アクティブ ニンジャZX-25Rストリートカスタムスタイル見参!!【ワイドタイヤで別格の安心感】
●文:横田和彦 ●写真:真弓悟史 ●BRAND POST提供:アクティブ
クラスを超えたルックスと高い走行性能を両立!
アクティブが製作した公道ターゲットのニンジャZX-25Rカスタム車を見て最初に思ったのは「このリヤビューは250じゃない!」 それもそのはず、装着されているリヤタイヤは2クラス上のニンジャZX‐6Rと同じだからだ。
そのインパクトはかなりのモノ。しかし同時に「ちゃんと曲がるのかな?」という疑問が。タイヤサイズはコーナーリング特性に与える影響が大きい。太すぎると動きが鈍くなるのでは…、という懸念があるのだ。アクラポヴィッチのサイレンサーからノーマルより太いエキゾーストノートを響かせコーナーに進入。すると狙ったライン通りスッと素直に寝ていくではないか。しかもバンク中はノーマルよりも安定している感覚。それはワイドタイヤの恩恵だろう。コーナーの出口でスロットルを開けていくと、路面に確実にパワーが伝わっていることが感じられる。次のコーナーへ向けての切り返しも安定していて、走行ラインを追いやすい。ビッグバイクに近い挙動によって、気持ちに余裕ができることがわかる。もっとパワーがあっても大丈夫だと思うほど。タイヤが太いことによるネガは微塵も感じなかった。
しかし大幅にサイズアップしているのに自然な乗り味なのはなぜだろう? 開発スタッフの宇田知憲氏によると、ゲイルスピード製のリヤホイールはリムサイズが5.5インチと太くなっても4.5インチのノーマルより軽いのだという(ノーマルの6.8kgに対し5.5kg)。さらにハイパープロサスペンションとフォークの突き出し量の調整により、ディメンションや減衰の最適化が行われていることも大きい。
操作系の変更もメリットがある。タレ角が増したハンドルはスポーツフィール満点だし、剛性が高いバックステップが最適な位置にあるので、荷重による車体コントロールがしやすい。そしてゲイルスピード製に交換されたフロントブレーキシステムはコントロール幅が広く、コーナーの奥まで軽く引きずっていくような芸当もできる。スポーツバイクとしてのポテンシャルがグッと高まっているのだ。
見た目のインパクトとクラスを越えたスタビリティを併せ持つアクティブ製ZX‐25Rは、新たなカスタムの提案だと言える。参考にしたい1台だ。
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