ペットボトルがあれば「オイル交換の勝ち組」になれる!
バイクや車のオイル交換で、「オイルジョッキ」とか「オイルパン」とか最後に使ったのはいつ日だったか・・・。持っていることは持っているのですが、文字通り奥のほうで埃をかぶっているのですよ。その代わりに活躍しているのは「ペットボトル」。はい、飲み物とか入ってるアレです。今回はそんなチープ&廃品リサイクルなお話をシェアさせて頂きます~!
●文/まとめ:ヤングマシン編集部(DIY道楽テツ)
ペットボトルがあればオイル交換に「勝て」る!
いきなり結論ですが、オイル交換にペットボトル、めっちゃ使えます。それこそオイル抜くところから、新しいオイル入れるところまで。終始一貫。全部できます。
ちなみにこれはパッと思いついたアイデアではなくて、もう何年も前から自分の作業でやっているので実績ありますのでどうかご安心を。
用意はペットボトルをカットするところから
まずはオイルを抜くところから始めましょう。
ペットボトルは四角いものを選びましょう。そして、こんな感じにカットします。オイル排出に特化するなら、気持ちペットボトルの注ぎ口寄りを開口すると使いやすいです。
ドレンボルトから抜いたオイルを受けます。
注意点としては、なにせペットボトルなのでエンジン停止直後の熱々オイルには不向きです。さすがに溶けはしませんがとてもふにゃふにゃになるのであとあと面倒。ほどよいお風呂くらいの温度ならばオイルも抜けやすいし、ペットボトルも影響をほとんど受けないので大丈夫です。
ペットボトルのメリット1:廃オイルのチェックが楽チン
ペットボトルは透明ですから、抜いたオイルを目視でチェックすることができます。
上からはもちろん、横からだったり底の沈殿物だったり、光をあててみることができるので、鉄粉が混ざっていてもよくわかります(意外とコレ重要でしょ?)。
オイルの熱劣化の模様が色で判別できるので筆者としても重宝してるポイントでもあるのです。
ペットボトルのメリット2:オイルを捨てるのが楽!掃除も楽!!
続いて、抜いたオイルを捨てる時のオハナシ。
廃油をリサイクルするのであればオイルを注入したあとの空き缶をそのまま再利用することが多いと思います。
ペットボトルを傾けてキャップを外して、
こうやって注ぎます!!
ペットボトルのクチがほどよい大きさで、4Lのオイル缶にそのまま「カポッ」と入ってしまうのです。手を放しても逆さまのままホールド可能。
しばらくこうして立てておけば、ペットボトル内のオイルはほとんど落ちてしまうので、軽くペーパーで拭くだけできれいになるのです。
ペットボトルのメリット3:ジャバラ装着で漏斗になる!
ペットボトルはオイルの注入にも使えます。
新品オイルを注入する時に通常ならばオイルジョッキに移し替えたり、別途ジョウゴを用意して缶から注いだりするのですが、ここでもペットボトルが役に立ちます。
用意するのはコレ
オイルを買うと貰えますよね、ジャバラの注入口。
これがまさかの・・・
ペットボトルにぴったり接続可能!!
まさかペットボトルにジャストフィットとはお釈迦様でもわかるめぇて。
注ぎ口を装備したペットボトルをエンジンの注入口に差し込めば、あとはペットボトルにオイルを注げばこぼれたり汚すことなくオイルを入れることができます。
実はこれ車のほうがむしろ便利で、ものによってはオイルジョッキでも最初こぼしたりしてしまうところ、でっかい漏斗のようにペットボトルがオイルを確実に注入口に導いてくれるのです。
ほらほら。
4L缶からもダイレクトに注ぐことができるのです。
そして使用後は、再び廃油缶に差して放置しておくだけで残ったオイルも落ちちゃってかなり綺麗になってくれるのです。
どうですか? すごいっしょ??
ペットボトルのメリット4:痛んだらリサイクルも可能
これだけ便利なペットボトルですが、なんたって元がペットボトルなわけで、オイルまみれではNGなものの、ある程度綺麗に洗ってやればそのままリサイクル可能です。ゴミにならない。再生可能な資源なのです!!
如何でしたでしょうか?
かなりチープな方法ではあるのですが、専用のオイルパンには及ばないものの、一方でペットボトルならではの便利さがあって、筆者自身はもうペットボトルが手放せません。
貴方もおひとつ、いかがすか!?(笑)
この記事が、何処かの誰か様の参考になれば幸いです。今回もご一読ありがとうございました~!
私のYouTubeチャンネルのほうでは、「バイクを元気にしたい!」というコンセプトのもと、3日に1本ペースでバイクいじりの動画を投稿しております。よかったら遊びにきてくださいね~!★メインチャンネルはコチラ→「DIY道楽」 ☆サブチャンネルもよろしく→「のまてつ父ちゃんの日常」
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(DIY道楽テツ)
バイクのステップゴムがボロボロになっていたので、新品に交換しました。 ・・・と言ってもこれは買ったものではなくて、たったいま印刷したもの。出来立てほやほやなのです~! 3Dプリンターを買ってみたのです[…]
トライクは転ぶ? 素朴な疑問 二輪(バイク)に乗っている方や、四輪(クルマ)に乗っている方から聞かれる質問のひとつが、「トライクって転倒しないの?」というものです。 トライクには3つのタイヤがあり、二[…]
この記事に訪問してくれたあなた、キックペダルの分解に興味があるということでしょうか? それとも今まさにその危機に直面しているのでしょうか? もしくはただの冷やかし?? それでもオッケー。少しでも参考に[…]
私は長い間タイヤ交換が苦手でした。 実はワタシ、長い間タイヤ交換が苦手でした。 レバーを使ってタイヤを外したり、組み付けたりはできるのですが、全体的に手間取るというか、スムーズにいかないというか、なか[…]
唱えてますか?「ネンオシャチエブクトウバシメ」 突然ですが、愛車の点検していますか? 「車検パスしてるから問題なし」「普通にエンジンかかって走っているから大丈夫」・・・と思っている、そんな貴方にこそぜ[…]
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
バイクのステップゴムがボロボロになっていたので、新品に交換しました。 ・・・と言ってもこれは買ったものではなくて、たったいま印刷したもの。出来立てほやほやなのです~! 3Dプリンターを買ってみたのです[…]
金属加工で培ったワンオフパーツ製作や溶接技術を生かし、マニアも納得の“サンキュッパフレーム”を製作 初期型/前期モノと呼ばれるモデルが尊重される多くの絶版車と異なり、後期型が好まれているのがホンダCB[…]
オーバーホール完了後の初期型用純正キャブレターを車体に装着。初期シリーズはツインキャブ!! 不動状態で近所のバイク屋から引き上げてきたGB250クラブマンですが、走行距離の少なさとその素性の良さを信じ[…]
この記事に訪問してくれたあなた、キックペダルの分解に興味があるということでしょうか? それとも今まさにその危機に直面しているのでしょうか? もしくはただの冷やかし?? それでもオッケー。少しでも参考に[…]
キャブレターボディ内部の汚れは漬け込みタイプのクリーナーが効果的 キャブレターやガソリンタンク内に長期間溜まったガソリンは、時間の経過とともに劣化、変質します。どの程度の期間で劣化するかは保管状況など[…]
人気記事ランキング(全体)
小椋藍選手のファンならずとも注目の1台! MotoGPでは小椋藍選手が来季より移籍(トラックハウスレーシング)することでも注目のアプリリアから、新しいミドルクラスのスポーツモデルが登場した。欧州ではす[…]
電熱インナートップス ジャージタイプで使いやすいインナージャケット EK-106 ポリエステルのジャージ生地を採用した、ふだん使いをしても違和感のないインナージャケット。38度/44度/54度と、3段[…]
グローバル展開では『500cc』のほうが有利になる地域も ホンダ「GB350」シリーズといえば、直近ではクラシカル要素を強化したGB350Cも新登場し、走りのフィーリングまで変えてくるこだわりっぷりが[…]
125ccスクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限[…]
4気筒CBRシリーズの末弟として登場か EICMA 2024が盛況のうちに終了し、各メーカーの2025年モデルが出そろったのち、ホンダが「CBR500R FOUR」なる商標を出願していたことがわかった[…]
最新の投稿記事(全体)
トラコン装備で330ccの『eSP+』エンジンを搭載、スマホ連携5インチTFTメーターを新採用 シティスクーターらしい洗練されたスタイリングと、アドベンチャーモデルのエッセンスを高次元で融合させ人気と[…]
「BMW F900XR」3台を先行導入 BMWは、首都高速道路のバイク隊に向け「F900XR」を納入したことを発表。これは「「BMW F900XR POLICE仕様」をベースとしたものだ。 黄色いバイ[…]
マルチスマートモニターYUMIでバイクライフが激変! 待ちに待った開梱! 同梱物のチェック! まずは、中身の確認! シエルのマルチスマートモニターには2モデルあり、ドライブレコーダー、空気圧センサーが[…]
『ゲルザブウォーム シートカバー』とは? 『ゲルザブウォーム シートカバー』は、冬を快適に過ごすためのゲルザブR用の電熱シートカバーです。この商品は、寒さが厳しい季節でもライダーが心地よくツーリングで[…]
Vストローム250SX[59万1800円] vs Vストローム250[66万8800円] 2023年8月に発売された、スズキ自慢の油冷単気筒エンジンを搭載したアドベンチャーモデル「Vストローム250S[…]
- 1
- 2