SP忠男“気持ちイー!”POWERBOXパイプ×エリミネーター:エキゾーストパイプ交換だけで逞しさと爽快感と心地良さを実現

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SP忠男 POWERBOXパイプ×エリミネーター

1980~90年代にかけて、250ccから1000ccまで幅広い排気量で機種展開を行った、カワサキ エリミネーターシリーズ。当初はドラッグスタイルで、その後アメリカンクルーザーモデルとなり、そのネーミングがしばらく途切れましたが、2023年に現行版エリミネーターとして登場しました。ニンジャ400系統の並列2気筒エンジンは、高回転まで淀みなく吹け上がるのが特長ですが、一方で低中回転領域では線の細さも感じさせるのが気になるところ。街中でふだん使いする領域のトルクラインを整えることが、バイク全体の魅力を大きく押し上げることを知るSP忠男は、さっそく2024年モデル対応のPOWERBOXパイプを開発しました。

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マフラー作りで重要なのは、開発スタッフの人感センサー

30年以上にわたってスペシャルマフラーの開発/製造を行うSP忠男は、最高出力の向上だけでなく、街乗りやツーリングで使用する領域の向上にこだわっています。

「気持ちイー!」というどことなく漠然としたキーワードも、一般的な技量のライダーが目を三角につり上げることなく、ギアを1速に入れてクラッチをつないだ途端に「あっ、ノーマルとは違う」「心地よく爽快に走ることができる」と実感できるフレーズとして使い続けています。

SP忠男が得意とする「POWERBOXパイプ」は、純正エキゾーストパイプを交換するだけで、セッティングなしで変化が実感できるパーツです。

カスタムのためのマフラーと言えば、まずはスリップオンタイプのサイレンサーであり、次にフルエキゾーストというのが一般的です。

それに対してSP忠男は、今回のエリミネーター用もそうですが、サイレンサーは純正のまま、エキゾーストパイプだけを交換します。多くのライダーがマフラーを見る時、まずサイレンサーに注目するので、ここがノーマルのままでは見栄えの変化が少なく、カスタムの甲斐がないと感じてしまうかもしれません。

しかし、POWERBOXパイプを装着してくださるユーザーの大半は、パイプ交換による変化を明確に感じていただき、ご満足いただけています。中にはバイクを買い換える際に「○○用のPOWERBOXパイプがあれば○○を買うんだけど」とマフラー屋冥利に尽きるコメントを寄せてくれる方もいるほどです。

あらためて言うまでもなく、純正エキゾーストパイプは、バイクメーカーとマフラーメーカーがテストを繰り返して仕様を決定して、量産しているパーツです。ですから、あらゆるシチュエーションで合格点を得られる仕上がりになっているのは間違いありません。

ただし、合格点と満点は別物だし、メーカーの開発者が考えた重点や優先ポイントがすべてのユーザーにジャストフィットするかどうかは分かりません。

SP忠男では、長年にわたってマフラー開発を担当しているスタッフが「SP忠男が製造するPOWERBOXらしいマフラー」にこだわって開発を行ってます。そのコンセプトとキーワードが「気持ちイー!」です。

この「気持ちイー!」を具現化するには、純正マフラーのウィークポイントや伸びしろの見極めが重要です。最高出力を○馬力伸ばす、といった分かりやすい開発目標ではなく、エリミネーターの爽快感と心地良さをアップするために必要な要素を見つけ出すには、SP忠男らしさのエッセンスを知る開発スタッフのセンサーが極めて重要なのです。

SP忠男|POWERBOXパイプ|エリミネーター400

アメリカンクルーザースタイルの現行エリミネーターには、カウルとドラレコ付きSEモデルとカウルなしの標準モデルがある。ポリッシュ仕上げの超軽量ステンレス製POWERBOXパイプは、トルクアップという機能とデザインの良さを兼ね備えている。

SP忠男|POWERBOXパイプ|エリミネーター400

サイレンサーの位置は変わらないため、純正より長いエキゾーストパイプを成立させるためには複雑な曲線を描く必要があり、開発陣のこだわりが現れている。

エキゾーストパイプは、乗った瞬間に“違いが分かる”キーパーツ

ノーマルのエリミネーターに乗って最初に感じたのは、スタイルと裏腹の線の細さでした。

ニンジャ400系統の並列2気筒エンジンは、180度位相のクランクシャフトの特性と相まって、レッドゾーンの始まる1万2000rpmまで伸び上がるように回転が上昇します。

その一方で、クラッチをつないでスロットルを開けていく2000~4000rpmあたりのトルクが若干心許ないような印象がありました。さらに高回転領域を使用する際は通過点にすぎませんが、市街地ではこの回転域を使うことが多く、4速で走るか5速を使うかを迷ってしまいます。

またこの回転域で強いトルクが引き出せれば、40km/h台から6速が使えるようになって、街中でもツーリングでも排気量以上の余裕を持った走行ができるはず。

マフラーは全長を長くすれば低速域が強くなり、短くすると高速域が強くなるという基本性質があるので、純正サイレンサーを使用する今回の場合はエキゾーストパイプ長を伸ばして変化を確かめます。

エキゾーストパイプの長さと変化の傾向には一定の傾向はあるものの、何ミリ伸ばせばどう変化するという決まりはありません。また仕様変更によって実感できる変化も、エンジン本体やECUのセッティングなどによって大小があります。

SP忠男ではコンピューターやエンジン本体に手を加えることなく、エキゾーストパイプのみを交換して性能変化を体感できることを目標に製品開発を行っているため、試作過程は試行錯誤の連続となります。

十分に納得できるレベルに達して、もう少し変えてみようと行った仕様変更によって、時には性能が低下してまうこともありますが、それも“やってみたから分かること”であり、無駄ではありません。

エキゾーストパイプの開発はじつに奥が深く、2本のパイプの長さや太さ、バイパスパイプの位置や太さ、触媒に導く集合ポイント設定などの変更によって、フィーリングが変化します。

POWERBOXパイプの開発は、その変化を敏感に感じ取り、SP忠男流の爽快感と心地良さを両立できているか否かを確認/検証しながら行っています。

SP忠男|POWERBOXパイプ|エリミネーター400

純正エキゾーストパイプにも左右をつなぐバイパスパイプがあるが、このパイプの取り付け位置や太さもトルク特性に影響を与える要素となる。

SP忠男|POWERBOXパイプ|エリミネーター400

開発中のひとコマ。2000~4000rpmあたりのトルクを強くするためエキゾーストパイプを長くするのはマフラー開発のセオリーだが、パイプをどのように取り回すかは腕の見せどころ。

SP忠男|POWERBOXパイプ|エリミネーター400

フルエキゾーストと違ってサイレンサー接続部分の位置が決まっているため、制限も多い。触媒を組み込んだ膨張室のサイズや位置もテストを繰り返した。

爽快感と心地良さを追い求めた先の「気持ちイー!」

SP忠男のメソッドで試作したPOWERBOXパイプによって2000~4000rpm台のトルクラインを持ち上げたことで、クラッチミート直後から力強く立ち上がり、早めのシフトアップが可能となり、当初の狙いどおり40km/h台から6速ギアに入れたらスロットル操作だけで速度がコントロールできるオートマチック感覚を手に入れました。

その反面で新たに気になり出したのは、5000rpm手前に感じる加速の淀み。あちらを立てればこちらが立たず、ではありませんが、アイドリングからレッドゾーンまで全域のフィーリングを、100点満点でつなぐのは容易ではありません。

そこで、最終試作に近い段階からエキゾーストパイプをさらに20mm延長し、バイパスパイプの位置も30mmアップしたところ、気になったわずかなトルクの谷も解消し、ようやく完成にたどり着きました。

たかがエキゾーストパイプと思われるかもしれませんが、エリミネーター用POWERBOXパイプが作り出す2000~5000rpmの逞しさ/力強さ/爽快感は、純正エキゾーストパイプでは絶対にないものです。フルエキゾーストであればサイレンサーの影響があるかもしれませんが、交換するパーツはエキゾーストパイプしかありませんので、これは確実にPOWERBOXパイプ装着による変化であり、効果です。

バイクメーカーが“これで大丈夫”と開発を終えた純正マフラーに対して、ボルトオンで装着できるエキゾーストパイプだけで違いを出すのは簡単ではありません。

SP忠男のマフラーは、交換するだけで変化が実感でき、誰もに「気持ちイー!」と評価していただくことを目指していますが、それは一般的なライダーが日常的な走行シーンで多用する領域のトルクラインやトルク特性の向上のために、ブレずに開発を行うスタッフの心意気による面も大きいと思います。

SP忠男|POWERBOXパイプ|エリミネーター400

完成したエリミネーター用POWERBOXパイプ。素材は超軽量ステンレス製で、触媒を内蔵した排気ガス規制適合品。税込価格9万200円。

SP忠男|POWERBOXパイプ|エリミネーター400

2本のエキゾーストパイプがつながる膨張室とエンジン下部のクリアランスは最小限で、フィット感は抜群だ。

SP忠男|POWERBOXパイプ|エリミネーター400

純正と比較すると、POWERBOXパイプの方がエキゾーストパイプ長が長いことが分かる。これによって低速域のトルクラインが改善されて「気持ちイー!」走りにつながっている。

テスターによるインプレッションでエリミネーター用POWERBOXパイプの実力を判定

SP忠男|POWERBOXパイプ|エリミネーター400|大屋雄一

比較試乗をお願いした大屋雄一さん。豊富な経験をベースとした分かりやすいインプレッションに定評がある。

全国各地のバイク用品店で開催中している快感体感試乗会ライドオンキャンペーンでは、POWERBOXパイプ付きエリミネーターに試乗していただくことも可能ですが、ここではモータージャーナリストの大屋雄一さんによるノーマルとの乗り比べの印象を紹介します。

まずは純正仕様での印象をお聞きしました。

「純正エキゾーストパイプで気になったとすれば、3000~4000rpm付近のトルクの薄さというか、回転上昇が淀むようなフィーリングです。

平坦路であれば、スロットルを開けてから少し待つだけで、5000→6000rpmとすぐにこの領域を通過するので問題ないですが、上り坂や向かい風など負荷が増える状況ではけっこう気になります。

よって、自然と低いギヤを選んで、ここを使わないようになってしまいます」

SP忠男|POWERBOXパイプ|エリミネーター400|大屋雄一

純正エキゾーストパイプとPOWERBOXパイプで乗り比べを行ってもらった。その印象は本文の通りで、乗った瞬間から違いが分かったそうだ。

次に、POWERBOXパイプ装着後の印象をお聞きしました。

「走り出してすぐに変化を実感できます。明らかに例の3000~4000rpm付近の“淀み”が解消しています。

その結果、街乗りで自然とひとつ上のギヤを使うようになり、具体的には60km/hでトップ6速(3500rpm付近)に入れてもキビキビと走れるようになりました。これを続ければ、おそらく実燃費も良くなるはず。

淀みがなくなったことで、7000rpm以上の伸び上がりに勢いが増した印象もあります。加えて、スロットルを急閉したときのエンジンブレーキもわずかに弱まったような…。

ちなみに1速で1万2000rpmまで引っ張ると速度は73km/h付近になり、2速だと100km/hをわずかに超えます。

POWERBOXパイプに交換することで、微振動の増加などネガティブな要素が出ないかをいろいろ探ってみましたが、試乗では何も発見できませんでした。排気音の音量や音質はほとんど変わらない印象で、空吹かしでのレスポンスも、断言できるほどの変化は感じられません。

自分もそうですが、性能が上がるかわりにうるさくなるのがイヤなライダーにとっては、うれしい要素のひとつだと思います。

エリミネーターらしさを損なうことなく、市街地で多用する領域をより扱いやすくしてくれるPOWERBOXパイプを体感すると、もう純正エキゾーストパイプには戻したくないですね」

SP忠男|POWERBOXパイプ|エリミネーター400

エンジン本体やECUに手を加えることなく、エキゾーストパイプ交換だけで純正マフラーで気になる部分を改善できるPOWERBOXパイプ。エキスパートライダーだけでなく、一般的なライダーにも違いが分かるのが嬉しい。

限られた時間の中での試乗でこれだけの違いを指摘いただけたのは、さすがに日頃から多くのバイクを試乗している大屋さんならではだと思いますが、SP忠男はどんなライダーでも違いを実感できるマフラー開発を行っています。

エリミネーターでもっと爽快感と心地良さを体感してみたいライダーは、ぜひともPOWERBOXパイプ装着車両の試乗をおすすめします。私たちが提唱する「気持ちイー!」がきっとご理解いただけるはずです。


※本記事はスペシャルパーツ忠男が提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。