どうも、アイキョウです。今日はワークマンのマッスルブースターセーフティをご紹介したいと思います。先日開催されたワークマンのワーカー向け製品展示会でご紹介いただいた製品で、筋力アップを目的としたものではなく、今ある筋肉が効率的に使えるようになります。
重い荷物を持つ人をバックアップする特殊構造を採用しているとの事で、運送業をやっている人などにはピッタリの製品なのですが、電車などでゆられても体全体の骨格バランスをサポートするので揺られにくくなると展示会で教えていただきました。
それならばバイクの取り回しや片足でバイクを保持する際にも楽になるのでは?と思って今回店舗で購入してきました。それではさっそくディテールをご紹介します。
ディテール
- 管理番号:53060
- 商品名:マッスルブースターセーフティ
- カラー:ブラックとグレー
- サイズ:24.5~28.0まで0.5cm刻み
※27.5はありません。 - 価格:3900円
店舗には電話して管理番号を伝えれば在庫状況を確認してもらえますが、こちらの商品はワークマンのホームページでお近くの店舗の在庫状況を確認することができます。むやみに探し回る前にチェックしてみると良いでしょう。
防御力に関してはセーフティシューズなので樹脂製の先芯が入っています。さらに現場の職人さんはつま先で何かと蹴っ飛ばすことも多いので、ゴムっぽい素材のトゥガードもついています。
アッパーの素材には通気性が良さそうなメッシュ素材が採用されていますが、踵まわりは合成皮革のような素材で補強されていて、履き口回りは厚手のクッションが入っています。
外観的には普通のスニーカーという感じですが、踵のブルストラップやシュータンの紐を通す部分などには反射材が採用されていて視認性を上げているあたりはワーカー向けの印象を強めていますが、ライダー的にも夜間の視認性が上がるので嬉しいポイントです。
力が入りやすくなるポイントとしては足の指で体を支えるという事。指がしっかり曲がると指先に力が入りやすくなるので、指先が自由になる必要があります。
そのため、つま先はかなり広め。EやEEといったつま先の広さ表記はないのですが、少なくても3E以上ではあると思います。
ソールはラバーソールが採用されていて、裏から見ると指の付け根ぐらいから先までがかなり広めになっていることがわかります。パターンは細かいブロックが続く独特な形状で滑りにくい耐滑性能があるのも力がいれやすくなるポイント。
インソールは土踏まずのあたりを盛り上げることで立方骨という骨を適度に支え、足がまっすぐになるのではなく、適度なアーチ形状になるように設計しています。
実際に手で地面をフラットに抑えるよりも、指先を曲げてアーチ形状にする方が手首が安定して力が入れやすい事がわかります。
つま先の方を触ってみると、指の付け根が盛り上がっており、指先が少し凹んでいるのもアーチ形状をサポートしているものと思われます。
取り回しは楽になるか?
バイクを実際に取り回ししてみたところ、劇的に軽く動かせるようになっている感じはありませんでした。つま先に力が入りやすく、グリップ力に優れているので力が入りやすくなっている感じはあります。
ただ歩き始めは独特な形状のインソール形状により違和感があり、慣れるまで少し時間がかかりました。慣れてしまえばクッション性に優れており歩行時の衝撃を吸収しています。
バイクを運転してみた
続いてバイクを運転してみたところ、最初に気が付いたのは風抜けの良さです。アッパーにメッシュ素材を採用していて、つま先に余裕があるので風抜けがとても良く涼しく感じます。
耐滑ソールはグリップ力にとても優れているうえに、つま先が曲げやすく、指で支えることができるので片足でバイクを支えるのは楽に感じました。ソールにある程度厚みがあるので、足つきも多少良くなっている印象です。
ミドルカットバージョンが欲しい!
セーフティシューズなのである程度の防御力はありますが、ローカットなので踝が守れないのが残念。指先に力が入りやすいのは確認できたので、バイクを支えたり取りまわしたりする際には使い勝手の良さを感じました。足つきや取り回しが苦手な女性もいると思うので、小さめサイズも用意してほしいところです。
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