
ウイングレットを初装着したS1000RRや最高速度314 km/hをマークしたスーパースポーツ最上位モデルのM1000RR、そしてMを冠した初のネイキッド・M1000Rなど新モデルが続々と発表されているBMW。今回は、ボクサーエンジン搭載の万能ロードスター・R1250Rの最新形がリリースされた!
●文:ミリオーレ編集部(村田奈緒子) ●外部リンク:BMWモトラッド
環境にもやさしい軽快な走りを実現
ロードスターを意味するRをイニシャルにもち、R1200Rの後継として2019年に登場したR1250R。アップライトポジションが生み出す万能性の高さが人気で、ボクサーツインエンジンだけが持つ低重心な車体は、驚くほど軽快なリーンを約束。それが疲労軽減や長距離移動のしやすさに貢献する。
最新のボクサーツインエンジンは、ユーロ5規制にも対応し、136psの最大出力と14.58kgf-mの最大トルクを発生。シフトカムを採用することで、全域で速さとスムーズなスロットル特性を約束してくれる。パワフルなエンジンと電子制御サスペンションが爽快で快適なライドをかなえてくれる。
2023年モデルでは、ダイナミックトラクションコントロールと新しいECOドライビングモードを搭載。ECOドライビングモードではスロットルカーブをソフトにし、エンジントルクを適度に制限することで、燃費効率の高い走りを実現。
ECOドライビングモードでは、TFTカラー ディスプレイの上部ステータスラインに効率具合を表示。また、重い荷物を抱えた状態での追い越しや上り坂といったトルクが必要なシーンでは、ライドモードボタンを使用して、すばやく別のモードに切り替え力強い走りを得ることが可能だ。
カラーバリエーションは3タイプ。グレイッシュなベーシックモデルに加え、スポーツモデルとトリプルブラックモデルがラインナップ。国内での発売時期や価格はまだ未発表だが、ロングツーリングの相棒として候補にしたい1台だ。
ディテールをチェックしてみよう!
ヘッドライトはLED。オプションで曲がった方向を照らしてくれるアダプティブターニングライトを用意。ウインカーが新しいデザインになり、近未来的なデイタイムランニングライトも装備する。 [写真タップで拡大]
ライダーは様々な目的に合わせて理想的な画面表示を選択することが可能。また、リアルタイムおよび最大バンク角、ABS ProやDTCなどの介入度合いを表示するスポーツコアスクリーンも用意されている。 [写真タップで拡大]
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