
■写真説明:右がレギュラーガソリン(赤ガス)で、赤い着色。左がコールマンのホワイトガソリン(白ガス)で、薄く青い着色(青ガスと呼ぶ人もいる)。ガソリンはもともとは無色透明なため、混入されないよう着色で分けられている。ちなみにディーゼル用の軽油は黄色い着色だ。
●レポート:鈴木アキラ ●写真:鈴木アキラ/モーサイ編集部 ●記事提供:モーサイ編集部
白ガス=ホワイトガソリンの存在を知らない人も多いかも
自動車用ガソリン(レギュラー&ハイオク)を別名「赤ガス」と呼ぶのを知っていても、キャンプをしない人の多くは「白ガス」と呼ばれるホワイトガソリンというものの存在自体を知らないかもしれない。
レギュラーガソリンが赤く着色されているのはホワイトガソリンなど他の燃料との差別化のためなのだが(ちなみにキャンプ用品の有名メーカー、コールマンのホワイトガソリンには薄いブルーの着色が施されている)……まず、そもそもホワイトガソリンって何?何に使うもの?という話から。
白ガスは特殊なものではなく、洗浄作業に利用
日本では個人で機械のメンテナンスをする人はあまり多くないが、最寄りの農耕器具のディーラーやカーディーラーまで100km以上離れているのが当たり前のアメリカやヨーロッパの田舎では、機械のメンテナンスはほとんど自分で行ない、グリースがベッタリ付いた歯車の洗浄や、パーツの組み直しには、錆止めを兼ねてホワイトガソリンで洗浄するのがセオリーとなっている。
そのため田舎のガソリンスタンドではレギュラーガソリンと同じようにホワイトガソリンを普通に売っている。価格もレギュラーガソリンと同じ程度だ。欧米ではホワイトガソリンはなくてはならない存在であり、日本とは違って生活の中に当たり前にあるもののひとつなのだ。
※本記事は“モーサイ”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
関連する記事
ライダー予備軍や免許取り立てなら、知らないことばかりなのは当たり前。だけどキャリアの長いライダーだって「知っているようで解らない」があったりする。理解しなくてもバイクは乗れるけれど、知っていればトクす[…]
マルチフューエルストーブならば、白ガスと赤ガス、どちらも使える 今回のお題は「赤ガス使用可能なアウトドアギア」だが、具体的には「マルチフューエルストーブ」と呼ばれるモノのことである。「ストーブ」と言っ[…]
スズキは、本日11月13日に開催中のVストロームミーティングにおいて、今春海外発表の軽二輪250cc「VストロームSX」、グローバルで発表したばかりの「Vストローム800DE」「Vストローム1050D[…]
ガソリンの価格が高騰する昨今、愛車がハイオク指定だとフトコロに厳しい……と感じているライダーも少なくないだろう。だからといってレギュラーを入れても大丈夫なのか? そもそもハイオクは高性能なバイク向け?[…]
ガソリン価格の高騰は止められないのか……。産油国の事情や先物取引に翻弄されるだけでなく、地球温暖化防止策として世界が脱炭素・脱石油へと大きく舵を切ったことも原因になっていますが、これに輪をかけてガソリ[…]