
アメリカンクルーザー×ロードレースの新しいモーターサイクルカルチャーとして注目を集めている「キング・オブ・ザ・バガーズ」。2022年シーズン、ライバルのハーレーダビッドソンを抑え、インディアンモーターサイクル(以下インディアン)のファクトリーライダーであるタイラー・オハラがチャンピオンに輝いた!
●文:ミリオーレ編集部(村田奈緒子) ●外部リンク:インディアンモーターサイクル[ポラリスジャパン]
話題のバガーロードレース、2022年の勝者はタイラー・オハラ!
9月9日、ニュージャージー・モータースポーツ・パークで開催された「キング・オブ・ザ・バガーズ」最終レース。雨が降り、車両重量が300kg近いバガー(大容量パニアバッグを備えたクルーザーモデル)が豪快に水しぶきをあげるコンディションのなか、タイトル争いが繰り広げられた。
最終戦のチャンピオンシップ・ポイントレースで3ポイントのリードを保っていたトラビス・ワイマン(ハーレーダビッドソンのスクリーミングイーグルに乗る)が、2周目の半ばで転倒。スタート時は4位だったタイラー・オハラが着実にレースを進め、2位入賞を果たした。
ウエットコンディションを得意とするタイラー・オハラ
ウェットコンディションを得意とするタイラー・オハラが着実にポイントを獲得し、「キング・オブ・ザ・バガーズ」2022のチャンピオンに輝いた。
「チャンピオンを獲得できたのは(チームメイトの)ジェレミー・マクウィリアムズのサポートと我々の協力がすべてを変えた状況であり、彼のサポートとインディアンチーム全体のたゆまぬ努力に、これ以上ないほど感謝しています。この1 年間、チームのメンバー全員が多くの犠牲を払ってきました。表彰台に立ち、彼らと共にチャンピオンシップを祝うことは、我々のコミットメントの証であり、夢が実現したことにほかなりません。今シーズン、心血を注いだ素晴らしい才能豊かなメンバーのために、王座とナンバーワンのプレートを取り戻せたことを誇りに思います」と、タイラー・オハラは語った。
元MotoGPライダーのジェレミー・マクウィリアムズも活躍!
今シーズンよりインディアンのファクトリーライダーとして加入したジェレミー・マクウィリアムズ。「キング・オブ・ザ・バガーズ」では新人ライダーながらも、第2戦デイトナでの優勝と総合4位入賞という好成績を残した。
「ジェレミーの専門知識と経験、タイラーの技術と競争力のあるエネルギーは、本当に特別なものです。この2人に、クルーの専門知識、コミットメント、ハートが加われば、チャンピオンシップを手にすることができる。インディアンの皆を代表して、私は我々のチームと我々が今シーズン達成したことを誇りに思う」と、インディアンのレーシング、サービス、テクノロジー担当の副社長、ゲイリー・グレイは語った。
インディアン・モーターサイクルのファクトリーライダー、ジェレミー・マクウィリアムズ。本格的にレースを始めたのは24歳と遅かったが、1993年に29歳で世界グランプリデビュー。GP250クラスで1勝、GP500クラスでポールポジション獲得経験もあるつわものだ。 [写真タップで拡大]
MotoAmerica YouTubeでレースをチェック!
フルウエットのなか、バガーで攻め合うレースは必見。バガーで攻める必要はあるのか? という素朴な疑問を吹き飛ばすかのような熱戦に夢中になること間違いなし!
10月15日にINDIAN RIDERS DAY JAPAN開催! @サンメドウズ清里スキー場
10月15日(土)、インディアンオーナーとファンが集うイベント『INDIAN RIDERS DAY JAPAN』が山梨県・サンメドウズ清里の特設会場にて開催される。
『INDIAN RIDERS DAY JAPAN』は、今年から日本に導入されたインディアン公式のオーナーコミュニティ『INDIAN MOTORCYCLE RIDERS』(IMR)と IMR メンバーによって構成される『INDIAN MOTORCYCLE RIDERS GROUPE』(IMRG)の公式イベント。ゲストトークショーやワークショップの開催、ビンテージインディアンの展示、バイクゲームや抽選会など、コンテンツ盛りだくさん。
会場で販売されるイベント限定のプレミアムデザイングッズは、事前に最寄りのインディアンディーラーへ注文すれば手に入れられるチャンスも。遠方で会場に足を運ぶのが難しいファンは要チェックだ!
INDIAN RIDERS DAY JAPAN(インディアン ライダーズデイ ジャパン)
⚫ 日 時: 2022 年10月15日(土)10:00〜
⚫ 会 場: サンメドウズ清里・特設会場(山梨県北杜市大泉町西井出 8240-1)
参加費無料のイベント詳細は、こちらをチェック!
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