ニンジャZX‐25Rを使用! Ninja Team Green Cupレディースクラス初の単独レースを開催
株式会社カワサキモータースジャパンは、2024年9月14日(土)に大分県「SPA直入」にて「2024 Ninja Team Green Cup 第4戦 SPA直入」を開催。今大会はレディースクラスが新設されてから2回目の開催ということで、女性ライダーの走りに注目が集まった。
●文と写真:綿屋兼一 ●BRAND POST提供:カワサキモータースジャパン
レディースクラス初の単独レース開催
4年目となるNinja Team Green Cupは、Ninja ZX‐25Rを使ったエントリーユーザー向けのモータースポーツの入り口というイベントとして定着。2024年にレディースクラスが新設され、今大会で2度目の開催となり、女性だけの単独レースは今回が初となる。今回、そのレディースクラスに参戦する何人かの選手にインタビューを行った。
男性との混走が怖かったということもあり、過去に一度もレース経験がないという加藤選手。「レディースクラスの単独開催が増えたらもっとうれしい」と語った。
スポーツ走行の経験はあるものの、過去に本格的なレース経験はまったくないという高野選手は、「走る前はかなり勇気がいると思うけど、走ってみたら絶対楽しいと思うので、ぜひ一緒に走りたい」と語った。
20代にスポーツ走行を経験しているものの、ある病気を患い長年モータースポーツから遠ざかっていた奥田選手。しかし数年前に病気を完全克服し、チームからの誘いで参加を決意。「今回は思わぬ形で自分の夢がかなったので感謝の気持ちでいっぱい」と語った。
20代に本格的なレース活動をしていたが、あることがきっかけで30年間レース界から遠ざかっていた三代選手。しかし、4年前にミニバイクレースで再復活を果たし、今回レディースクラス初開催という情報を得て一念発起。キャンペーンに応募したところ見事当選、フルサポートの中での参加となった。結果も見事ポールtoウィンという大満足のレース復帰戦となった。
常日頃思っていたのは、モトクロスにはレディースクラスがあって、なぜロードレースにはないのか不思議だったという。今回のレースが活動復帰のキッカケになるかもしれない。
さて、SPA直入で開催となった2024 Ninja Team Green Cup の第4戦。クラス1(サーキット初心者やレース未経験者など、クラス2以外のライダー)の参加者が14台、クラス2(MFJ選手権で入賞およびポイント獲得経験者。Ninja Team Green Cup総合1~3位入賞経験者。クラス1優勝経験者)の参加者が13台の合計27台と、フルグリッドでのレースとなり、白熱したレースが展開された。
また、続けて行われたレディースクラスは10台が参加。
初参加の三代選手が予選、決勝ともトップでチェッカーを受け、ポールtoウィンで初勝利。決勝タイムは54秒350で他を寄せ付けない鋭い走りで観客を魅了した。2位は高野選手でベストタイムは56秒361。3位は立花選手でベストタイムが58秒447だった。
カワサキモータースジャパン企画担当の國川氏によると、いろいろな意見の中にある女性だけで安心して走りたいという声に応え、今回女性のみの単独レースを企画。レースはしてみたいけど敷居が高くてできない、という多くの女性ライダーにとっては朗報だったことだろう。
今回、レディースクラス新設にあたり、初年度キャンペーンを実施したところ、100件を超える応募があったという。女性のモータースポーツへの関心の高さを物語っている結果だ。
なお、当選した方には車両、レーシングスーツ、参加費用がすべて無料という素敵なプレゼントが贈呈された。
國川氏は、モータースポーツ業界全体で見ると、女性の割合は決して多くはないが、興味を持っている方にもっと安心して参加していただけるサポートを提案していきたいと語った。
Ninja Team Green Cupとは
「Ninja ZX-25R」だけで行われるレース「Ninja Team Green Cup」。独自のレギュレーションにより、公道走行に近い状態で手軽にレース参戦ができ、自走での参加も可能だ。レース未経験の方でもサーキットならではの解放感、疾走感あふれる走行を楽しみながら、モーターサイクルの魅力をとことん感じられるイベントだ。
※本記事はカワサキモータースジャパンが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。