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ドゥカティはワールドプレミア2023として9月から2023年モデルを随時発表。そのエピソード1としてストリートファイターV4ランボルギーニがMotoGP第14戦サンマリノGPの週末に発表された。2020年に発表されたドゥカティ×ランボルギーニのディアベル1260に続き、ランボルギーニとのコラボは2回目。ディアベル1260ランボルギーニと同じ世界630台の限定車で、ランボルギーニのウラカンSTOとまったく同じカラーが特徴だ。
●文:ミリオーレ編集部(小川勤) ●写真:ドゥカティ ●外部リンク:ドゥカティ
イタリアン同士の究極のコラボ第2弾!
過去にこれほどド派手なドゥカティの市販車があっただろうかーー。MotoGPで♯63をつけてファクトリーのドゥカティを駆るフランチェスコ・バニャイヤの手によってアンベールされたストリートファイターV4ランボルギーニを見た瞬間にそう思った。
今回、ドゥカティのストリートファイターV4とコラボしたランボルギーニのウラカンSTOは、歴代ウラカンの中でもっともパフォーマンスが高いモデル。
車名に付くSTOは、スーパー・トロフェオ・オモロガータの頭文字。スーパー・トロフェオはランボルギーニ主催のワンメイクレースの名称で、オモロガータはイタリア語で認証の意味。STOは、スーパー ・トロフェオ用のレーシングカーをベースとし、公道走行に必要な認証を得たモデルなのである。
ドゥカティとランボルギーニのファクトリーは20kmしか離れておらず、同じフォルクスワーゲングループということでコラボが実現。イタリア、スポーツ、製品に不可欠なエレメントがデザインにあるという価値観を共感しつつ、開発が進められていった。車体サイドにあしらわれた63はランボルギーニの設立の年だ。
ストリートファイターV4ランボルギーニはその数字にちなんで世界限定630台が生産される。
また、発表会では、ランボルギーニオーナー用の63台限定のAdditional Limited Editionもアンベール。こちらはグレーベースとなっていたが、自身が持っているランボルギーニと同じボディカラー&ホイール、そしてフロントブレーキキャリパーは標準色に加えて、イエロー、レッド、ブラック、カリフォルニアオレンジから、シートは4種類から選択可能とのことだ。
ちなみにランボルギーニとのコラボ第1弾のディアベル1260ランボルギーニは、国内導入台数も少なく争奪戦に。価格や日本導入時期は未定だが、欲しい方は早めに動いた方が良いかもしれない。
それでは、ストリートファイターV4ランボルギーニのスペシャルなスタイリングとディテールを見ていこう!
超高性能ランボルギーニであるウラカン STO にインスパイアされたド派手なデザインが特徴。カラーリングは、ウラカンSTOと同じ「Verde Citrea」のベースに「Arancio Dac」のコントラストカラー。デスモセディチストラダーレエンジンは1103ccで、208psを発揮する。
映画「ジョーカー」をイメージしたフロントマスクの迫力は健在。片持ちスイングアームにランボルギーニと共通デザインの極太ホイールを履く。サイレンサーはカーボン製エンドキャップを備えたチタン製のアクラポヴィッチ製だ。
ウイングレットを4枚装備する異色のネイキッド。208psを暴れさせない電子制御と合わせて、走りに大きく影響する。
フロントフェンダーは、ランボルギーニ「コファンゴ」(ボンネットとフェンダーにバンパーを組み合わせたコンポーネント)に統合されたエアベントにヒントを得てい流。ウイング、ラジエターカバー、タンクカバー、テール周りにはカーボン製のパーツが奢られている。
クラッチは乾式。カーボンカーバーも同胞される。ホイールはランボルギーニと同じデザイン。センターナットはチタン製だ。リヤタイヤは200/60サイズのピレリ製ロッソクワトロコルサを履く。
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