レーシング女子岡崎静夏の『いつもバイクで!』【CL500編】バイクを操縦する純粋な楽しさを!
ロードレースがオフシーズンの冬期も濃厚なバイクライフを満喫する岡崎静夏さんが、年末年始にツーリングと移動のパートナーに選んだのはCL500。その“意外なスポーツ性”と想像どおりの“ちょうどよさ”にすっかり惚れ込むことに……。
●まとめ:田宮 徹 ●写真:楠堂亜希 ※当記事は(株)内外出版社ヤングマシン掲載記事(2024年3月号)の内容を編集・再構成したものです。 ●BRAND POST提供:HondaGO BIKE LAB
みんなにも薦めたい増車候補ナンバーワン!
前号での宣言どおり、年末年始はオフロード遊びを満喫。エンデューロレースにも参戦しました。これにより競技用モデルのCRF125Fが欲しくなってしまったのですが、それと並んでかなり本気で増車を検討してしまったのが、年末から年始にかけてしばらくお借りしていた、今回紹介するCL500です。
昨年5月にデビューしたこのバイクは、クルーザーのレブル500が開発ベースで、車体の基本部は4号前にこの企画で取り上げたCL250とほぼ同じ。250にも、シンプルな設計の中にバイクの本質的な魅力がしっかり詰まっていると感じましたが、500にはそれをさらに上回る“走りの楽しさ”があり、それでいて250同様に気軽さもあり、私の好みにぴったりでした!
排気量471cccの水冷直列2気筒エンジンは、吸排気系などを除けば基本的にレブル500と同仕様。最大トルクの発生回転数はレブルより250rpmアップとはいえ、最高出力と最大トルクの数値も同一です。ただし、後輪側となるドリブンスプロケットは40→41丁に。つまり、わずかながらギヤ比はショート(加速重視)になっていています。
この効果もあってか、CL500に乗ってまず感じたのは、エンジンの力強さ。といっても、4気筒CBR系のように高回転域で刺激的な加速力を発揮するということではなく、公道で多用する低中回転域がパワフルに感じられる出力特性です。
もしも低中回転域の勢いそのままに高回転域まで伸びたら、オーバーパワーに感じてしまうかもしれません。でもCL500のエンジンは、低中回転域では中上級ライダーすらも退屈させない力強さを発揮しながら、高回転域は公道でも扱いやすい“ちょうどいい”範囲内。ふたつの魅力が共存しているところが、まずはとても気に入りました。
また、前後サスの特性もかなり好印象。ストロークは長めですが、ソフトすぎることはなく、スロットルやブレーキの操作による入力に対して、ゆっくりだけどしっかり動きます。このためタイヤへの荷重がわかりやすく、トラクションを感じやすいことから、滑りやすそうな状況でもスロットルを開けるのがコワくありません。前後サスの動きからは、スーパーモタード系のような雰囲気も感じられ、公道の低いスピードレンジでも、車体姿勢を制御しながら操る楽しさを満喫できます。
※本記事はHondaGO BIKE LABが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。