〈クシタニレース通信〉日本人で唯一WSSPに参戦する岡谷雄太選手より 2021年シリーズ開幕戦レポート

  • 2021/07/30
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今シーズンもいよいよ開幕戦を迎えました。開幕の舞台はアラゴン。テストをしていたコースですが、正直テストのフィーリングは良くありませんでした。コロナの影響でテストにギリギリまで参加しなかったこともあり、テストの時間も足りていませんでした。さらに去年全く良い結果が残せていなかったので不安も多かったです。

でもいざ金曜日のフリー走行がスタートしてみると、マシンの調子が良く、テストでのフィーリングはなんだったのかと思う程でした。マシンのセットも大きく変更してトライしたため、全く完璧な状態ではありませんでしたが、テストの時のベストタイムはすぐに更新しました。その後もアタックをして11番手でFP1を終えました。

FP2はFP1と条件が大きく変わり、とても気温の高いセッションになりました。全員が条件の違いに苦しんでタイムを出せない中、僕はなんとか1周をまとめることができ、トップタイムをマーク。セッションの途中でこれ以上今アタックしてもリスクしかないと思い、マシンのセットアップに時間を使うことができました。

土曜日のSuperPoleは自己ベストを更新したものの、上位には届かず11位で終えました。昨年と違い46台が一斉に予選をするためかなり難しい予選でした。順位には満足していませんでしたが、マシンのフィーリングもよくレースでは問題ないと思っていました。

迎えたRace1はWSSP300クラス独特の混戦になり難しいレースで、開始4周目にシフトトラブルでオーバーランをしました。11番手に落ち、数秒のギャップがトップグループからできたものの、自分のスイッチが入り、追い上げ、その勢いでトップまで上がりました。残り3周のところで後方の赤旗で中断、パルクフェルメでは1位のところに誘導され、優勝?と半信半疑でしたが喜びました。

その数分後、1位と3位のボードが入れ替えられ、3位だったチームメイトが喜んでいました。僕は状況が全く理解出来ませんでした。順位は間違っていたようで僕は3位という結果に。こんなに嬉しくない、気持ちが晴れない表彰台はありませんでしたが、仕方がないと思いました。
Race2はRace1よりも激しいトップ争いになり、何度も何度も他のライダーと接触しました。レース後は転倒していないのにツナギの膝がボロボロ。激しさを物語っていました。

レースはなんとか生き残り4位でゴール。最後の組み立てに失敗してしまい、完敗の4位でした。勝てそうなレースだっただけに悔しかったですが、今回はちゃんと負けたので悔いはありませんでした。色々あった開幕戦ではありましたが、良い滑り出しだったと思います。

FIMスーパーバイク世界選手権 ワールドスーパースポーツ300クラスに日本人として唯一参戦する岡谷雄太選手
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岡谷雄太
東京都出身。1999年生まれ。
2007年7歳の時、父親の影響もありポケットバイクでバイク人生をスタートさせる。その後、ミニバイクへステップアップし、12歳でNSF100 HRCトロフィーのシリーズチャンピオンを獲得。以降、学業と両立しながら筑波コース1000出場など関東地方で精力的にレース活動を行う。
2018年には全日本ロードレース選手権J-GP3クラスへフル参戦し、第1戦のツインリングモテギでデビューウィンを飾った。ルーキーながら実力を発揮しクラス最多の3勝をあげたが、最終戦までもつれ込んだポイントランキング争いでは、2位でシーズンを終えた。「MFJ MOTO AWARDS 2018」全日本選手権ランキング認定表彰式では、ロードレース特別賞としてJ-GP3クラスのルーキオブザイヤーも獲得。
2019年よりWSSP300(FIMスーパーバイク世界選手権 ワールドスーパースポーツ300クラス)にフル参戦する、唯一の日本人ライダー。

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