長島哲太選手がダンロップのスポーツマックスQ5/Q5S/Q5Aを実走インプレッション!

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長島哲太選手がダンロップのスポーツマックスQ5/Q5S/Q5Aを実走インプレッション!

2025年2月にダンロップからα-14の後継となるハイグリップスポーツラジアル「スポーツマックスQ5S」が発売された。これでQ5シリーズは「スポーツマックスQ5」「スポーツマックスQ5A」と合わせて3タイプとなり、ユーザーにとってはどれがいいのか悩ましいばかり。そこで今回、鈴鹿サーキット・交通教育センターで開催されたタイヤ試乗会にて、長島哲太選手の乗り比べインプレッションを取材! プロライダーの率直な意見は、きっとタイヤ選びの参考になるはずだ。

●文/写真:川島秀俊 ●BRAND POST提供:ダンロップ

[TESTER] DUNLOP Racing Team with YAHAGI 長島哲太選手:現在、ダンロップとのタッグで全日本選手権JSB1000クラスに参戦中。世界選手権Moto2クラスに参戦していた2020年には初戦で優勝。2022年と2023年の鈴鹿8耐では2連覇を果たすなど、日本を代表する現役トップライダーだ。

インプレッションタイヤ:スポーツマックスQ5S/Q5A/Q5

スポーツマックスQ5S

ストリートからサーキットまでカバーする、優れた運動性能のハイグリップタイヤ。絶大なグリップ力を誇るレース用微粒子カーボンコンパウンドを基本にしつつ、ストリートで摩耗しやすいリヤのセンター部にシリカ配合コンパウンドを採用。Q5Sのリヤタイヤは、コンパウンドを3分割したマルチプルトレッド構造。Q5Aよりもエッジ部のカーボンコンパウンドを幅広くレイアウトし、Q5に近いスポーツ性能が楽しめる。従来品α-14をあらゆる領域で凌駕したタイヤだ。

スポーツマックスQ5S

スポーツマックスQ5A

ストリートからワインディング、さらにサーキット走行も許容するハイポテンシャルなスポーツタイヤ。前後に3分割マルチプルトレッド構造(一部サイズを除く)を採用し、優れたタイヤライフとコーナリング時のグリップ性能を両立。偏摩耗を抑えるタイヤパターンは排水性にも優れ、しなやかな乗り心地と合わせて快適な走行フィーリングが得られる。

スポーツマックスQ5A

スポーツマックスQ5

レース用タイヤを除いて、ダンロップの中でもっともグリップ力の高いモデル。トレッド全面にレース用微粒子カーボンコンパウンドを採用し、優れたウォームアップ性でサーキット走行を中心としつつストリートにも対応。上級者の要望に応える剛性とコントロール性を備えており、中身は公道も走れるサーキット用タイヤという存在だ。

スポーツマックスQ5

スポーツマックスQ5シリーズを長島哲太選手が乗り比べ

今回、タイヤ試乗会の会場となった鈴鹿サーキット・交通教育センターは、本コースの路面とは異なる一般公道のような路面。ずっとウェットの状態なので、ふだん使っているスリックタイヤの感覚だと「ちょっと怖いかな?」なんて心配していました。

まず最初にQ5Aから試乗したのですが、いざ走り出すと何の不安もなく、良い意味で普通に乗れてしまいました。ミゾが多いので排水性も良く、ヒザを擦るほどバンクさせても滑りませんでしたね。

Q5シリーズの中では一番リヤタイヤがなだらかな形状で、安定志向のハンドリングはライダーに安心感を与えるものでした。変な挙動が出にくく、乗り心地もいいので、まさにどんな道でも楽しく走れるオールラウンダーといえるでしょう。

次に試乗したのは、サーキット向けに開発されたQ5。見るからにスポーツ志向で、ミゾも少なくてハイグリップを狙っているのが分かります。

走り出せばすぐにタイヤが温まり、ガリガリとヒザを擦れるグリップ力を発揮。とくにブレーキング時の安定感が高く、ブレーキしながら倒し込む際のインフォメーションがしっかり伝わり、何の恐怖心もなくコーナーに飛び込んでいけました。このQ5なら、サーキットを走るのが楽しいでしょうね。

リヤタイヤの中央部が高く、エッジが寝ている設計なのでクイックに曲がれるのも特徴です。上級者なら荷重をコントロールし、速く走れると思いますよ。

最後に試乗したのは、2025年2月にデビューしたQ5S。Q5AとQ5の間を埋めるハイグリップタイヤで、ストリートからサーキットまでカバーするモデルです。

走ってみると…何も起きない!? これはネガティブな要素を何も感じないということで、ブレーキングから倒し込みまでタイヤにムダな動きがなく、ナチュラルにバイクをコントロールできます。Q5に比べれば剛性感は劣るものの、インフォメーションはちゃんとあるのでハンドリングが楽しめますね。

リヤタイヤ中央のハイトはQ5とQ5Aの中間で、クイックさと安定性が絶妙にバランスされています。これはかなり幅広いユーザーに受け入れられるハイグリップタイヤだと思いますよ。

ライダーごとにオススメしたいタイヤはコレ!

実際にタイヤを選ぶ際、サーキットで好タイムを出せるタイヤがストリートでも最高なのかというと、そうではありません。ユーザーごとの技量や車両の性格を考えれば、それぞれに適したタイヤがあります。その点、スポーツマックスQ5シリーズはとてもバランスの良いラインアップといえますね。

まず一般ライダーで大多数といえる、街乗りやツーリング、時々ワインディングを楽しむライダーにはQ5Aがオススメです。中央には耐摩耗性に配慮したコンパウンドを使いつつ、フルバンク領域はしっかりハイグリップなコンパウンドが支えてくれます。路面の凹凸を吸収してくれる剛性バランスは乗り心地が良く、荷重やグリップを感じやすいので安心感があります。初心者の方も、気持ちよくオートバイを操る楽しさが満喫できますよ。

ちょっとワインディングを飛ばせるようになり、時にはサーキット走行も楽しむ中級者以上のライダーにはQ5Sですね。絶対的なグリップ性能は欲しいけど、ストリートでのタイヤライフも確保したいというワガママに応えてくれます。ハードなブレーキングからの倒し込みにもタイヤ剛性が追従し、車体を思い通りにコントロールできます。スポーツ志向のユーザーは、ほとんどQ5Sで満足できると思いますよ。

オートバイをもっと速く走らせたい!ラップタイムを上げたい!と思ったらQ5。サーキット初心者は安定志向で荷重をかけやすいQ5Sから始めるのもいいでしょう。Q5はサーキット性能に特化していてフルバンクの安定感があり、ハンドリングもクイック。鈴鹿のS字のように、加速しながら切り返すシーンではQ5の性能が生きてくると思います。

オートバイは2輪のバランスで乗るものなので、タイヤを替えるだけで乗り味は一気に変わります。いろんなタイヤを乗り比べるのも、バイクライフの楽しさですよ。そうは言っても何種類も買い替えられないので、今回のようなタイヤ試乗会は貴重なイベントだと思います。機会があれば、ぜひ体験してみてください。

ポジショニング(イメージ)

参加者インタビュー

チャコさん(愛車:NSR250R)

「ダンロップサーキットステーションには毎年参加しており、2024年もタイヤ試乗会は体験しました。タイヤの乗り比べなんてふだんはできませんから、とてもありがたいですね。現在α-14を使用していますので、その後継モデルのQ5Sが気になっていました。試乗コースはウェットだったのでコーナーは攻めていませんが、Q5Sはある程度倒し込んでも滑らなくて安定感がありましたね。さすがに雨だと、ミゾの多いQ5Aは安心感がありました」

タッチーさん(愛車:KTM 990デューク)

「今回のタイヤ試乗会には初参加で、『素人にタイヤの違いなんて分かるのか?』って思ってましたが、乗ったら意外に分かるものですね。Q5Aは乗り心地が良くて、ふだん使いには一番良い印象。ハードに攻めるならQ5で、ブレーキングや加速時の安定感が素晴らしい! でも、タイヤライフを考えたら、ツーリングも楽しみたいので、サーキットでも使えるQ5Sが私にはピッタリ。Q5に近いフィーリングですし、これでライフがあるなら嬉しいですよ。まだ標準装着タイヤのままなので、次はQ5Sを候補にしたいです」

DUNLOP SPORTMAX Q5:長島哲太がウェット路面でインプレッション!

ダンロップ サーキットステーション2025

安心の先導付きでサーキット走行が楽しめる人気イベント。車種や技量に応じた少人数クラスに分けられ、インストラクターのベストラインに沿ってスポーツ走行が満喫できる。朝にキッチリ車検があり、整備不良車によるトラブルを排除。快適なホスピタリティブースや昼食、ダンロップタイヤの試乗会(6/23限定)もあり、リゾート気分で本格的なサーキットを楽しめる。

  • 開催日:2025年6月23日(月)
  • 場所:鈴鹿サーキット(フルコース)

※本記事はダンロップが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。