
量産史上初のスーパーチャージャー搭載バイク、Ninja H2シリーズをはじめ、現行車で唯一の250cc4気筒を積むNinja ZX-25Rなど、独自路線を追求し続けているカワサキ。そんな同社に関連して、2025年6月はどんなニュースや記事が注目を集めていたのだろうか。ヤングマシンの中から厳選して注目トピックをお伝えする。ヨシムラの限定マフラー欲しすぎる!
●文:ヤングマシン編集部
カワサキ「エリミネーター」2026年モデルへ!!
カワサキが人気ミドルクルーザー「エリミネーター」シリーズの2026年モデルを発表。2025年7月15日に発売予定だ。主要諸元に変更はなく、カラーリングの変更のみ。価格はそれぞれ5万4000円アップとなっている。
標準仕様には新色パールラヴァオレンジを追加、SEは新色アーバンシティホワイトとマットカラーを復活させた。
プラザエディションには専用のメタリックインペリアルレッド×エボニーが初登場する。SEとプラザエディションは、ドライブレコーダーやUSB Type-C電源ソケットを標準装備。親しみやすい車体と乗り味で、さらなる魅力を備えたモデルとなっている。
3種のグレードそれぞれに専用カラー カワサキモータースジャパンは、前18/後16インチホイールを履くロー&ロングフォルムなミドルクラスクルーザー「エリミネーター」シリーズの2025年モデルを発表した。[…]
不滅の国産車黄金伝:カワサキ ゼファー開発秘話
カワサキの伝説的モデル「ゼファー」の誕生には知られざる秘話があった。当初はZ2の限定復刻計画として始まったが、高コストから断念。当時の販売推進部長・中島直行氏が、レプリカ全盛期にあえて安価で扱いやすい空冷400ccネイキッドを提案したのがゼファーの原点となったという。
社内からの逆風や低い販売目標にもかかわらず、開発コード「999」のゼファーは若者を中心に大ヒットを記録。この「ゼファー現象」は後のネイキッドブームを牽引し、カワサキの平成版Zモデル群を生み出す源流となった。
この記事はヤングマシン2008年10月号に掲載されたものを再編集して構成しています。 レプリカ全盛期に違う視点を持つ男がいた 1986年4月、それまでイギリスへ赴任していた中島直行氏が、日本国内でのマ[…]
北米カワサキが「KLX230 DF」「KLX230シェルパS」を発表
北米カワサキが「KLX230」シリーズの新バリエーション「KLX230 DF」と「KLX230シェルパS」を発表した。両モデルは現行KLX230とエンジンや骨格を共有しつつ、チューブレス構造のリアホイールを新たに採用した点が大きな違いだ。
DFは大型リヤキャリアやエンジンガードを装備し、荷物を積んでのオフロードツーリングを想定。シェルパSは日本仕様のシェルパよりもさらに車高を下げ、街乗りにも適した仕様となっている。多彩な装備が共通で備わっており、日本での展開も期待される。
2024年登場の「KLX230S」「KLX230SM」に続く新バリエーション KLX230プラットフォームに新顔が登場した。北米で発表されたのは、「KLX230 DF ABS(DF)」と「KLX230[…]
カワサキ「KLX300/SM」2026年モデル登場!【北米】
北米カワサキが「KLX300」「KLX300SM」の2026年モデルを発表した。日本では2016年にファイナルエディションとなったKLX250だが、北米では300として復活し継続ラインナップされている。パワフルな292cc水冷単気筒エンジンを搭載し、“闘う4スト”の本格装備は健在だ。
2026年モデルでは新色とグラフィックを設定。KLX300はモトクロッサーKXイメージのライムグリーンに加えホワイトやカモフラージュ、KLX300SM(北米版Dトラッカー)はグリーン/グレー&ブラックの組み合わせとなる。
KLX300はKXイメージのシャープな最新デザインに新グラフィック&色変更 日本では2016年5月15日にファイナルエディションが発売されたデュアルパーパスモデル「KLX250」だが、北米では2021[…]
カワサキ 2026年モデル「Z900」「Z900 SE」7/15発売
カワサキがスポーツネイキッド「Z900」と「Z900 SE」の2026年モデルを発表。2025年7月15日に発売する。2025年モデルで国内欠番だった標準仕様のZ900が復活を遂げ、SEもグラフィックを変更し早くも次年度モデルの登場となった。
両モデルは、IMU搭載による電子制御の拡充、中速域の力強さを増したエンジン、カワサキ初となる音声コマンドとターンバイターンナビ対応メーターなど、全身にわたる改良が施されている。Z1から続く“マジックナイン”の血統を受け継ぐ最新進化系として、Zシリーズの魅力を一層高めている。
Z1、GPz900R、Ninja ZX-9Rから連なる“マジックナイン”の最新進化系 カワサキは、948cc並列4気筒エンジンを搭載したスーパーネイキッド「Z900」および上級モデル「Z900 SE」[…]
カワサキZ1用の手曲げチタンマフラー抽選販売
ヨシムラのカワサキZ1向け新作マフラー「フルエキゾースト手曲ストレートチタンサイクロン 4-2-1“F-tuning”」が2025年6月21日から抽選申込がスタートした。この超プレミアムマフラーは、年間20本限定生産で価格は税込60万2800円だ。
クラシカルな“直管”スタイルを維持しつつ、軽量かつ耐食性に優れるチタニウム合金を採用。長年のレースノウハウを投入し、出力、トルク、音質、整備性、耐久性を高次元で両立させた「ヨシムラ技術の結晶」といえる逸品。入手困難なお宝アイテムと化すのは必至で、Z1ユーザー垂涎の最高峰マフラーとなるだろう。
懐かしのスタイルに最新技術をフル投入! 2025年3月の東京モーターサイクルショーで詳細が発表されたヨシムラヘリテージパーツプロジェクト。対象機種は油冷GSX-R750とカワサキZ1となっており、GS[…]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
2025モトクロス世界選手権チャンピオンが全日本に参戦! 株式会社カワサキモータースジャパンは、2025年11月1日(土)・2日(日)スポーツランドSUGO(宮城)で開催される第63回 MFJ-GP […]
大風量&大開口設計で乾燥のスピードが桁違い! 2021年の登場以来、プラズマイオンと大風量でヘルメットやグローブをスピーディーに消臭・乾燥するという、独自のアプローチから注目を集めている「ヘルメット消[…]
お風呂やシャワーを怠ることは「こりの重症化」の原因に? ピップエレキバンシリーズで知られるピップ株式会社が今回実施した調査によると、季節問わず、仕事や勉強で疲れたり時間がない等の理由で、ついお風呂やシ[…]
「CW-X」と大谷翔平選手が“挑戦する人”を応援 本プロジェクトは、“挑戦する人”を応援したいと考える「CW-X」と大谷翔平選手が共同で企画。大谷選手も愛用する[ボディバランスアップタイツ]約5000[…]
アイポートの広いフルフェイス:BULLITT CRF 1970年代のBELL STAR(ベル・スター)ヘルメットを彷彿とさせるクラシカルなデザインで、どんなバイクにもマッチするだろうスリムなシルエット[…]
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI])
過激な初代からフレンドリーな後継モデルへ カワサキのビッグバイクと言えば、優れた資質を備える初期型をベースにして、2代目以降で徐々に動力性能を高めていくのが通例だ。だがマッハシリーズの場合は、初期型が[…]
2025モトクロス世界選手権チャンピオンが全日本に参戦! 株式会社カワサキモータースジャパンは、2025年11月1日(土)・2日(日)スポーツランドSUGO(宮城)で開催される第63回 MFJ-GP […]
1,000ドルを謳い文句に全米で大ヒット! カワサキは1972年のZ1以来、Z650RSにZ750TWINと念願だったビッグバイクの領域で世界のリーダーへと君臨することに成功。 またそのいっぽうで、ホ[…]
次世代を見据えた新技術を随所に投入 ’73年から開発が始まったZ650は、当初は”Z1ジュニア”と位置づけられていた。とはいえ、単なるスケールダウンをヨシとしない開発陣は、次世代を見据えた新技術を随所[…]
超えるべき指針はトライアンフ・ボンネビル ’54年に第一号車として、2スト60ccスクーターを手がけたカワサキが、2輪事業に本腰を入れるようになったのは’60年代に入ってからである。 もっとも、当初の[…]
人気記事ランキング(全体)
キジマ(Kijima) バイク スマートディスプレイ SD01 5インチ キジマの「SD01」は、スマートフォンとWi-Fi(2.4GHz)で接続し、スマホのマップをナビ表示できる5インチのモーターサ[…]
次世代を見据えた新技術を随所に投入 ’73年から開発が始まったZ650は、当初は”Z1ジュニア”と位置づけられていた。とはいえ、単なるスケールダウンをヨシとしない開発陣は、次世代を見据えた新技術を随所[…]
メカもライテクもこの1台に教わった 原付というジャンルが、若者にとって比較的手軽にモータースポーツを楽しむ道具として浸透していく中、別の意味で趣味性の高いアイテムとして発展したのがレジャーバイクと呼ば[…]
超えるべき指針はトライアンフ・ボンネビル ’54年に第一号車として、2スト60ccスクーターを手がけたカワサキが、2輪事業に本腰を入れるようになったのは’60年代に入ってからである。 もっとも、当初の[…]
新型CBは直4サウンドを響かせ復活へ! ティーザー画像から判明したTFTメーターとEクラッチ搭載の可能性 ホンダは中国がSNS『微博』にて、新たなネオクラシックネイキッドのティーザー画像を公開したのは[…]
最新の投稿記事(全体)
8月後半から9月末の日本GP、10月の全日本へ怒涛のレースシーズン アッという間に10月も半ばが過ぎてしまいました。全日本ロードレース選手権を中心に取材活動をしているボクにとっては、8月23日・24日[…]
過激な初代からフレンドリーな後継モデルへ カワサキのビッグバイクと言えば、優れた資質を備える初期型をベースにして、2代目以降で徐々に動力性能を高めていくのが通例だ。だがマッハシリーズの場合は、初期型が[…]
ヤマハ・ハンドリングのこだわりを400レプリカ路線へ融合! 1980年にRZ250をリリース、レプリカの時代に先鞭をつけたヤマハも、4ストのスポーツバイクXJ400系ではツーリングユースを前提とした、[…]
X-ADVの兄弟車として欧州で販売される「フォルツァ750」 ホンダは欧州でフォルツァ750(FORZA 750)の2026年モデルを発表した。主要諸元に変更はなくカラーバリエーションの一部変更でイリ[…]
ライダー本人のサイン入り限定ヘルメットも附属 ホンダUKが発表した「CBR1000RR-RファイアーブレードSP ディーン・ハリソン レプリカ」は、2025年のマン島TT・スーパーストッククラスでディ[…]
- 1
- 2