Z900RS/Z650RSを理想のスペックへ導く BEETがこだわり抜いた「NASSERT 3D UPマフラー」
往年の人気モデルであるカワサキZ1やZ2をオマージュして登場したZ900RSは、ネオクラシックモデルの中でも好セールスを続けている。カワサキのZ系車両は昔からカスタムが熱く、Z900RSもアフターパーツが大充実! オートバイらしいスタイルや走行性能を高めるべく、各社から多彩なパーツがラインアップされる。その中で、やはりキーポイントになるのがマフラーだ。カワサキ車のマフラーといえば、ワークスチームにマフラーを供給するBEETの存在はファンにとって常識レベル。その徹底した性能至上主義と機能美の追求が、究極ともいえるNASSERT 3D UPマフラーを完成させた。
●まとめ・写真:川島秀俊 ●BRAND POST提供:BEET JAPAN
全域でノーマルを凌駕する高性能と、理想のスタイリングを追求!
カスタムパーツ業界にて、昨今のマフラー開発は非常に難しい状況だと言われている。年を追うごとに厳しさを増す騒音&排出ガス規制に対応せねばならず、性能的にノーマルマフラーを上回ることすら至難の業なのだ。せめてルックスやサウンドでノーマルを凌駕したくても、Z900RSについてはカワサキがメーカーの威信をかけて開発した車両だけに、ノーマルマフラーの完成度はかなり秀逸。機能パーツであるマフラーカスタムといっても、性能の上がらないマフラーも存在しているという。
そんなマフラー開発事情の中で、性能にこだわり続けるのがBEETだ。生産性やコストを考慮すればサイレンサーなどは十分な性能のものを共通部品にすればいいが、BEETでは外観が同じでも内部を専用設計にしてとことんスペックを追求。1mm単位でベストな内径に調整し、政府認証を得られる範囲で最高のスペックに仕上げている。これには企業風土が大きく影響しており「時間がかかってもとことん開発し、自信を持って世に送り出せる製品に仕上げる」というポリシーを代々踏襲。その妥協なき開発姿勢はデザインにも及んでおり、このほど丸型サイレンサー仕様のNASSERT 3D UP(STD)マフラーが細身のサイレンサーにブラッシュアップされた。
’18~’23 Z900RS NASSERT 3D UP フルエキゾーストマフラー(政府認証適合)
●価格:31万1300円
独自のBLSS機構を採用し、政府認証マフラーでハイパワーと官能的なサウンドを両立
マイナーチェンジされたNASSERT 3D UPマフラーは、φ100mm×350mmという細身のサイレンサーを新採用する。太いサイレンサーもレーシーでかっこいいが、よりシックで落ち着いた雰囲気を望む声に応えたものだ。一般的にサイレンサー容量を減らすと騒音が増すため、より内径を絞って消音能力を高める必要がある。そうするとストレート構造では排気効率が下がってスペックダウンにつながるのだが、BEET製マフラーにはサブサイレンサーのBLSS(BACK LORDED SUB SILENCER)が装備されているので性能を維持したままスリム化を実現できたのだ。
このBEET独自のBLSSは単なる排気チャンバーではない。メインパイプ内で絞られるコントロールパイプとBLSSへのバイパスパイプ径で排圧をコントロールし、制御バルブ付きマフラーと同等のトルク特性を引き出している。BLSSは高回転時にバイパスする排気を消音しつつ、金管楽器のようにエキゾーストを反響させることで官能的なサウンドにも貢献。今では大排気量車に欠かせないデバイスになっているのだ。
自社で開発から生産まで一貫することで、職人気質のこだわり抜いたマフラーが誕生する
BEETでは、かつてZ900RS用の直管タイプマフラーを開発し、ほぼ完成の状態まで仕上げたという。リリースすればヒットするのは間違いのないマフラーだったが、同時に開発したBLSS付きマフラーの方がスペックもサウンドも圧倒的に優れていたため、発売を見送った経緯がある。企業としての利益より、マフラーメーカーとしてのプライドを優先する……そんな職人気質がユーザーに愛され、信頼を積み重ねているのだろう。
マフラー開発では、シャーシダイナモ上でノーマルマフラーの性能を全域で上回るまで仕上げた後、必ず実走テストを行なっている。実際にヘルメットを被り、ライダーの感覚で良い走りができるのか、サウンドや加速感が気持ちいいのかを確認するのだ。性能を重視しながら、BEETはマフラーサウンドにも特別なこだわりを持っている。人間は体調によっても感覚が変化するため、開発担当者は毎朝エンジンを始動してサウンドチェックを行うのだ。開発期間中、何度聞いても「いい音」だと確信し、BEETのマフラーはすべてに自信を持って発売されるのだ。
2気筒エンジンを搭載するZ650RSを、高性能ツインスポーツとして覚醒させるマフラー
Z900RSの弟分というキャラクターのZ650RSは、エンジンが並列2気筒ということで異なる魅力を放っている。外観こそZ1やZ2のイメージを踏襲しつつ、軽量・コンパクトなツインスポーツとしてミドルクラスで貴重な存在になっているのだ。特にダウンサイジングを考える大型車ユーザーやステップアップを考える小型車ユーザーにとって、軽量な2気筒のミドルクラスは絶好のパッケージング。スタイルはカワサキZ系のオーラをまといつつ、鼓動感のあるビッグツインで走る感覚は、独自の世界を楽しませてくれる。
そんなZ650RSの魅力を高めてくれるのが、BEETから発売されるNASSERT 3Dマフラーだ。実はZ900RS用の同タイプマフラーより先にリリースされており、細身の丸型サイレンサーを初めて採用したのがZ650RSから。ネオクラシックスタイルを単なる懐古主義にしないよう、現代のマフラー造形をクラシックテイストにまとめ上げている。ビジュアル的にこだわったのはサイレンサーの上げ角で、過激になりすぎないスポーティ感が絶妙! 専用サイレンサーステーとタンデムステップホルダーが用意され、純正のマフラーステーは取り外すことになる。
’23~ Z650RS NASSERT 3D フルエキゾーストマフラー(政府認証適合)
●価格:23万4300円
サブサイレンサーのBLSS搭載で、高性能を発揮しつつ政府認証を取得
Z650RS用のNASSERT 3Dマフラーは、エンジン形式や排気量こそZ900RSと異なるものの、開発コンセプトや完成度へのこだわりはまったく共通。むしろ2気筒エンジン特有となるパンチの効いたエキゾーストを消音するため、Z900RSよりサイレンサー設計に苦労したそうだ。BEET製マフラーは性能的に優れるストレート構造を基本とするため、騒音規制をクリアするためにサブサイレンサーのBLSSは必須の装備。全域をパワーアップさせる排圧コントロールや官能的なサウンドチューニングにも欠かせない存在で、今やBEET製高性能マフラーの証となっている。
Z900RSの人気があまりに突出するため、やや影の薄い存在となっているZ650RS。現行モデルは4気筒エンジンを搭載しないことから、往年のZ650“ザッパー”の再来とは認めない声も存在する。しかし、このBEETのNASSERT 3Dマフラーを装着したフォルムを見ると、素直に「かっこいい!」と感じるだろう。心地良いパルスを刻んでパワフルに加速する姿へ、往年の“ザッパー”を重ねる必要などないのだ。Z900RSの格下扱いではなく、Z650RS独自の魅力をマフラーカスタムで高めてもらいたい。
※本記事はBEET JAPANが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
- 2023/08/24
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