しつこい油汚れが一発で落ちるハンドクリーナーがコチラです[DIY整備のお供]

バイクいじりをしていると手が汚れますが、皆さんはどうやって手を洗っていますか。そこで使いたいのがハンドクリーナー。汚れがしっかり落ちて、手が荒れない、筆者がリアルに愛用しているハンドクリーナーを皆様にシェアしたいと思います(ガチでお薦めです!)
●文:[クリエイターチャンネル] DIY道楽テツ
こんにちは!DIY道楽のテツです。突然ですが、皆さんはどんなハンドクリーナーを使っていますか?
私が溶接工として鉄工所で働いていた時代よく使っていた「ピンクの石鹸」は、手をきれいにする力はあったものの若干肌が荒れやすい代物でした。他にはシトラスの香りのする石鹸も使っていたのですが、そちらは手は荒れないけれど、汚れ落ちがイマイチだったりして。
そこで今回は、私が愛用している「チップトップハンドクリーナー」をご紹介します。
・・・えっと、すみません。いきなり容器が汚れているのは愛用している証、ここはひとつご愛嬌ということで(笑)
ちなみに、私はYouTubeを生業としているので、バイクのメンテナンス作業をしながらビデオ撮影もするので、カメラ操作の度に手を洗います。多い時で1日に10回以上も手を洗うことがあるのですが、このハンドクリーナーはとにかく優秀。本当に重宝しているんですよ。
ハンドクリーナー選びで大切にしている事は、汚れがしっかり落ちることと、手が荒れないこと。いろいろ試してみましたが、現時点でこれを超えるものは見つかっていません。というわけで、どれだけ汚れが落ちるものなのか、実際に手を汚して洗ってテストしてみたいと思います。
実際に使ってみる:エンジンオイル編
まずは手の初期状態から。中年らしい年季が入った手でございます。
ハンドクリーナーを開けてみると、半生状態のちょっとザラついたペースト状ですね。
それでは実験を開始しましょう。最初にテストしたいのはエンジンオイル。
こうやって手に取って、
塗り広げると、手のひらがテカテカになりました。ヌルヌルです。どちらかというと気持ちいい(笑)。ですが、でもこれでは何もできないので汚れを落としていきます。
TIPTOP(チップトップ)ハンドクリーナーの基本的な使い方としては、大豆くらいの大きさを手に取り、ちょっとだけ水をつけます。
そして両手をこすり合わせてゴシゴシ揉み洗いします。そうすると、あっという間にエンジンオイルが「モロモロ状態」になりました。
スクラブで汚れをこそぎ落とすわけではなく、また、溶剤的に汚れを溶かすわけでもなく、汚れを包み込むようにモロモロにしてしまうのがこのハンドクリーナーの特徴というわけです。汚れを吸着してるんでしょうかね?
そして、水で手を洗うと・・・
ほらっ! すっかりきれいになりました~!
実際に使ってみる:モリブデングリス編
次はレベルを上げて、もっと頑固なモリブデングリスの汚れに挑戦。
モリブデングリスを手のひらにニュルッと出して、両手にこすりつけると…
すみません、やりすぎました。
実際の作業でこんな状態になることはあり得ませんが、果たしてこの汚れが落ちるのか否か!?(…なんか、通販番組のノリになってきてしまいました)
だけどこれは実験なので、ハンドクリーナーを同じように手に取ってこすり合わせます。
モリブデングリスも・・・「モロモロ状態」になりました。大量のモリブデングリスを塗りたくったので、さすがに1回では落とし切れませんでしたが、2回洗ったらご覧の通り。
汚れが落ちました~!!
実際に使ってみる:チェーンの汚れ編
次は実践編ですね。汚れもレベルも上がります。
自転車のチェーンの汚れ!
これはたった今出してきたオイルの汚れとは別物で、ほこりや鉄粉を取り込んだ、たっぷり“熟成された汚れ”です。手についたら簡単には落ちませんが・・・
遠慮なく触りまくります。
ご覧の通り手が悲惨なことになりました。この汚れこそまさにハンドクリーナーの真価が問われますが、果敢にトライしてみましょう。
これまでと同様にハンドクリーナーを手に取ってゴシゴシこすります。
さすが熟成された汚れ。そう簡単には落ちませんが、だけど確実に擦るほどに汚れが落ちていくのが見て取れます。
簡単とは言いませんが…だけど、ほら! しっかり汚れを落とすことができました。
ここまで連続で手の汚れを落としてきましたが、皮膚がヒリヒリすることもなく、傷にしみることもなく、手はいたってスベスベです。長い間愛用していますが、これが本当に不思議なんですよね~。
番外編:容器の汚れも落とせちゃう
ところで、このハンドクリーナー、手だけでなく「作業用トレーの掃除」にも使えるんですよ。
今回手を洗うのに使った洗面器ですが、ご覧の通り浮き上がった汚れが付着して汚れてしまっています。こんな汚れにもハンドクリーナーが効果的なのです!
いつもなら手を洗うついでにそのまま容器も洗っちゃっています。たとえ油でベトベトになっていたとしても、手の汚れ同様に簡単に落とすことができるんですよね~。
はい、ご覧の通り。さすがに傷に染み込んだ汚れまで溶かし出すことはできませんが、だけど表面についた汚れはさっぱり落とすことができました。
手が荒れにくく、匂いが残らない。そこがスゴい!
最後にこのハンドクリーナーの魅力をもう一つ。それは、ほとんど臭いが残らないことです。シトラスなどの柑橘系の匂いも嫌いではないのですが、さすがに毎日その匂いに包まれるとちょっと嫌気がさしてしまうんですよね。食事にも障りますし。
その点で、このTIPTOP(チップトップ)ハンドクリーナーは、気になる匂いが残ることもなく、そして肌が荒れた経験がありません。
不思議と手の脂分を持っていかれることがないので、冬場でも手がカサカサになることがないんですよ。これが本当に助かるんだ…!
よかったら試してみてください♪
そんなわけで今回は筆者がリアルに愛用しているハンドクリーナーを皆様にシェアしてみました。この記事が皆様の参考になれば幸いです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました~!
私のYouTubeチャンネルのほうでは、「バイクを元気にしたい!」というコンセプトのもと、3日に1本ペースでバイクいじりの動画を投稿しております。よかったら遊びにきてくださいね~!★メインチャンネルはコチラ→「DIY道楽」 ☆サブチャンネルもよろしく→「のまてつ父ちゃんの日常」
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。
最新の関連記事(DIY道楽テツ)
アクセルワイヤーが長すぎた!というトラブル ハンドルを交換して長さが合わなくなってしまったり、はたまたケーブルそのものが痛んでしまったり。こうしたアクセルワイヤー(スロットルケーブル)を交換する際、「[…]
セルが弱くなったらバッテリー交換のサイン スクーターのバッテリーが弱ってきたのか、始動性がイマイチになってきました。 そういえば、このバッテリーもずいぶんずいぶん古くなってきたので、バッテリーを買い替[…]
新品タイヤが滑るその理由 新しいタイヤは滑ります。 滑りたくないから新しいタイヤに交換したというのに、なぜか新しいタイヤはマジで滑るんです(経験者は語る)。 なぜ滑るかというと、それはタイヤの製造過程[…]
場所によっては恒例行事なバイクの冬眠(長期保管) 「バイクの冬眠」…雪が多い地域の皆様にとっては、冬から春にかけて毎年恒例の行事かもしれませんね。また、雪国じゃなかったとしても、諸事情により長期間バイ[…]
燃料コックにも涙? それはある日の出来事。バイクで走り出そうとガソリンタンクの燃料コックをオンにした時、指先に冷たいものを感じました。 何があるのかと覗き込んでみると・・・燃料コックが泣いているぅ~![…]
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
【ご注意】本記事は、エンジンオイルの過剰注入がエンジンに与える影響を確認するための実験であり、一般使用車両での実施や再現を推奨するものではありませんのでご了承ください。 オイルの規定量は守らなくちゃイ[…]
旧車の開発に使われた”鉱物油”にこだわる 1992年に創業した絶版車ディーラーのパイオニア・ウエマツ。販売だけでなく、整備にも徹底して力を注いできた同社がそのノウハウをフィードバックし、旧車に特化した[…]
シュアラスターの「バイク洗車図鑑」 バイクが違えば洗い方も変わる! 車種別の洗車情報をお届けするシュアラスターの「バイク洗車図鑑」、今回は大ヒット街道まっしぐら、女性人気も高いホンダ「レブル250(S[…]
エアインパクトレンチ:手のひらに収まるサイズで500Nmを発揮。狭い場所で活躍する力自慢 ガレージにエアコンプレッサーを導入したら、まず揃えておきたいのがエアブローガンとエアゲージ、そしてインパクトレ[…]
創業60年以上の老舗メーカーの強力アルカリクリーナーに注目 モータリゼーションの先進国・アメリカでは早くから洗車やディテーリング産業が確立しており、より短時間で効率よく愛車を輝かせるためのケミカル製品[…]
人気記事ランキング(全体)
【ご注意】本記事は、エンジンオイルの過剰注入がエンジンに与える影響を確認するための実験であり、一般使用車両での実施や再現を推奨するものではありませんのでご了承ください。 オイルの規定量は守らなくちゃイ[…]
その姿、まるでGB400TT MkIIの正統後継者! 欧州ホンダは、2025年も例年通りカスタムコンテスを開催。これは正規ディーラーがホンダ車をベースにカスタムを手がけ、オンライン投票で最優秀マシンを[…]
実は”ホンダエンジン”時代からの愛車だった マンセルがF1のパドックで乗っていたのは、ホンダのダックス70(CT70)でした。1988年モデルとも、1987モデルとも言われていますが、いずれにしろ当時[…]
フェイスリフトと前後サスペンションの再設定 ホンダが「XL750トランザルプ」の国内2025年モデルを発売する。CB750ホーネットに似た2眼ヘッドライトを新たに採用し、センターダクトを設けたウインド[…]
2ストレプリカの原点にして、TZRへの橋渡し役だったRZシリーズ 最後の2ストロードスポーツを作るという情熱が込められ、1980年に登場したRZ250。同車が「最後」と言われたのは、環境問題も絡めて今[…]
最新の投稿記事(全体)
ヤマハ主催のナイトミーティング 去る5月10日(土)、ヤマハ発動機販売が主催するヤマハMTシリーズのイベント『The Dark side of Japan Night Meeting 2025(以下D[…]
『エンジンの振動・騒音低減技術 二輪・四輪・汎用』(グランプリ出版) 内燃機関を搭載するモビリティで、快適性や信頼性に大きな影響を与えるのが振動と騒音。その対策技術を二輪/四輪、そして汎用分野に至るま[…]
「KB4RC」「KB998 Rimini」の2機種を展示(予定) 株式会社カワサキモータースジャパンは、イタリアの⾼級ハンドメイドモーターサイクルブランド ・bimota(ビモータ)の⽇本総輸⼊元とし[…]
レジャーバイク人気の主役となった初代ダックスホンダ(1969年~) 国産レジャーバイクの元祖と言えば、ホンダが多摩テックで子供向け遊技用に用意したモンキーバイクZ100、それに続く市販車のモンキーZ5[…]
CBR650R&CB650Rをもっと楽しく、ジェントルに! マフラーカスタムは出力特性を向上させるもの。そんなイメージを抱いている方はとても多いと思います。しかし、近年のバイクはノーマルでも十分パワフ[…]