【裏技】カチカチになった古いステッカーを「びろ〜っ」と剥がすカンタンな方法!
古くなったステッカーを貼り替えたいとき、カチカチに固くなって剥がすのに苦労したことはないだろうか。剥がれないからといって無理に力を込めたり、道具を間違って使ってしまうと、バイクのボディや塗装面に傷をつけることもある。そんなときのために、本記事ではバイクメンテナンス系ユーチューバー・DIY道楽テツ氏が、特殊なケミカルや道具を使わず、家庭にある道具で簡単にステッカーを剥がす方法を紹介する。
●文/写真:DIY道楽テツ
洗面所の「あの道具」でステッカーがべろ~んと剥がれる!?
新しいステッカーに貼り替えたいときや、バイクを塗装するときなど、古くなったステッカーを剥がしたいけども、硬くなっていてうまく剥がせない…。よくあることですが、本当に困りますよね。
軽い気持ちで始めたのに、なかなか剥がすことができず、次第にイライラしてきて、数時間も掛けたのに結局キレイに落とすことできなかったりして…。そんな苦労を経験したことがある方、少なくないのでは?(私は何度もあります)
どこにでもあるドライヤーを使ってみよう!
そんな時にぜひ試してもらいたい道具が”ドライヤー”。理想を言えば、温度調整ができるヒートガンが便利なのですが、ぶっちゃけ普通のドライヤーで大丈夫。値段の高い安いは関係ありません。安物でも、全然大丈夫です~!
あと、欲を言えばスクレーパー(ヘラ)があればなおベターでしょうか。樹脂でも金属製でも、手持ちがあればご用意ください♪
やけどに気を付けて”焦らずじっくり”がコツ
論より証拠、それでは行ってみましょう! これが今回剥がしたいステッカーです。純正ステッカーなので厚みがあってしっかりしているのですが、なにぶん古いのでもうカチカチになっています。
まずは、硬くこびりついてしまったステッカーをまんべんなくドライヤーで温めてやります。焦らずじっくりと…。全体が「熱いかな?」ってくらいに温まればOK! スクレーパーを使って剥がしていきます。最初から角を攻めるのではなくて、ステッカーの一辺を”線”で捉えて全体を起こしていきましょう。また、ボディに傷をつけないように爪を立てないのもコツ。
スクレーパーを使って指でつまめるくらいになったら、そのままゆっくりと剥がしていきます。この間も油断せず、残りの部分をドライヤーで温め続けます。
なんか絵面的に騙されたような気になってしまいますが、そのカラクリはいたって簡単。
古いステッカーが剥がしにくくなるのは、糊が時間の経過とともに劣化して接着面により強固にくっついてしまうから。この劣化した糊をドライヤーで温めることで、粘着力を一時的に落とすことが可能なんです。つまり粘着成分ごと柔らかくなるので、うまくいけば糊が残ることもなく、ツルっと綺麗に剥がすことができます。
どうですか? 拍子抜けするくらいに簡単でしょ?? 言われてみれば簡単なテクニックなのですが、簡単すぎて気づかなかったのが正直な感想でした。
どんなステッカーも簡単に剥がれるワケではない?
ただ、ここで注意点。この方法でどんなステッカーでもするっと剥がすことができるかというとそういうわけではありません。たとえば紙でできたステッカーは強度自体があまり高くないので、途中で切れて剥がしにくくなることが多いようです。とは言っても、糊の成分を柔らかくすることができるのは同じなので、何もしないで剥がすよりは断然楽になります。
また、ビニールステッカーでも薄いものになると、温めすぎてビニールが伸びてしまって、かえって切れやすくなってしまいます。温めすぎにはくれぐれもご注意ください。
ドライヤーよりもっと便利な「ヒートガン」があればなおヨシ!
温度管理という点では、温度調整式のヒートガンがとても便利です。
下は60度から上は450度ぐらいまで調整できるものもあるので、比較的低めの温度から始めて全体をまんべんなく温めてあげると、大きなステッカーでも途中で切れてしまうことなく剥がすことができます。
今回のテクニックが皆様の参考になれば嬉しく思います。ご視聴ありがとうございました!
動画解説はこちら↓
私のYouTubeチャンネルのほうでは、「バイクを元気にしたい!」というコンセプトのもと、3日に1本ペースでバイクいじりの動画を投稿しております。よかったら遊びにきてくださいね~!★メインチャンネルはコチラ→「DIY道楽」 ☆サブチャンネルもよろしく→「のまてつ父ちゃんの日常」
※掲載されている手法は執筆者の個人的な経験に基づくものであり、すべてのケースに適合するものではありません。実際の作業にあたっては自己責任にてお願いします。 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
「もしも出先でヘルメットを盗難されたら、自宅までどうやって帰るのだろう」バイクに乗っていると、こうした疑問も浮かぶのではないでしょうか。そもそもヘルメット窃盗犯は、なぜ人が使った中古のヘルメットを狙う[…]
2&4ストロークハイブリッドV3は実質4ストロークV4と同効率! 数々の伝説を残してきたNSR500が2001年シーズンで最後の年を迎えた。これで2ストローク全盛に完全な終止符が打たれたわけだ。対する[…]
一度掴んだ税金は離さない! というお役所論理は、もういいでしょう 12月20日に与党(自民党と公明党)が取りまとめた「令和7年度税制改正大綱」の「令和7年度税制改正大綱の基本的な考え」の3ページ目に「[…]
4気筒CBRシリーズの末弟として登場か EICMA 2024が盛況のうちに終了し、各メーカーの2025年モデルが出そろったのち、ホンダが「CBR500R FOUR」なる商標を出願していたことが判明した[…]
2025年こそ直4のヘリテイジネイキッドに期待! カワサキの躍進が著しい。2023年にはEVやハイブリッド、そして2024年には待望のW230&メグロS1が市販化。ひと通り大きな峠を超えた。となれば、[…]
最新の記事
- 「待ってた!」モーターサイクル史上初のストロングハイブリッド カワサキ「Ninja 7 Hybrid」「Z7 Hybrid」の発売日が2月15日に決定!
- 「ブラックマークがリアル」SHOEIの新グラフィックモデル『Z-8 KNEE DOWN』が登場
- [2024冬版] いま売れ筋のバイクシューズTOP5【大型販売店で聞いてみた】1位はアヴィレックスのスニーカータイプ
- 世界GP王者・原田哲也のバイクトーク Vol.132「タイム差が縮まるほどに、0.1秒の違いがとてつもない重みになる」
- 【2024年12月版】20万円台! コスパで選ぶ 国内メーカー原付二種スクーター5選!
- 1
- 2