4月2日〜3日(土・日)に2022年の全日本ロードレース選手権が開幕となる。ツインリンクもてぎでの第1戦を前に、3月5日〜6日(土・日)に開催された鈴鹿サーキットファン感謝デー&二輪合同テストの様子をご紹介しよう。長年、愛情をもって全日本ロードレース選手権を応援している駒井俊之さんの視点でレースの世界をチェック!
●文/写真:Racing Heroes(駒井俊之)
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間ドラマを追いかけている。
鈴鹿サーキットファン感謝デー二輪合同テスト。ヤマハ編
今年開場60周年を迎える鈴鹿サーキット。毎年恒例のファン感謝デーが3月5日(土)、6日(日)に開催された。その翌日にファン感謝デーに参加したチーム・ライダーによる二輪合同テストが行われた。全日本ロードレース、鈴鹿8耐のカテゴリ混走で8チーム14人のライダーが走行した。
土曜日までは晴天で暖かかったが、日曜日は一転、時折雪がちらつく真冬の寒さ。テストの月曜日も朝方まで雨が降り路面はウエット。9:00〜10:00の走行はコースコンディションの確認で終わる。
13:45〜14:45の走行はドライ。しかし気温も路面温度も上がらず冷たい風が吹き付けるコンディションであった。トップタイムは中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)2分7秒321。昨年、前人未到の10度目のチャンピオンを獲得。当然今年も11度目を狙うが中須賀が見ているのは目の前の一勝。ひとつひとつの積み重ねの結果がチャンピオン。やるべきことは「しっかりと準備をする」。そのスタンスは変わらない。
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