’20合法マフラー最新事情&逸品図鑑

’20合法マフラー逸品セレクション【RC甲子園 for XMAX R】

バイクカスタムの真髄として確かな存在意義を持つ「合法マフラー」。その普及に取り組むマフラーメーカー8社が開発・販売している自信作を紹介。名門レースチームとして知られるRC甲子園は、政府認証マフラーを核として独自のカスタマイズを施したコンプリートマシンを提供している。


●取材/文:宮田健一、川島秀俊 ●撮影:川島秀俊、松井慎、山下博史 ●取材協力:RC甲子園 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

250のXMAXがまるで300のようだ

名門レースチーム・RC甲子園では、HITMANブランドで政府認証マフラーを手がけるだけでなく、独自のカスタマイズを施したコンプリートマシン(=RCKコンプリート)をRおよびMシリーズとして製作するユニークな試みを行っている。「XMAX R」は、そのRシリーズの1台。

【RC甲子園 RCKコンプリート XMAX R】●税込コンプリート車両価格:81万9500円

単体でも発売されている政府認証のHITMANフルエキゾーストを核に、駆動系まで含めたトータルチューニングによって、発進から100km/hまでの加速を重視して開発。5000〜7500rpmでは、まるで300cc版と思えるようなパフォーマンスを発揮する。これはさすがにマフラー交換だけではなしえないワザだ。

XMAX Rの税込車両価格は81万9500円。STDとは16万5000円差となるが、マフラー単体価格(税込12万9800円)と約3万5000円差でRC甲子園の手によるチューニングが施されるとなると、むしろ割安と言えるかも。XMAX Rは、北から仙台、八王子、八王子福生東支店、川崎中央、横浜南、豊橋南、名古屋西、滋賀、大阪箕面、大阪箕面甲子園店、大阪東、神戸中央、香川のYSP13店舗で取り扱っている。

ノーマルと比較したグラフでは40〜80km/hあたりの大きな差でパワー特性の違いが歴然。キビキビした走りで街中を駆け抜けることができる。

装着されるHITMANフルエキゾーストは単体でも販売。チタン+カーボンキャップで3kg以上の軽量化も達成する。

マフラーの裏には政府認証を示すJMCAのプレートが。排気音は小気味良い音質で、音量もちょうどいい感じだ。

別売でフェンダーレスキット(税込1万5400円)も用意。鋭い加速に見合った精悍なスタイルとすることも可能だ。

TMAXもコンプリートカスタム

RC甲子園では、TMAX530をベースに、よりTMAXらしく加速性能などをモディファイしたコンプリートマシンも製作。マフラーはSTDのままだが、40〜100km/hまでの領域で最大約7〜8psアップのロケット加速が楽しめる。

RCKコンプリートTMAX M

【RC甲子園 RCKコンプリートTMAX M】●税込コンプリート車両価格:137万5000円(DX ABS)、126万5000円(SX ABS):コンプリート価格はノーマルのメーカー希望小売価格と完全一致。つまり“ゼロ円”で圧倒的な速さと楽しさが手に入る。

RCKコンプリートTMAX M

マフラーは変わっていないので外観自体もノーマル然。唯一異なる点は、車名ロゴに輝く「M」の文字だ。

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