台湾初のライトウエイトカフェレーサー!

ロイヤルエンフィールドのコンチネンタルGTを現代的にアレンジ【ミダス ロイヤル by ラフクラフト】

30周年を迎えたヨコハマ ホッドロッド・カスタムショー(以下HCS)に展示されていたラフクラフトのミダス ロイヤルは、物凄くコンパクトかつ軽量に仕上がっていた。ベースとなったのはロイヤルエンフィールドのコンチネンタルGT。いかにも走りそうな雰囲気を全身から放っていた。


●文:ミリオーレ編集部(小川勤) ●写真:長谷川徹 ●外部リンク:ロイヤルエンフィールド東京ショールーム

コンセプトはエンデュランスカフェ

ロイヤルエンフィールドは 2017年の EICMAで「コンチネンタルGT650」と「INT650」を発表し、その翌年に市販モデルを公開。ラフクラフトが手がけたミダス ロイヤルは、その市販モデルの発表に合わせてEICMAのロイヤルエンフィールドブースで公開されたマシンだ。

台湾のカスタムビルダー、ラフクラフトのオーナー&デザイナーであるウィンストン・イェー氏は、先日開催されたHCSにも来場。イベントのオープニングで行われたライドでは、自らミダス ロイヤルを駆った。

ミダス ロイヤルのイメージは往年の耐久マシン。ハーフカウルにも見えるタンク&フロントカウルは実はタンクカバーで、この中にはノーマルタンクがきちんと装着されている。スプリットカウルと呼ばれるこのカバーは、鳥が翼を畳んでいるような佇まいで、今にも飛び立とうとする躍動感をイメージ。

リヤサスペンションはモノショック化してスポーティな雰囲気に。ホイールはカーボン製で大幅な軽量化を施している。

サイドから見るとフロントカウルと一体にも見えるタンクカバー。ノーマルの面影はエンジンしかないが、タンクカバーの中には実はノーマルタンクが入っている。

タンクカバーは、鳥が翼を畳んだようなシルエットを意識。飛び立つ寸前の躍動感をイメージしている。

ゼッケンカウルをイメージさせるリヤシートカウル。フロントカウルは小柄だが存在感のある顔付き。

サイレンサーはSCプロジェクト製だが、エキパイは手曲げによるワンオフ。丸みを帯びたクラシカルなエンジンを包み込むようにエキパイが通る。このマシンの美しさを表現している部分でもある。

ホイールはBST製のカーボン。ブレーキ周りはベルリンガーで統一。フロントフォークはオーリンズ製の倒立に。

コンチネンタルGTは本来は2本ショック仕様だが、ミダス ロイヤルはスイングアームをワンオフで製作してモノショック化。もちろんフレームも作り直している。

メーターすらないとてもシンプルでタイトなコクピット。ブレーキマスターシリンダーはベルリンガー製だ。

ラフクラフト代表のウインストン氏。HCSにも来場し、多くの日本のファンと交流していた。

ライドで自らミダス ロイヤルを駆るウインストン氏。目玉ジャケットを着用しているムーンアイズ代表の菅沼氏とも記念撮影。

ラフクラフトは台湾のビルダーだが、台湾はカスタムの規制が厳しいため欧州を中心に活動している。

ミダス ロイヤル by ラフクラフトがロイヤルエンフィールド東京ショールームに登場!

HCSで注目を集めたミダス ロイヤル by ラフクラフト。好評により12月6日(火)〜23日(金)までロイヤルエンフィールド東京ショールームに展示されることが決定!

ショールームは通常、土日祝日は休みだが、12月11日(日)のみ10〜17時まで特別オープンする。1日限りの開催だったHCSの会場に足を運べなかった方は必見! ぜひショールームへ!


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