ボロボロの不動リトルカブ、24時間以内にレストアチャレンジ!【前編|ガチガチ固着のリヤブレーキ】
不動リトルカブ一日レストア:要修理箇所リスト
リトルカブの「要修理箇所」、つまり直すべき箇所をまとめてみると以下のような感じになりました
- リヤブレーキの固着(後輪がまったく回らない)
- 外装の汚れ
- スポークがサビサビ
- タイヤ劣化
- チェーンが死亡(サビと摩耗)
- スプロケットも死亡(サビと摩耗)
- ハンドルグリップ劣化
- フレーム/スイングアーム/タンク塗装にサビと剥がれアリ
- 当然のごとくエンジンは不動
ええっと…とこうしてリストアップしてみるとかなりひどい状態なのですが…(汗)。でも、難易度が高いほど燃え上がるわけで(笑)。いよいよ1日レストア決行の日はやってきたのでした。
不動リトルカブ一日レストア:急がば回れ? まずは全バラにするのだ
いきなりですが、このリトルカブを”全バラ”にします。全部の部品をバラバラにするから全バラ!!
なぜ時間が限られているのに、わざわざ全バラにするのか? いえ、時間がないからこそ、いちど車体をバラバラにするのは大きな意味があります。
まず、取り付けられた状態よりも、バラして単体になっているほうが圧倒的に作業が楽です。楽ということは、そのぶんクオリティが上げられるってことでもあります。
次に、手がとどかない裏まで綺麗に仕上げられます。ぶっちゃけた話組み上げた状態では見えないところでもあるのですが、「見えないところを綺麗にした」という秘めたる事実が、何とも快感なんですよね(ちょっとヘンタイ)。
最後に、これが一番大事なのですが、同じ作業をする部品をまとめて処理できます。実はこれが効率が良ければ、クオリティも高いし、なにせ動作の無駄がないのです。磨く部品は磨く部品、塗装する部品は塗装する部品でまとめて一緒に作業することで、一網打尽にすることができるのです。
スピード勝負というわりに全バラするとか、ちょっと支離滅裂ではありますが、やってみたいのだからしょうがない。チャレンジ、行ってみましょう~!
不動リトルカブ一日レストア:スタート!!【7:30】
7:30に作業開始です。何せ時間は決まっているのであれこれ悩んでる暇なんかありません。手当たり次第に作業して行くのです。
最初にやる作業は…何はともあれ外装パーツ外し。
シートを外して、 荷台を外して、レッグシールドを外して、と、片っ端から作業をしていきます。 スーパーカブ系の分解に慣れていればそれほど時間はかからないのかもしれませんが、筆者はあまり詳しくないので、所々手間取って余計な時間がかかっております。
サイドカバーを外したらバッテリーが出てきたので、 これはとりあえず充電! 復活してくれるかどうか分かりませんが、 セルスタートの車両ではないのでまあなんとかなるでしょう(笑)。
不動リトルカブ一日レストア:部品外しは続く。だんだんハイテンションになってきた?【7:53】
ハンドツールだけで作業してる割には、思ったより早く作業が進んでいきます。 また実際にやってみて感じたのは、意外と急いでやる作業って…「カ イ カ ン ♪」 難しいことを考えずに次々部品を外すのって楽しいかもしれない!
そんなわけでマフラーを外してステップを外して、エアクリーナーボックスにキャブレターを外していきます。
でもここでちょっとトラブル。燃料コックに苦戦しました。スーパーカブ系列はキャブレターそのものに燃料コックがくっついているのですよ。つまり、キャブレターを外すということは燃料コックそのものが外れてしまうことになり、そのままホースを外すとガソリンだだ漏れ!!
これは参った…。
ガソリンのチューブを挟んで潰して燃料を止める工具もあるのですが、あいにく手持ちが無かったので、ガソリンホースにボルトを突っ込んでなんとか無理やりガソリンの流れを止めました。 なぜこの構造になってるのか分かりませんが、ワンウェイバルブかないか欲しかったところです。
不動リトルカブ一日レストア:外装パーツ取り外し完了~【8:47】
燃料コックまわり以外にもエンジンのカバーが固着していて、なぜかそこにも時間をかけてしまい気がつけば8:47。 最初は順調だったのに、一度つまずくとどんどん時間が過ぎていきます。
予想外に苦戦させられたガソリンタンクを取っ払って、車体の外装部品をほぼ外すことができました。
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