【BMW R1300GSでツーリング】東伊豆の絶景道：天城の山並みと複雑な沿岸線を堪能する旅

小田原湯河原線：相模湾の絶景

まずは、東伊豆の入り口とも言える真鶴の山間部を通る神奈川県道740号線(小田原湯河原線)を紹介したい。同県道は元国道135号線で、古道としては根府川通りにあたる道になる。湯河原の急峻な山容をトラバースするように延びており、相模湾の絶景が楽しめる道だ。ダンプが多いので安全運転を。

河津七滝ループ橋：河津桜の絶景地

続いては、東伊豆というか中伊豆とも言える河津にある、国道414号線の一部ともなる定番の二重のループ橋。かつては山側につづれ折りの延びていたが、1978年の伊豆大島近海地震で崩落し、ループ橋が作られた。険しい天城山が一気に標高を上げる場所にあり、高低差は45mもある。河津七滝の入り口に入る道からループ橋の下の河津桜が咲く駐車場にアクセスが可能だ。

細野高原：貴重な自然が残る草原地

また、東伊豆にある三筋山山頂にある東京電力の東伊豆風力発電所へ延びる細野高原の道もおすすめだ。貴重な自然が残る細野高原の中を、眼下の絶景を味わいながら走れるツーリングルートだ。ただし、私有地内のため草原への侵入は厳禁なのと、強風の日は危険なので注意を。

神奈川県道109号線：海沿いの景勝地を走り繋ぐ

相模湾を眺めながら走れるシーサイドロードの神奈川県道109号線は、穴場の絶景道だ。1〜2車線で国道135号線の渋滞回避にも使われるため、交通量は多め。川奈や富戸といったビーチ、城ヶ崎海岸などの景勝地を走り繋ぐことができる。写真のように富士山を仰ぎ見れる区間もある。

林道奥野線：初めてでもやさしいフラットダート

せっかくアドベンチャーバイクのR1300GSで行くなら、走りたいのが林道。東伊豆でおすすめの林道が奥野線だ。初めての林道としてもおすすめの伊東市内の約3kmのフラットダート林道。定期的に整備されるため、ガレ場などの悪路はない。さくらの里と奥野ダムをつなぐように延びており、身近な自然を堪能できる。ハイカーも歩くので絶対に飛ばさないよう。

伊豆スカイライン：伊豆半島定番の絶景道

そして、最後が定番の絶景道の伊豆スカイラインだ。伊豆半島の尾根部を走る総延長約40kmの観光有料道路で、熱海峠から天城高原までを結んでいる。信号がなく流れがスムーズなため、海岸沿いで混みやすい国道135号線の抜け道としても知られており、快適なワインディングロードを楽しめる。絶景ポイントとしては、玄岳や池の向駐車場など、道沿いにある駐車場がおすすめ。なお、富士山の眺望を楽しみながら走るには、天城高原側からのアクセスになる(天城高原〜熱海峠：2輪車料金580円 ※2024年2月現在)。

BMW R1300GS TRIPLE BLACK

ミッションをエンジン下部に置くなど、エンジンを含めて大幅リニューアル＆軽量化。先代のR1250GS とはもはや別物で、とくにフロントの軽さが際立ち、日本人でも無理なく扱えるバイクに変貌を遂げた。ACC(アクティブクルーズコントロール)も優秀で、高速走行は疲れ知らずだ。

• サイズ：全長2210 全幅1000 全高1375(ロー時) ホイールベース1520 シート高820-850(各mm)
• 装備重量：258kg
• エンジン：水冷4 ストロークDOHC4バルブ水平対向2気筒 常時嚙合式6段リターン
• 総排気量：1300cc
• 最大出力：145ps/7750rpm
• 燃料タンク容量：約19L
• タイヤサイズ：F=120/70R19 R=170/60R17
• 税込価格：323万9000円(スタンダードは284万3000円～)