誕生のきっかけは偶然だった!? エキパイだけで「気持ちイー!」を実感できるパワーボックスパイプ

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街乗りした時に感じる不満や違和感を解消して、ユーザーが実感できる“気持ちイー!”を作り込むのがSP忠男製マフラーのテーマです。純正サイレンサーで心地よさと爽快感を感じられると人気のパワーボックスパイプは、マフラーシステムにおけるエキゾーストパイプの重要性を改めて認識させてくれるパーツです。しかしその誕生には偶発的な要素もあったのです。

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ピークパワー優先の開発では気づきづらい微妙な仕様が“気持ちイー!”につながるエキゾーストパイプ

「心地よさ」と「爽快感」が気持ちイー!の本質であると定義しているSP忠男は、ピークパワーを追うだけでなく、トルクラインを整えることを重視してパワーボックスシリーズを開発しています。トルクラインを整えるというと難しく感じるかも知れませんが、シンプルに言えば公道を走行する際に何か気になる部分や違和感を覚える点を修正すると言うことです。

アフターマーケットのマフラーにとって、ピークパワーを追い求めるのは明快でユーザーへのアピール力も強いと思います。せっかくマフラーを交換するのなら「純正プラス●馬力」というスペックは魅力的でしょう。しかしSP忠男ではピークパワーだけを追うのではなく、街中で多用するエンジン回転域でのトルクを重視しています。

それも唐突にトルクが立ち上がれば良いのではなく、スロットル開度に応じてライダーが急かされたりダルさを感じないように、ノーマルを明らかに上回るトルクを実感できることを重視しています。裏を返せば、純正でそうなっていない機種もあるということです。

パワーボックスサイレンサーによって、スリップオンで気持ちイー!を実現したSP忠男が、次に取り組んだのがエキゾーストパイプ変更による性能向上でした。とはいえこれは意図したものではなく、開発のきっかけはまったくの偶然でした。

発端はWR250R用マフラーの相談

ヤマハWR250R用のマフラーを作って欲しいと依頼されて引き受けたものの、オンロード車専門にマフラー開発を行ってきたSP忠男には、オフロードモデル用にちょうど良いサイズのサイレンサーがありません。

WR250Rは確かにパンチがあって速く、モトクロスやエンデューロ志向のユーザーにはもってこいのマシンです。しかし街中を低いギアで走ったり、他の車の流れに合わせて走行中に4速50km/h以下になると違和感があります。WR本来のキャラクターからすれば、そうした領域は気にするべきではないのかも知れませんが、ライダーが皆モトクロスコースを走行するわけではないし、トレッキングスピードで走る林道や一般道で違和感やストレスを感じれば楽しさも半減してしまいます。

新たにサイレンサーを開発しても他のオフ系モデル向けの展開予定はなく、開発部門とどうしたものかと悩んだ末に目を付けたのがエキゾーストパイプだった、というわけです。エキゾーストパイプがマフラー全体に対してどの程度影響するかは未知数でしたが、公道を走行した際の違和感や不快な部分が明解だったのは、開発にとっては救いでした。

ヤマハ (YAMAHA)/WR250R&X(JBK-DG15J)マフラーパイプ POWER BOX PIPE 2
WR250R用マフラーパイプ POWER BOX 2の詳細はこちら

純正サイレンサーに対してエキパイの長さや太さを変更し、さらに膨張室を装着することで印象が変わることは確認できました。もちろん、一度で期待した性能になることはないので、パワーボックスサイレンサーを開発した時と同様に膨張室の容積やエキパイとのジョイント方法の試作を徹底的に繰り返して、ノーマルエキパイとはまったく異なる気持ちイー!エキパイが完成しました。

スリップオンサイレンサーのパワーボックスでノウハウを磨いた膨張室をパワーボックスパイプにも応用。とはいえ膨張室のサイズや取り付け位置、ジョイントパイプのサイズや長さに至るまで、ベストが見つかるまで試行錯誤で試作を繰り返す。

このWR250R用パワーボックスパイプは特に宣伝することもなかったのですが、バイク用品店のメカニックの中のWRユーザーに高く評価されたことで、一般のユーザーにも話題が拡散し、あっという間に大人気となりました。レース志向のオフロードモデルだけに、ユーザーの多くは街乗りでの違和感を口にしづらかったのかもしれませんが、エキパイだけでユーザーに共感される製品は、たぶんそれ以前にはなかったと思います。

こんなに喜んで貰えるのなら、と次に開発を行ったのは同じヤマハのセロー250用でした。ところがノーマルマフラーのテスト車両を走らせた途端「しまった!」と後悔しました。尖った性格のWRはすぐに不満点が見つかりましたが、万人に愛されるロングセラーのセローはパーフェクトで、手の着けどころがないほど完璧だったからです。

そこで、簡単に弱点が見つからない状態からあえて一旦バランスを崩し、そこから改めてSP忠男が考える気持ちよさと爽快感を両立できるエキゾーストパイプを開発しました。これはWR用と違って、ノーマルのセローに不満を感じているユーザーが少ない分、正直発売当初から爆発的人気というわけではありませんでした。ただ、装着していただいたユーザーからの評価は高く、SNSや口コミによって情報が拡散することで気がつけばロングセラーとなっています。

250ccクラスのトレール車で最近開発が完了し販売しているのが、2021年式でモデルチェンジしたCRF250L用です。こちらのモデルも前モデルから引き続き高い評価をいただいている製品です。

高回転でのパワーが魅力のホンダCRF250Lに、林道や田舎道で2500~4000rpmのトルク生かしたトコトコ感を加えたパワーボックスパイプ。単にトルクを強調するだけでなく、5000rpm以上に滑らかにつながっていくようこだわり、試作を繰り返して完成した人気製品。ちなみに、CRF250LとCRF250RALLYではガソリンタンク容量の違いもあり車重が10kg異なる。そのためエキゾーストパイプに求められる特性も変わるため、LとRALLY用のパワーボックスパイプは別の製品となっている。

開発のきっかけは、エキゾーストパイプだけで何とか気持ちイー!が実現したいというものでしたが、SP忠男にとってパワーボックスパイプは重要な製品となっています。特にサイレンサー内部に触媒が内蔵されるようになり、騒音規制が一段と厳しくなる中で、エキゾーストパイプだけで気持ちイー!を実現できるのは実は好都合という一面もあります。

ヤマハYZF-R25用パワーボックスパイプは純正カウルを装着すると大部分が隠れてしまう。ノーマルサイレンサー仕様であれば、ルックス的にはいっそうマフラー交換の効果は感じづらい。しかしユーザーの多くはSP忠男製マフラーに、公道での実用領域のトルクアップという機能を求めているため、たとえカウルに隠れたとしてもパワーボックスパイプを求めるのだ

ユーザーと同じ方向を向く製品

パワーボックスパイプの開発と製品化を通じて実感したのは、SP忠男の製品に対してユーザーが共感していただける内容と、ユーザーの皆さんがSP忠男に期待していただける内容や方向性が一致しているというということです。

気持ちイー!というフレーズは漠然としたイメージのように聞こえるかも知れませんが、一度でもマフラーを装着したユーザーの大半は、クラッチをつないで走り始めたと同時に右手の動きに従い欲しいところで欲しいだけのトルクを生み出すパワーボックスパイプの心地よさと爽快感をご理解いただけます。

エキゾーストパイプにバランスパイプが装着されたスズキVストローム250用パワーボックスパイプ。理屈もさることながら、これまでのマフラー作りの経験とノウハウ、さらに開発スタッフの感性を活用してSP忠男ならではの気持ちイー!を実現するための製品作りが行われている。

それを知るためにも、全国各地のバイク用品店で開催している体感試乗会でSP忠男製マフラー装着車に乗っていただきたいと思います。

また、ホームページではパワーボックスパイプのラインナップとともに取り付け動画も用意していますので、YouTubeで視聴いただければ幸いです。

自分で交換したい方へ。説明書だけではなく交換説明動画もご用意

ホンダ2021~CRF250Lパワーボックスパイプ装着動画

ヤマハ2018~SR400パワーボックスパイプ装着動画

スズキVストロームパワーボックスパイプ装着動画


※本記事はSP忠男が提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。