
バイクいじり経験を積んだベテランの中にも、電気への苦手意識を払拭できないサンデーメカニックは少なくない。理解できるところから始めるためにも、まず持っておきたいのがサーキットテスターで、もうひとつハードルを超えるために注目したいのが、リード線に取り付けるアタッチメント類だ。本記事では、工具専門店のストレートが販売しているテストリードアタッチメントセットをはじめ、電気系のツール等を紹介する。
●写真/文:モトメカニック編集部 ●外部リンク:ストレート
- 1 テストリードアタッチメントセット:汎用性の高いバナナプラグを装備。検電作業がはかどる極細ニードル
- 2 スパークテスター:エンジンを回しながら点火系をチェック。ターミナルナットが外せるニューモデル
- 3 ジャンプスターター:多機能なのにコンパクトなポータブル仕様。バッテリー上がりからスマホ充電までOK
- 4 バルブステムシールプライヤー:ラウンド形状の先端で優しく包む、バルブステムシール取り外し専用品
- 5 スプレーシーラントリークリペア:柔軟かつ強力なゴム皮膜でオイルや水漏れを外から塞ぐ
- 6 メンバーズカタログ:新たな発見がいっぱい。総ページ数320p/掲載アイテム3660点の圧巻仕様
- 7 あなたにおすすめの関連記事
- 8 最新の記事
テストリードアタッチメントセット:汎用性の高いバナナプラグを装備。検電作業がはかどる極細ニードル
多くのテスターで使われているバナナプラグを用いたストレートのアタッチメントセットは、テスター付属品のテストリードでは届かないカプラーの裏側の端子に触れる極細ニードルや、配線やギボシ端子を掴めるみの虫クリップをまとめたもの。
測定部分にテストリードが届かない時、バッテリー電圧を測定しながらエンジン回転を上げたい時に便利。極細ニードルとみの虫クリップを活用すれば、知らぬ間にリード線が外れて測定失敗…といったミスも防げる、電気好きにとっての必須アイテムだ。
両手がフリーになれば、落ち着いて測定作業ができ、テスターリードの接触不良を回避することで正しい測定結果を得られ、電気に対するコンプレックス解消の一助になるだろう。
【ストレート テストリードアタッチメントセット 15-1452】●価格:1480円
極細ニードルはストレート/45°/90°の3タイプで、配線の状況に関わらず測定場所にアプローチできる。許容電圧は30V。
テストリードと素子を素手で掴むと測定数値が変わる場合に最適な、みの虫クリップ。両手がフリーになるのも大きな利点だ。
スパークテスター:エンジンを回しながら点火系をチェック。ターミナルナットが外せるニューモデル
プラグキャップとスパークプラグの間に割り込ませるだけで、点火状態が目で見て分かるテスター。光るプラグキャップは昭和の時代から存在するが、ストレートの新型はターミナルナットが着脱できるため、バイクに多いナットレス仕様のプラグキャップにも対応する。
【ストレート スパークテスター 15-530】 ●価格:380円
3気筒エンジンなのに、たぶん2気筒しか燃えていない……。そんな時にこのテスターを使えば、プラグに火が飛んでいるか否かが判断できるので、修理の目星が付けやすい。
ジャンプスターター:多機能なのにコンパクトなポータブル仕様。バッテリー上がりからスマホ充電までOK
冬期にしばらく乗らなかったり、出先の駐車場でハザードランプを点けっぱなしにして一時的に弱ったバッテリーを回復させる、携帯サイズのジャンプスターター。LEDライトやスマホ充電に使えるUSBポートもあるので、夜間作業や災害時の電源としても役立つ。
【ストレート ジャンプスターター 17-209】●価格:9800円
ジャンプスタートに使用する際は、車両イラストのキャップを開けてバッテリークランプケーブルを接続する。クランプ形状がバイク用バッテリーに使いにくいのが残念。
バルブステムシールプライヤー:ラウンド形状の先端で優しく包む、バルブステムシール取り外し専用品
バルブステムシールリップの硬化はオイル下がりの原因のひとつで、対応はステムシールを交換するしかない。プライヤーやラジオペンチが滑ってどうしようもない時にも、このプライヤーがあればバルブステム頂部に圧入されたシールを確実に取り外すことができる。中でも、バルブリテーナー径が小さい4バルブヘッドでは、専用工具のありがたみを実感できる。
【ストレート バルブステムシールプライヤー 19-383】●価格:1620円
スプレーシーラントリークリペア:柔軟かつ強力なゴム皮膜でオイルや水漏れを外から塞ぐ
自社開発製品の比率が圧倒的に高いものの、ストレートが取り扱う3000点以上の製品の中には他ブランドのものもある。ケミカル製品で有名なパーマテックスもそのひとつで、中でも水漏れやオイル漏れを表面からスプレーして止めるリークリペアは大容量でリーズナブルと好評だ。
【パーマテックス スプレーシーラントリークリペア PTX82340 36-82340】●内容量:340g ●価格:3830円
硬化後も柔軟で膜厚なゴム皮膜となることで、クランクケースやオイルパンからのオイルや水漏れを止めるリークリペア。0.1mmmまでの隙間にも対応するが、圧力が加わる部分やガソリン漏れには使用できない。
メンバーズカタログ:新たな発見がいっぱい。総ページ数320p/掲載アイテム3660点の圧巻仕様
必要な工具が決まっている時はネット経由で購入するのが楽だが、「何か使いやすい工具はないかな?」と探す場合は紙のカタログの方が重宝する。そんな声に支えられて、ついに21版目となったオリジナルカタログ。写真やイラストも豊富で、見ていて飽きない。
【ストレートクラブ メンバーズカタログ 第21版 00-0210】●価格:300円
商品掲載点数は3660点に上り、頻繁に店舗を訪れている自負があるサンメカでも、見落としていた工具を発見できる。製品ごとのスペックをじっくり比較できるのもカタログならでは。
※記載した価格は、すべてストレート会員価格です。 ※本記事は“モトメカニック”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
あなたにおすすめの関連記事
コンパクトさにこだわるZ-EALと、基本性能の高さが魅力の汎用セット〈Z-EAL 3/8ソケットセット 3286Z/3210M〉 汎用ソケットにはメタルケース入りセットが何種類もあるが、Z-EALのメ[…]
サビ取りのプロ=NAKARAIのケミカルシリーズを使ってケア 樹脂製のカウルやカバーに覆い尽くされた現行車と違って、金属パーツならではの重厚さを感じられるのが絶版車の魅力。'76年に製造されたカワサキ[…]
ついに登場したフロントグリップ。クニペックスならではの剛性を実感 アゴの先端に縦溝を刻むことで、十字穴が潰れたネジや角が丸くなったボルトを回せるフロントグリップを採用した新型プライヤー。同様のアイデア[…]
カシメに必要不可欠な電工ペンチ ギボシ端子カシメに使う圧着電工ペンチは様々なメーカーから発売されているが、今回紹介するデイトナ取り扱い製品は、様々な機能がオールインワンになっている。実際に作業を進めて[…]
狭いところで大活躍! 作業効率が上がる小型ラチェット 目の前にボルトが見えているのに、工具が使えない時ほどストレスを感じることはない。普段はギアレンチを多用しているのに、ボルトの周囲が狭くてリング部分[…]
最新の記事
- 「カワサキ初のレーサーレプリカ」ライムグリーンカラーを導入した初の大排気量車:カワサキZ1000R【あの素晴らしい名車をもう一度】
- 変化を一気見! カワサキ「Z900RS」歴代カラー大図鑑【2018~2025年モデル】
- 2025MotoGPヘルメット勢力図は5社がトップを分け合う戦国時代へ突入! 日本の3メーカーに躍進の予感!?
- 【SCOOP!】スズキ「GSX-8」系にネオクラが存在か!? 丸目のGS&クーリーレプリカ復活希望!!
- 「初の100ps超え!! 」全面改革で進化した第二世代のZ:カワサキZ1000J【あの素晴らしい名車をもう一度】
- 1
- 2