレンチは早回しに便利なアルミ製フリーグリップを装備しているのが特長。2.5/3.0/4.0/5.0/6.0mmの5本セットは、壁面収納に便利なマグネットホルダー付き。
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