【NEWモデル試乗】BMW R1300RS/R「ともに走りが軽くなった」新型スポーツツアラー＆ロードスター
RT同様、スポーツツーリングモデルのRS、ロードスターモデルのRもそれぞれ1300cc化。両車基本骨格は一緒で、とにかく先代に比べて走りが軽快になっている。
●文：谷田貝洋暁●写真：折原弘之 ●BRAND POST提供:BMW Motorrad
テレスコピック×フラットツインは1300cc化でより軽やかに！
まず正直に言うと、残念ながらR1300RS＆Rの試乗はフルウエットのみで、試乗時間も2台合わせて45分という限られた時間だった。各車のおおよそのキャラクターを掴むだけとなってしまった。
しかし今回のRS＆Rの1300cc化で感じたのは、“GS”や“RT”同様、車体のコンパクト化による扱いやすさの向上……であり、特にフロントがテレスコピックサスペンションのRS＆Rは車体の動きがより軽やかで、EVOテレレバー＆EVOデュオレバーを採用する“GS”や“RT”よりもその効用が顕著に現れていた。
それこそ、これが同じRSとRのシリーズなのか? と思うくらい1250シリーズより軽いのだ。
足回りのキャラクターが変わる新採用の機構も
また新採用の仮想バネレート変更も実に興味深い機能だ。性能を突き詰めるような走行は行えていないが、ライディングモードによって足回りのキャラクターが変わることは体感できた。
ツーリング向きのソフトな足回りと、スポーツに向くシャッキリしたキャラクターが切り替わる。ただ、物理的に違うスポーツサスペンションとノーマルサスペンションのような違いまでではない印象だ。
BMW R1300R
左のRSはシート高825mmのスポーツスペンション装備車で、右はシート高810mmのＲ。ベースの車体を共用する両車だが、よりスポーティなRSは若干前傾姿勢が強め(ライダー：172cm 75kg)。
仮想バネレート変更とは!?
キャリパー裏側に追加のリザーバータンク＆ガス室とコントロールユニットを備える。
R1300RS/Rで世界初採用となったテレスコピックフォークの仮想バネレート変更。SHOWA が実用化した技術で、フロントフォーク内のオイル量とオイル流量をコントロールすることで、あたかもレートの違うスプリングに交換したかのような特性を作り出す。
走行モード切り替えに連動し、2種類のレートを切り替える。新型R1300RS/Rでは、この技術のためにザックスからSHOWAへとサスペンションサプライヤーを変更した。
※ストロークによる過渡特性(グラフの傾き)が変化して、High(194N相当)/Low(155N相当)のレートが切り替わる。
BMW R1300RS(ツーリング/MT仕様)
■全長2140 全幅815 全高1350 軸距1525 シート高 815/スポーツサスペンション：825(各mm) 車重252kg(装備) ■水冷4スト水平対向2気筒DOHC4バルブ 1300cc ■色:青、黒、灰 、白 ■価格:218万4000円～(ASA仕様は276万3000円～)
BMW R1300R(ツーリング/ASA仕様)
■全長2125 全幅835 全高1090 軸距1510 シート高810/スポーツサスペンション：820(各mm) 車重244kg(装備) ■水冷4スト水平対向2気筒DOHC4バルブ 1300cc ■価格:210万5000円～(ASA仕様は255万4000円～) ■色:明青、青、白、黒
※本記事はBMWが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
