14kgもの軽量化がもたらす絶対的安心感!!【BMW F900GS試乗インプレッション】

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●文:土山 亮 ●写真:BMWモトラッド ●BRAND POST提供:BMWモトラッド

軽量化と秀逸なサスで全方位スキなし!!

【BMW F900GS

BMWモトラッドのGSシリーズの中でも、スポーツ志向の高い軽量モデルが並列2気筒エンジンを搭載するF–GSシリーズだ。今回スペイン・マラガで試乗してきたのは、その最新モデルF900GSである。

従来型のF850GSでは853ccだったエンジンは基本設計を踏襲しながら895ccへ拡大。さらに車体は各部を大幅に軽量化することで14kgもの軽量化に成功している。今回のテストではオンロードとオフロードで約300km走行したが、いずれにおいても走りは従来型をはるかにしのぐシャープなものに生まれ変わった。

改良されたエンジンはより緻密な制御で力強さと扱いやすさがアップ。さらにシフトアシスタントプロの恩恵もあって、ロングツーリングでの快適性は格段に向上している。

ワインディングでのハンドリングは軽快そのもの。ショーワ製の新型フロントフォークは豊かなストロークを誇りながら、過度なピッチングはなくロードでもすこぶる快適だ。

肝心のオフロード走破性は、14kgの軽量化があらゆる状況でメリットを発揮。タイトな登りのガレ場や足場の悪い場所でも、軽い車体がもたらす安心感と俊敏性は乗り手に自信を与えてくれる。

新型サスと最新ABSの完成度も秀逸で、新たに6軸IMUの投入によりブレーキは扱いやすく、下り坂でも思い切ってフロントブレーキを使え、なおかつ常に前後サスはしなやか。オフ性能の大幅な進化こそF900GSの真骨頂だ。

【BMW F900GS主要諸元(日本仕様)】主要諸元■全長2270 全幅945 全高 1395 軸距1600 シート高 870(各mm) 車重219kg ■水冷並列2気筒 DOHC4バルブ 894cc 105ps/8500rpm 9.48kg-m/6750rpm 変速機形式6段リターン 燃料タンク容量14.5L ■ブレーキF=Wディスク R=ディスク ■タイヤF=90/90R21 R=150/70R17 ■価格:209万5000円

俊敏性を具現化したシャープな車体

シャープかつスリムなシートまわりはライダーの自由度も高い。前後サスのストロークはそれぞれ230/215 mm。オフではエンジンモードをEnduro Proにセットして走行。常にトラクションを体感できる制御はビギナーにも優しい。

【RIDING POSITION】シート高はスタンダードで870mmとかなり高め。小柄な筆者では片足がようやく着くレベルだ。シート&タンクまわりはエルゴノミクスを重視したデザインにより、シッティング/スタンディング問わず乗りやすい。(身長162cm・体重59kg)。

TESTER:土山 亮

BMW専門誌編集長を経て、現在はフリーランスで活動中。今回はスペインで開催されたBMWの国際試乗会にて、F900GSを含む3機種の2024モデルに試乗してきた。


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