【ダイソー】1回10円弱! 水道なしでも“洗車”できるフローリングクリーナーシートが優秀だった件
バイクを“水洗い”できる環境ってじつは難しい?
休日には愛車をたっぷりの泡とブラシで洗車する・・・なんて「バイクを水洗いできる環境」ってじつはなかなか難しいもの。とくにマンション住まいの皆さんはバイクの洗車に頭を悩ませているのではないでしょうか。
せめて日常的な軽いクリーニングぐらいはお気軽にできるようにしたいってことで今回はこんなテストをしてみました!
ダイソーの「フローリングクリーナーシート」でバイク洗車は可能?
100円ショップの雄ダイソーのアイテムを買ってみよう使ってみようシリーズ。
今回のアイテムは「落ち落ちVフローリング取り替えシートウェット」。正しくはフロアワイパーに取り付けてフローリングの拭き掃除をするアイテムです。
ダイソーで「今売れてます!」と大々的に売り出していて、店の入り口にもレジ前にも山積みでした。そこまでおススメされたら期待しちゃうというもの。
ちなみに価格は100円(税込み110円)で30枚入り。サイズでいえばホームセンターなどで売っているフローリングクリーナーシートと遜色ないサイズですが、お値段的にはかなりリーズナブル。
今回はコレでバイクの洗車ができるかできないか、試してみることにします!
テストにうってつけ「埃まみれ」マシン登場
今回はこのリトルカブを綺麗にしてみます。
とある事情で長い期間保管されてました。屋根の下だったのですが埃が積りに積もって、かなり“熟成”された汚れになってます。
ここまで埃が付着してしまうと、ウェスで拭いても傷がついてしまうし、中途半端に濡れ雑巾で拭くと筋が残ってしまってかえって汚ならしくなってしまうもの(そんな経験ありませんか?)。つまり“水洗いするべき汚れ”の状態なのです。こんな汚れを綺麗にすることができるでしょうか・・・?
ゆけ!「落ち落ちVフローリング取り替えシートウェット」
それではさっそく「落ち落ちVフローリング取り替えシートウェット」を使ってみましょう。
容器から取り出して広げるかようなサイズ。
20センチ×30センチで、大判というわけではありません。また、厚みも薄くて、手に取った感じとしては正直頼りない印象です。
ちなみに材質は「ポリエステル レーヨン」で、成分が「水 エタノール 界面活性剤 除菌剤」となっています。界面活性剤が入っているので、アルコール入りのウェットティッシュとはまた別物ってことでしょうかね。
それでは、実際に使ってみましょうか!
まずはサイドカバーから。側面とはいえ埃がびっしりこびりついていて、春に積もったであろう花粉とも黄砂ともつかぬものも付着してるおぞましい状態です。
いいですか? いきますよ??
えいっ。
おおっ!? スルリと拭き取ることができました。とくに引っかかりもなく、ヌルヌルすることもなく、文字通り「スルッ」という拭き心地。気持ちイイぞ、こりゃ。
さらに頑固に埃が積もっているシートを拭いてみます。
えいっ。
シート表皮が凸凹してるにもかかわらず、こちらもスルッと拭き取ることができました。
あれ?付着した埃ってこんな簡単に拭き取ることできたっけ・・・?
ここまで拭いてとても不思議なのが、拭き痕の筋がほとんど残らないこと。拭いた感じも界面活性剤の威力なのか、ちょっと油っぽい汚れもしつこい汚れも、いずれもスルッと拭き取ることができます。
そして、ウェットシートの表面を見てみると、たしかに汚れがついて汚くなってはいるけども、なんか汚れが繊維の中に絡め取られてる感じ。シートの中に入っちゃってるから表面に戻ってこないので、汚れがバイク側に戻らないので筋が残らないのですね~
・・・っていうか、予想以上にきれいになってきてるのですが!! こりゃ凄いな。ウェットティッシュや濡れ雑巾とは別物。ここまで来るとどこまで汚れが落とせるか面白くなってきちゃって黙々と拭き続けます。
ここまで汚れてきましたが・・・
まだ裏がある!!
ウェットシートを裏返して、再び黙々と拭き続けます。
そして車体の3/4拭いたところで汚れ落ちが極端に落ちてきました。
どうやらシートが乾いてしまった様子。こうなると汚れが落ちないようですね。
調子にのってゴシゴシやってたら
また、指でつまんで往復させると奥まったところも掃除できるので、調子にのってゴシゴシやってたら切れちゃいました。
切れちゃいました。引っ張りには強くなさそう。
どうやら引っ張りにはそれほど強くない模様。
けっきょく二枚で掃除完了! コストは約7円だとぅ!?
そこで選手交代と二枚目を取り出して掃除を継続!
このメーターまわりも
新しいとやはり汚れがめちゃくちゃ落ちるので楽しくなっちゃいます。
めちゃキレイになった!
メーターまわりが綺麗になって
エンブレムもすっきりピカピカに!
どうです? 拭き痕の筋が残ってないでしょう? これ、ヤラセなしのガチです。
エンジンのオイル汚れも落ちるし
ついでにタイヤも拭いちゃいました。
結局、シート二枚で車体全体をおおむね綺麗にすることができちゃいました。ということは、税込価格110円なので1枚あたりの単価が約3.67円(四捨五入)となります。と、いうことは。今回の洗車コストは約7円30銭! 安っす!!
正直に言うと予想を上回る結果でした
実際に使ってみた感想をまとめると以下の通り
・シートは小さめで薄いのでちょっと使いにくい
・だけど汚れはかなり落ちる
・拭き心地は良好
・スルスル拭き取ることができる
・埃もからめとってくれるので傷が付きにくい
・汚れが吸収されるので「戻り」がない
・拭き跡の筋が残りにくい
個人手には「汚れの戻りが少ない」ってのが一番ありがたかったです。
汚れの「戻り」がほとんどありません!
拭き痕の筋がのこらないから2度拭きや仕上げ拭きがいらないし、なんたって手に汚れが付かないのが便利でしたね~。
というわけでダイソーの「落ち落ちVフローリング取り替えシートウェット」を使ってのバイク洗車、如何でしたでしょうか?
もちろん水を使った丸洗い洗車には遠く及ばないかもしれないけども、だけど日常的な走行での汚れや、部分的な汚れ落としには十分実用的であることを確認することはできました。水道なし、洗車スペースなしの環境でも10円程度のコストで汚れが落とせるのはありがたいですね!
正直に言うとあまり期待してなかったのですが・・・予想を上回る結果でした!この記事が皆様の参考になれば幸いです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました~!
私のYouTubeチャンネルのほうでは、「バイクを元気にしたい!」というコンセプトのもと、3日に1本ペースでバイクいじりの動画を投稿しております。よかったら遊びにきてくださいね~!★メインチャンネルはコチラ→「DIY道楽」 ☆サブチャンネルもよろしく→「のまてつ父ちゃんの日常」
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。
最新の関連記事(DIY道楽テツ)
アクセルワイヤーが長すぎた!というトラブル ハンドルを交換して長さが合わなくなってしまったり、はたまたケーブルそのものが痛んでしまったり。こうしたアクセルワイヤー(スロットルケーブル)を交換する際、「[…]
セルが弱くなったらバッテリー交換のサイン スクーターのバッテリーが弱ってきたのか、始動性がイマイチになってきました。 そういえば、このバッテリーもずいぶんずいぶん古くなってきたので、バッテリーを買い替[…]
新品タイヤが滑るその理由 新しいタイヤは滑ります。 滑りたくないから新しいタイヤに交換したというのに、なぜか新しいタイヤはマジで滑るんです(経験者は語る)。 なぜ滑るかというと、それはタイヤの製造過程[…]
場所によっては恒例行事なバイクの冬眠(長期保管) 「バイクの冬眠」…雪が多い地域の皆様にとっては、冬から春にかけて毎年恒例の行事かもしれませんね。また、雪国じゃなかったとしても、諸事情により長期間バイ[…]
燃料コックにも涙? それはある日の出来事。バイクで走り出そうとガソリンタンクの燃料コックをオンにした時、指先に冷たいものを感じました。 何があるのかと覗き込んでみると・・・燃料コックが泣いているぅ~![…]
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
おじさんライダーにはおなじみのテクニック 本来、クラッチケーブルはクラッチレバーのボルトとナットを外してからでないと、取り外せないもので、これがまた地味に時間がかかるもの。 それをもっと簡単に取り外し[…]
いざという時に役に立つ小ネタ「結束バンドの外し方」 こんにちは! DIY道楽テツです。今回はすっごい「小ネタ」ですが、知っていれば間違いなくアナタの人生で救いをもたらす(大げさ?)な豆知識でございます[…]
汚れに応じて希釈倍率を調整。アルミやメッキも傷めず使用できる 「強力洗浄剤」を謳う洗剤やケミカルは数多く存在するが、ポテンシャルを引き出すには“汚れの種類”を明確にすることが大切だ。 あらゆる物質には[…]
30年以上乗っていないバイクのエンジンオイル交換 「しばらく乗っていなかった」という表現もじつにさまざま。露天放置で長年放置されていた個体と、環境が良いガレージ内で保管されていた個体とを比較すると、そ[…]
多彩なアダプターによる高い汎用性と車載できるコンパクトさが魅力 買い物用の原付スクーターでもサーキットを走行するレーサーでも、タイヤの空気圧管理は重要。空気圧は徐々に低下するため、気がついたら標準値よ[…]
最新の関連記事(洗車用品)
汚れに応じて希釈倍率を調整。アルミやメッキも傷めず使用できる 「強力洗浄剤」を謳う洗剤やケミカルは数多く存在するが、ポテンシャルを引き出すには“汚れの種類”を明確にすることが大切だ。 あらゆる物質には[…]
2024年に洗車界隈で話題になったあのアイテムを使ってみる 洗車好きなら一度は使ってみたい「高圧洗浄機」。 何を隠そう筆者は数年前に有名なドイツ製の黄色い高圧洗浄機を洗車用に購入したことがありますが、[…]
Screenshot 未塗装樹脂の白化 バイクのミラーや泥除け(フェンダー)、樹脂製リアボックスなどに使われている黒い未塗装樹脂部品。ここに使われている素材の多くは「ポリプロピレン」という軽くて丈夫な[…]
第1位:ポケッタブル高圧洗浄機[スパイサー] 売れ筋第1位には、SPICERR(スパイサー)の「ポケッタブル高圧洗浄機」がランクインしました。 この製品は、バイクにダメージを与えることのないように圧力[…]
Screenshot 冬の洗車は水を使いたくない 冬の洗車、水が冷たくて辛い・・・。屋外の作業は寒くて嫌だ・・・。そんな時は水を使わず時短でササっと綺麗にしたいですね。今回は、寒い時期に覚えておきたい[…]
人気記事ランキング(全体)
いざという時に役に立つ小ネタ「結束バンドの外し方」 こんにちは! DIY道楽テツです。今回はすっごい「小ネタ」ですが、知っていれば間違いなくアナタの人生で救いをもたらす(大げさ?)な豆知識でございます[…]
王道ネイキッドは相変わらず人気! スズキにも参入を熱望したい 共通の775cc並列2気筒を用い、ストリートファイターのGSX-8S、フルカウルのGSX-8R、アドベンチャーのVストローム800系を展開[…]
小椋&チャントラの若手が昇格したアライヘルメット まずは国内メーカーということで、アライヘルメットから。 KTM陣営に加入、スズキ、ヤマハ、アプリリアに続く異なる4メーカーでの勝利を目指すマー[…]
V3の全開サウンドを鈴鹿で聞きたいっ! ここ数年で最も興奮した。少なくともヤングマシン編集部はそうだった。ホンダが昨秋のミラノショーで発表した「電動過給機付きV型3気筒エンジン」である。 V3だけでも[…]
おじさんライダーにはおなじみのテクニック 本来、クラッチケーブルはクラッチレバーのボルトとナットを外してからでないと、取り外せないもので、これがまた地味に時間がかかるもの。 それをもっと簡単に取り外し[…]
最新の投稿記事(全体)
見事に王座を獲得したエディ・ローソン【カワサキZ1000R】 エディ・ローソンは1958年に誕生、カリフォルニア州の出身だ。 1983年からヤマハで世界GPに参戦、以後1992年に引退するまで4度の年[…]
2018年モデル:Z1/Z2モチーフ 発売は2017年12月1日。モチーフとなったZ1・Z2は、ショートピッチの燃料タンク形状とオレンジの塗色から「火の玉オレンジ」と呼ばれたカラーリング。これが伝説の[…]
オートレース宇部 Racing Teamの2025参戦体制 2月19日(水)、東京都のお台場にあるBMW Tokyo Bayにて、James Racing株式会社(本社:山口県宇部市/代表取締役社長:[…]
Schwabing(シュヴァービング)ジャケット クラシックなフォルムと先進的なデザインを合わせた、Heritageスタイルのジャケットです。袖にはインパクトのある伝統的なツインストライプ。肩と肘には[…]
新レプリカヘルメット「アライRX-7X NAKASUGA 4」が発売! 今シーズンもヤマハファクトリーから全日本ロードレース最高峰・JSBクラスより参戦し、通算12回の年間チャンピオンを獲得している絶[…]