クラスを超えたゆとりと雄大な走りを両立するZ650RSで「気持ちイー!」を実感できるマフラー〈SP忠男〉

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カワサキZ650RS+SP忠男マフラー

フラッグシップである1000ccクラスに対して、実用性とスポーティーさを兼ね備えた500~750ccクラスは、国内外の各バイクメーカーがいま力を注いでいるカテゴリーです。カワサキZ900RSの弟分として2022年に発売されたZ650RSも、街乗りからツーリングまで幅広いシーンで楽しめる人気モデル。SP忠男は2023以前モデル用として「POWERBOX FULL 2in1」を開発/販売していましたが、2024モデルよりマイナーチェンジしたため当製品を新たに開発。30年以上にわたるノウハウを注いだ新型マフラーは、クラッチをつないだ瞬間から「気持ちイー!」を実感できる仕上がりとなっています。

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キープコンセプトながら出力特性がまったく異なる2024モデル

“モダン&レトロスタイル”をコンセプトに2022年から販売開始されたカワサキZ650RSは、“ザッパー”の愛称で親しまれた1976年登場のZ650と同様、軽量コンパクトな車体に扱いやすくパワフルなエンジンを搭載したキャラクターで人気を博しています。

兄貴分としてZ900RSが君臨することから、Z650RSはビッグバイクのキャリアが浅いビギナーや女性ライダー向けと捉えられることもありますが、世界的に見ればミドルクラスの人気は確固たるものがあり、各バイクメーカーが開発に注力しています。

そんな背景もあってか、2024年型Z650RSは、評価の高いコンセプト自体は前モデルを踏襲しながら、新たにトラクションコントロールを採用して熟成度を高めています。

また、649cc並列2気筒エンジンは、最高出力50kw(68ps)/8000rpm/最大トルク63Nm(6.4kg-m)/6700rpmという基本スペックに変更はないものの、最新の排出ガス規制に対応するため、マフラーに装着される排気ガスセンサー(O₂センサー)を1個から2個に増やしています。

こうした仕様変更に伴い、2024年型は前モデルと型式が変更されているため、Z650RS用「POWERBOX FULL 2in1」も2024モデル用の開発が必要になりました。しかし開発陣は当初、ブランニューモデルではないZ650RSの場合、排気ガスセンサー取付部の増設程度の仕様変更で、基本的には2023年以前用のマフラー仕様を踏襲できると想定していました。

ところが、2024モデルに2023年用POWERBOX FULL 2in1を装着してみると、音量が規制値を超え、出力特性もいまひとつで、私たちが目指す「気持ちイー!」とはほど遠いことが判明。つまり2024年型Z650RS向けにはイチから開発を行わなければならないということです。

しかし、こうした開発は私たちにとって日常茶飯事であり、マフラーメーカーとしては当たり前のことです。とくに、日常的な街乗りで多用する低中速域のトルクラインを重視するSP忠男にとって、小手先の仕様変更で出力特性に納得できないマフラーを転用することはありえません。

2023年以前モデル用のPOWERBOX FULL 2in1の完成度にはもちろん自信はありましたが、出力特性が異なる2024モデル用に新規製作となるのなら、軽量コンパクトでパワフルなザッパーの魅力をさらに引き出せるマフラーを実現するべく、開発に着手しました。

SP忠男|POWERBOX FULL|Z650RS

ショート管ならではのフォルムが往年の名車Z650ザッパーを彷彿とさせる、2023年以前モデル用POWERBOX FULL 2in1チタンブルー。650ccとは思えないトルク特性で、Z650RSユーザーに大好評となったマフラーだ。

SP忠男|POWERBOX FULL|Z650RS

2024モデルで排気ガスセンサーが2個に増えたものの、スペック上は2023/2024モデルも違いはないが、実際に装着してみると出力特性の違いや排気騒音の点で2023年までのマフラーは使えないことが判明した、2024年型Z650RS。2個に増えた排気ガスセンサーに対応してボスを追加すれば流用できるのでは? という期待はついえたが、2024年モデルにベストなPOWERBOX FULL 2in1が開発できる点では、ユーザーのメリットは大きいはず。

「気持ちイー!」か否かを決めるエキゾーストパイプ

アフターマーケットのマフラー開発において、性能面の変化が重要なのはもちろんですが、それに負けず劣らず大切なのはスタイルの変化です。誰だって格好の良いマフラーが欲しいのは間違いありません。

Z650RSのノーマルマフラーは、最近のスポーツモデルでポピュラーな膨張室とサイレンサーを車体中央にまとめたアンダーエンジンスタイルです。これはマスの集中化にとって有効ではあるものの、レトロモダンなZ650RSのキャラクターにとっては必ずしもマッチングが良いとは言えません。メーカーとして新たな提案をしたいという意欲は理解できますが、こうしたモデルを購入するユーザー層に向けては、もっと分かりやすいデザインの方が効果的な場合もあります。

そうした思いから、私たちは新型POWERBOX FULL 2in1に2023年以前用と同様、ワンピースタイプのショート管デザインを採用しました。フォルム自体はショート管と決めたものの、先述の通り出力特性がまったく異なるため、2024年モデル専用の仕様が必要です。

出力特性、とりわけトルク特性に大きく影響するのがエキゾーストパイプです。30年以上にわたるマフラー開発経験の中で、エキゾーストパイプこそバイクの“爽快感”と“心地良さ”を演出する最重要パーツであることを知り尽くしているのが、SP忠男のマフラー開発スタッフです。

一般的に、エキゾーストパイプを長くすればトルク型、短くすればパワー型になると言われていますが、それほど単純ではありません。パイプの長さや太さをほんの少し変更しただけでトルク特性がガラッと変わることもあり、その変化が狙ったものでなければ見直しが必要です。

2気筒エンジンのZ650RSの場合、各シリンダーのエキゾーストパイプをつなぐバイパスパイプも重要な役割を果たしています。エキゾーストパイプ端部からの距離や太さによって性格が変わるため、理想のトルクラインを得られるまで試作とテストを繰り返しました。

マフラー開発で私たちが追求する「気持ちイー!」とは、ギヤを1速に入れてクラッチをつないだ瞬間から、ライダーにとって違いがわかる味付けを目指しています。

アフターマーケットのマフラーは、ともすればピークパワーを追い求めがちですが、大多数のライダーは街中でスロットルを全開にする機会自体ほとんどないでしょう。

それよりも、信号が変わった際の発進加速や、車の流れについて走行する中での追い越し加速など、ふだん使いで多用する低中回転域のトルク特性が重要だと考えています。

ノーマルマフラーでは2000~3500rpmにかけてのトルクラインに乱れがあり、スロットルの動きに対してエンジンの吹け上がりが連動せず、スロットルを閉じてから再度開けた際のわずかなギクシャク感が気になります。

スロットルを大きく開けてエンジン回転が勢いよく上昇する場面では、あっという間に通り過ぎてしまうため気付きませんが、スロットルコントロールだけで車の流れに乗って走ろうとすると、ギクシャクが気になり、無意識のうちにその回転域を外して走りたくなってしまいます。

SP忠男|POWERBOX FULL|Z650RS

SP忠男のマフラー開発において、もっとも重要といっても過言ではないエキゾーストパイプのセッティング。パイプの長さやバイパスパイプの位置など、試作して走ってみないと分からないことも多い。2023年以前用のマフラーを装着した際の印象から、エキゾーストパイプ長を思い切って長くしてみた。

極端に長くしたエキゾーストパイプで、排気量を超えた爽快感と心地良さを両立

SP忠男のマフラー開発は、誰が乗っても違いがわかることを重視しています。

10000rpmオーバーの高回転領域で大幅なパフォーマンスアップを図っていても、サーキットでもない限りそれを味わえるのはほんの一瞬です。

それに対して、2000rpmからトルクラインを見直しているPOWERBOX FULL 2in1は、発進加速するたびに開発の成果を実感できます。

ノーマルマフラーで気になるギクシャク感やスロットル操作に対する反応の悪さを改善するため、2024年モデル用Z650RS用POWERBOX FULL 2in1はエキゾーストパイプの長さを思い切り長くしてあります。

2023年までのPOWERBOX FULL 2in1と2024年モデル用のエキゾーストパイプに注目すると、2024年モデル用はいったん左に大きく振ってから集合部につながるレイアウトとなっています。

もちろんこれは当てずっぽうではなく、試作とテスト走行を繰り返した結果たどり着いた長さです。これにより、走り出した瞬間から650ccとは思えないフラットで雄大なトルクがライダーを包み込み、スピード感を感じさせないまま速度が上がっていく特性が実現しました。

Z650RSに関してはワンピースタイプのフルエキゾーストですが、エキゾーストパイプのみを交換してサイレンサーはノーマル部品を使用するPOWERBOXパイプも他機種向けに数多く開発しています。

点火時期や燃調に一切触れることなく、エキゾーストパイプを交換するだけでトルクラインを一変させる技術は、私たちがPOWERBOXパイプで磨き上げてきたノウハウの塊なのです。

SP忠男|POWERBOX FULL|Z650RS

POWERBOX FULL 2in1 ステンポリッシュ最大のこだわりは性能向上だが、フルエキゾーストでは全体のフォルムも重要。サイレンサーの長さや角度にもこだわり、レトロモダンなZ650RSの魅力をさらに引き上げている。重要な役割を果たす膨張室をメインパイプの裏側(エンジン下部)に配置することで、サイドフォルムをスッキリ見せているのもこだわりだ。●税別価格:18万4000円。

SP忠男|POWERBOX FULL|Z650RS

ストレートタイプのサイレンサーの奥にチラリと見える膨張室のおかげで、近接騒音88dB/加速騒音81dBと政府認証をクリア。素材は超軽量ステンレス製で、オイルドレンボルトとオイルフィルターはマフラーを装着したまま着脱できる。

メインパイプ長の調整で、高回転へのつながりも「気持ちイー!」

2000~3500rpmにかけてのトルクラインを整えたエキゾーストパイプの特性を生かすべく、メインパイプと膨張室容積も何度も見直し修正を加えました。

ショート管ならではのシンプルでプレーンなデザインに仕上げてありますが、じつはメインパイプの裏側(エンジン下部)には、騒音を軽減し高回転域のパワー&トルク特性に大きな影響を与える膨張室を備えています。

これもエキゾーストパイプと同様、設計は計算ではじき出せるほど単純なものではありません。これまでの経験を元に仮定を立てて試作を行い、実際に走行テストを行うことで私たちの理想に近づけていくのです。

その結果、アイドリングからわずかに高い2000rpmからスロット操作に素直に従うトルクが発生し、右手と連動して3000~4000rpmと上昇。市街地走行で多用する回転領域のトルクラインを整えたことで、ライダーの意のままに操れる特性を獲得しています。

実際の排気量を超えるビッグツイン感覚により、早めにシフトアップして高いギヤを選択するのも快感で、50km/hまで加速した先は6速のままスロットル操作だけで加減速が可能です。

最大トルクを発生する6700rpmまで、ギクシャクすることなくゆとりある気持ちの良いトルクラインを実感でき、さらに最高出力を発生する8000rpmまで爽快に吹け上がる出力特性は、まさにSP忠男が目指す「気持ちイー!」そのものです。

SP忠男は、どんなライダーでも違いを実感できるマフラー開発を行っています。2024年型Z650RSに乗り、もっと爽快感と心地よさを体感してみたいライダーは、全国各地のバイク用品店で開催中している快感体感試乗会ライドオンキャンペーンでの試乗をお待ちしています。私たちが提唱する「気持ちイー!」がきっとご理解いただけるはずです。

SP忠男|POWERBOX FULL|Z650RS

POWERBOX FULL 2in1 ブラックエディション耐熱塗装仕上げで旧車らしさのアピールに最適な、POWERBOX FULL 2in1ブラックエディション。エンジンやスイングアームとの色使いによって渋さが際立つ。●税別価格:18万9000円

SP忠男|POWERBOX FULL|Z650RS

センターパイプに直接つながるのではなく、いったん左に振ることで長さを稼いでいるエキゾーストパイプ。デザインではなく機能を優先した結果だが、SP忠男往年のフェレックスクロスマフラーのイメージも蘇るレイアウトだ。

SP忠男|POWERBOX FUL|Z650RS

ブラックエディションは、サイレンサー後部の目玉エンブレムもブラック仕様となる。これは前のモデルにはなかった特徴のひとつだ。


※本記事はスペシャルパーツ忠男が提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。