ネイキッドにもMotoGPテクノロジーを注ぐドゥカティ

【208psのストリートファイターが一新。サーキットに特化したSP2も登場】ドゥカティ ワールドプレミア2023 エピソード5

新たに登場したストリートファイターV4 SP2は415万5900円

サーキットで最高の性能を発揮するための「ファイト・フォーミュラ」コンセプトをさらに昇華させたストリートファイターシリーズ。このコンセプトには「バランス」と「いつでも発揮できる惜しみない性能」の2つの意味が込められており、それを具現化したのが新しく登場したストリートファイターV4 SP2である。

さらにエピソード5のタイトルは『Push forward』であり、その先をさらにプッシュしたいライダーのためのツールとして用意されたのがSP2なのだ。

前途したストリートファイターの変更点にプラスして、各部にカーボンパーツが奢られ、ホイールはSのアルミ鍛造よりも1.4kgも軽量なカーボン製。サスペンションはパニガーレV4と同じスプリングレートのオーリンズ製電子制御を採用する。

さらにクラッチはSTM製の乾式。ブレーキキャリパーはブレンボ製のステルマRで、より深いバンク角を実現するためアジャスタブルステップも採用。V4Sより確かに価格は上がるが、この装備を見れば納得のはず。そのディテールを見ていこう!

MotoGPおよびスーパーバイク世界選手権のプレシーズンテストからヒントを得たウィンターテストカラーを採用。マットブラックのボディにマットブラックのカーボンホイール&ウィングを採用。光沢のあるレッドをアクセントに使い、アルミタンクはヘアラインを残した仕上げ。

アルミの質感とマットブラックのコントラストが美しい仕上げ。パーツのグレードアップだけでなく、デザインも鋭く見せているのがSP2だ。

ストリートファイターV4Sとはまた異なる存在感を放つSP2。

ストリートファイターのラインナップの頂点モデルであるSP2は、ハンドルにシリアルナンバーが刻印される。

ホイールはカーボン製で、軽快なハンドリングに貢献。クラッチはSTM製の乾式。スロットルを戻した際やシフトダウン時のフィーリングが別物になる。

前後サスペンションはパニガーレと同じバネレートが与えられたオーリンズ製。サーキット走行に特化した仕様だ。

バイプレンウイングにはトリコロールをあしらう。制御などは新しくなったストリートファイターシリーズを踏襲する。

【’23 DUCATI Streetfighter V4 SP2】主要諸元 ■軸距1488 シート高845(各mm) 車重196.5kg(装備) ■水冷4ストV4気筒 1103cc 内径81×行程53.5mm 圧縮比14:1 最高出力208ps/13000rpm 最大トルク12.5kg-m/9500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L ■キャスター24.5°/トレール100mm ブレーキ形式F=φ330mmWディスク+4ポッドキャリパー R=φ245mmディスク+2ポッドキャリパー タイヤサイズF=120/70-17 R=200/60R17 ●415万5900円


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