バイクはハンドルを切るのではなく「車体を傾けて曲がる乗り物」というのは、当然わかっている。それに「余計な力を入れるな」とも言われる。だけど、そもそも力を入れなければ車体を傾けられないんじゃないの? この矛盾、どうしたモノか……。
●まとめ:ミリオーレ編集部 ●外部リンク:KUSHITANI LOGS
バイクの傾け方に良し悪しがある!?
いままで何度か解説してきたが、前進しているバイクの車体を傾けると、傾いた方向に自然にハンドル(前輪)が切れる。これを「セルフステア」と呼び、バイクが曲がる仕組みの大前提なので、この動きを邪魔しないように乗るのが上手く操るコツだ。
セルフステアを生むためには、車体を傾ける必要があるが、果たして皆さんはどうやって傾けているのだろうか? そう聞かれたら、おそらく「重心移動で傾ける」と答える方が多いだろう。これはもちろん正解だ。
それなら、どうやって「重心移動している?」と聞かれると、「……」と答えに窮するのではないだろうか。実際に停めたバイクに跨って、曲がるアクションを試してみると、意外と普段どうやっているのかきちんと再現できない場合が多い。そして、なんとなく「エイッ」っと上半身や腰を捻って曲がりたい方向に車体を寝かそうとしているパターンが多い。
※本記事は“ミリオーレ”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
車体の傾きに合わせて前輪が切れる「セルフステア」をおさらい ライテクをマナボウ第1回目「♯01 バイクはなぜ難しいのか?」でも解説しているが、バイクは走りながら車体を傾けると、自然にハンドルが切れて曲[…]
いまどきのビッグバイクは猛烈にパワーがある 2ストレプリカ全盛期の80年代は、スポーティに走るには「パワーバンドをキープ」と言われたこともある。パワーバンドとは、文字通りもっともパワーを発揮できる回転[…]
ゆっくりの操作や長い半クラッチでもショックは消せない シフトダウン時のショックは、基本的に前回の「♯15 ショックのないシフトアップ」と同じで、エンジンと後輪側(トランスミッション)の回転差が原因だ。[…]
エンジンがかからなくなった「状況」は? たとえば冬場などに何カ月も動かしていなくて、いざ乗ろうとしたらエンジンがかからないような場合は、バッテリー上がりや、故障や劣化など様々な原因が考えられ、何かしら[…]
慣らし運転を行うと、パワーを引き出せる!? バイクのエンジンの内部では、数多くの金属部品が擦れ合ったり噛み合ったりして動いている。これらの金属部品は新車の状態では機械加工されたばかりなので、部品の角や[…]
最新の記事
- 「ゲスト豪華…」長瀬智也にレジェンドライダーも参加! ヨシムラが創業70周年&2024世界耐久シリーズチャンピオン獲得の祝勝会を開催
- 「マジ!?」EICMAで話題のホンダV型3気筒エンジンは2000年代にもウワサがあった「2スト×4ストのハイブリッド!?」
- 2025年「56レーシング」チーム体制発表! 13歳の富樫虎太郎は全日本J-GP3フル参戦、新たに9歳の木村隆之介も加入
- Wチャンピオンを手土産に世界に再挑戦!【國井勇輝インタビュー】
- 「いつから、いくら下がる?」ついにガソリンの暫定税率廃止へ! 新原付の地方税額も決着……〈多事走論〉from Nom