まとめて片付けてトクする! 捨てられない鉄クズを「お金」に替える方法教えます

「リサイクル業者」を利用したことはあるだろうか? 周囲には物々しい壁、頻繁に出入りするトラック、うず高く積まれた金属屑、そしてクレーンやら重機の動作音と共に激しい音が響いている建物・・・。実はそこは、持っているゴミをお金に換えられる㊙スポットだったのだ。溜まっているガレージの部品に後ろめたさを感じているあなたの救世主になる…かもしれない。
●文/まとめ:ヤングマシン編集部(DIY道楽テツ)
【YouTubeクリエイター:DIY道楽テツ】バイク雑誌の編集に携わったのち、20年以上の溶接の経験を活かしてDIYに勤しむYouTubeクリエイター。「バイクを元気にしたい!」というコンセプトで定期的に動画を配信している。最近では徒歩旅に目覚めたという。’76年生まれの2児の父。[URL]DIY道楽(メインチャンネル) / のまてつ父ちゃんの日常(サブチャンネル)
鉄くずはゴミなんかじゃない。お金に変わる資産なんだ~っ!
「要らなくなった部品を捨てたいけど、どこに捨てたらいいんだろう・・・?」
バイクや車を改造したり弄ったりしている諸兄はこんなことで悩んだことはないだろうか。
昔はなんでも捨てられたもんだ(事実)
ひと昔前までは、そんな金属ゴミに対しておおらかで、マフラーだろうが鉄屑だろうがエンジンだろうが、市の処分場にもっていけば無制限に引き取って貰えたもんだった(25年くらい前の話)。
しかし、時代は変わった。今は厳しい。
燃えないゴミ? とは違うし
粗大ゴミ?? でもない
鍋とかオタマとかならゴミ収集場所に出しても違和感ないけれど、もしそこにマフラーとかホイールが捨ててあったら不法投棄で通報されかねない。いや実際問題、寸法の関係で捨てられないケースがほとんどだろう。「自動車やオートバイの部品は禁止」と明記されていることも多い。
試しに市役所に問い合わせると「え~と・・・(困って)専門業者に引き取って貰ってください」とか言われてしまう。平たく言えば「自分で何とかせい」ってことなのか?
「専門業者つってもなぁ~」と悩んでしまうところだが・・・
実はそれが答え。
モチは餅屋。鉄くずは「リサイクル業者」だ!
街中で、こんなカンジの建物で
こんな看板(↓)や
こんな感じの買い取り価格表(↓)があれば間違いない。
これは今現在の買い取り価格のレートを示している。鉄なら1キログラムあたり48円、アルミなら1キログラムあたり230円で買い取ってくれるということなのだ。
鉄は文明の骨格。溶かせば何度でも生き返る究極のエコ素材。鉄はゴミなんかじゃない。まんま資源なのですよ!
こんな鉄屑も買い取って貰えるのだ↓↓↓
まるまる鉄でできているパイプや金具は間違いなくOK
フレームやスタンドなどの、バイクも部品ももちろんOK
消音材が入っているマフラーはどうか?と思ったのだけど、これまで断られたことはない。重量があるのでむしろ高値がついてしまうくらい。
ハンドルもOKだけど、鉄(メッキ)、アルミ、ステンレスの場合があるのでそれは伝えたほうがいいかもしれない。
自転車のホイールは、タイヤ(ゴム)さえ外せば買い取ってくれた。こちらも、ステンレスとアルミがあるのでご注意を。
細かなものはそのまま持ち込むとバラける恐れがあるので、空き缶に入れるか、箱などにいれてまとめて持っていくと処理しやすいらしい。
電動機械も歓迎らしい。これは分解の必要もなく引き取ってくれた。
車のバッテリーは高く買ってくれることが多いのだけど、バイク用は若干敬遠されがち。だけど、他にももっていけば無料で引き取ってくれるところが多い。
ちょっと意外だったのは、エンジンはむしろ大歓迎なのだそう。そこかわり、重量が測れないのでオイルはできるかぎり抜いておいたほうが親切かもしれない。
はじめは敷居が高いけれど、慣れるとすごく助かる
通常、トラックがひっきりなしに出入りしてそれこそトン単位で取引されるプロ相手の場所だから、最初は個人の持ち込みは敷居が高いと感じても無理はない話。
だけれど、事務所に行って鉄屑を引き取ってほしい旨を伝えればほぼ99%対応してくれるはず!
オークションやフリマアプリで売れないような鉄くずをたくさん抱えている皆さんは、ぜひご近所のリサイクル業者へ行ってみよう!
まとめて片づけることも可能で、しかも思ったよりお金になるから万々歳なのだ。
私のYouTubeチャンネルのほうでは、「バイクを元気にしたい!」というコンセプトのもと、3日に1本ペースでバイクいじりの動画を投稿しております。よかったら遊びにきてくださいね~!★メインチャンネルはコチラ→「DIY道楽」 ☆サブチャンネルもよろしく→「のまてつ父ちゃんの日常」
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(DIY道楽テツ)
「特殊ボルト」で困ったこと、ありませんか? 今回は「でかい六角穴のボルト」を特殊工具なしで外してみようというお話。 バイクを整備していると時々変なボルトに出会うことがあります。今回は古い原付オフロード[…]
乗ってみた! APトライク250 やっと乗るチャンスがやってきました。APトライク250を作った、株式会社カーターさんのご協力によるものです。ありがとうございます! 以前は同様にAPトライク125も体[…]
古いゴムは硬化するのが自然の節理、だが・・・ ゴム部品は古くなると硬くなります。これは熱・酸素・紫外線などによる化学変化(酸化劣化)で、柔軟性の元である分子の網目構造が変化したり、柔らかくする成分(可[…]
バイクのドラムブレーキ「スパッ」と戻りますか? ブレーキの操作性ってバイクに乗るときの「気分」に影響しますよね? みなさんのバイクのドラムブレーキ、レバーを離した時に気持ちよくスパッ!と戻りますでしょ[…]
幻のモペット「ホンダホリディ」 昭和の時代、ホンダが開発したモペット「ホリディ」の正式名称は「ホンダホリディ」、型式はPZ50。1973年頃「ブーンバイク」というアイデアを基に、ホンダ社内のアイデアコ[…]
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
「特殊ボルト」で困ったこと、ありませんか? 今回は「でかい六角穴のボルト」を特殊工具なしで外してみようというお話。 バイクを整備していると時々変なボルトに出会うことがあります。今回は古い原付オフロード[…]
Honda純正オイルは新ブランド「Pro Honda」へ Hondaのバイクのエンジン性能を100%発揮させる純正オイルが、2025年4月より新ブランド「Pro Honda(プロホンダ)」として生まれ[…]
バイクバッテリー上がりの原因とは? エンジン始動時のセルモーター駆動やヘッドライトの常時点灯、ABS制御、デジタルメーターなど、バイクは高性能化するにつれてバッテリーの負担がどんどん増加していきます。[…]
古いゴムは硬化するのが自然の節理、だが・・・ ゴム部品は古くなると硬くなります。これは熱・酸素・紫外線などによる化学変化(酸化劣化)で、柔軟性の元である分子の網目構造が変化したり、柔らかくする成分(可[…]
必要なのはキャブ本体とパーツリスト! 燃調キット開発プロセスとは 日本製自動車の性能は優秀で、日本国内で役目を終えた後も中古車として世界各地に輸出され、何十年という時を経ても現役で活躍していることが多[…]
人気記事ランキング(全体)
RZ250を上回る新テクノロジー満載! 1979年にホンダがリリースした、まさかの2ストローク50ccスポーツのMB50(広告なでの名称はMB-5)。 250ccやビッグバイクのスケールダウン・デザイ[…]
エンジニアもバイクに乗る、それがボッシュの面白さ ボッシュが二輪車向けABSを世に出してから今年で30周年を迎えた。ボッシュといえばドイツのメーカーだが、バイク部門の開発拠点が日本の横浜にあることはご[…]
コンパクトで取り付けが簡単なスマートモニター タナックス(TANAX)の「スマートライドモニター AIO‑5 Play (SRS‑015)」は、本体サイズ78.8(H)×136.2(W)×26.8(D[…]
KATANAというバイク 一昨年のこと、キリンと同じ年齢になったことをキッカケにKATANA乗りになったYです。 ノーマルでも十分乗り易いKATANAですが、各部をカスタムすることで、よりカタナ(GS[…]
X-ADVの兄弟車として欧州で販売される「フォルツァ750」 ホンダは欧州でフォルツァ750(FORZA 750)の2026年モデルを発表した。主要諸元に変更はなくカラーバリエーションの一部変更でイリ[…]
最新の投稿記事(全体)
火の玉「SE」と「ブラックボールエディション」、ビキニカウルの「カフェ」が登場 ジャパンモビリティショー2025でカワサキが新型「Z900RS」シリーズを世界初公開した。主軸となる変更はエンジンまわり[…]
外観をスタイリッシュにリニューアルしたトリシティ125 前回のトリシティ300に続き、今回試乗を行うのも前2輪を持つLMWシリーズのトリシティ125。ちなみにLMWとは、リーニング・マルチ・ホイールの[…]
父とB+COM SB6XRで会話しながらプチツーリング すっかり秋模様。なんなら執筆している今日は、最高気温が15度。朝から冷え切っていて、冬気分です。 自宅近くを走っているスクーターの方を見て、「わ[…]
KATANAというバイク 一昨年のこと、キリンと同じ年齢になったことをキッカケにKATANA乗りになったYです。 ノーマルでも十分乗り易いKATANAですが、各部をカスタムすることで、よりカタナ(GS[…]
エンジニアもバイクに乗る、それがボッシュの面白さ ボッシュが二輪車向けABSを世に出してから今年で30周年を迎えた。ボッシュといえばドイツのメーカーだが、バイク部門の開発拠点が日本の横浜にあることはご[…]
- 1
- 2












































