![[自分だけのバイク選び&最新相場情報]ホンダGB350S(2021)試乗レビュー](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2025/06/ym2506-06-01-honda-gb350s.jpg?v=1749181170)
中古車を選ぶ際、なかなか悩ましいのが何を持って完調の状態といえるかわからないこと。そこで役に立つのが、劣化や不具合のない新車当時の試乗レビューだ。自分が中古車を試乗して、それぞれの個体の状態を確かめる際の参考にしてみて。
●まとめ:ヤングマシン編集部(高橋剛) ●写真:楠堂亜希 ●外部リンク:ホンダモーターサイクルジャパン
ホンダGB350S(2021)試乗レビュー
この記事では、手頃な価格と心地よい鼓動感が魅力のホンダGB350のスポーティーバージョン、GB350Sの2021年モデルについて紹介するぞ。現役レーシングライダーの岡崎静夏さんが、無印GB350とGB350Sを比較する。想像以上の違いを見抜いたようだ。 ※以下、2022年2月公開時の内容に基づく
おじさんの質問攻めに遭い、GBの魅力を再認識!
走りをイメージさせる専用パーツがふんだんに盛り込まれたGB350Sのテストです。GB350とSでもっとも大きな変更は、リヤタイヤのサイズでしょうか。スタンダードの18インチに対して、Sは17インチに小径化。幅は、スタンダードが130、Sは150と2cm太くなっています。
外径を計算すると、スタンダードが約639mm、Sが約642mmとほとんど変わりませんが、走りのフィーリングは思った以上に違いますね。
スタンダードは、基本的にまったり。それと、ちょっと難しい言い回しになりますが、接地点がゆらゆらと左右に動く感じがするんです。後輪が少し細い影響かな、と思うんですが…。
それに対してSは、接地感がハッキリしています。どこがどんな風に接地しているかが、すごく分かりやすく伝わってくるんです。
ついでにもっと細かいことを言っちゃいますね(笑)。以前試乗したGB350はバイクが自動的に起き上がろうとするように感じます。ライダー用語で言えば”立ちが強い”という感じ。”直進安定性が強い”って言えばいいのかな。
だから、旋回にあたっての倒し込みでは、自分から積極的に”曲げよう”と意識して操作する必要があります。これが最初に言った「GB350はまったり」の内わけですね。
一方のSは、ちょうど逆。自動的に寝ようとする特性を感じます。”曲げよう”と意識しなくてもスッと曲がってくれるんです。こういうのを”スポーティー”って言うんだろうな。
違いの度合いはほんのちょっとです。でも、ちゃんと違う。この味付けはなかなか見事だな~と思います。
どっちがイイか、という話ですが、これはズバリ、好みの問題ですね。まったり系が好きな人にはGB350がピッタリで、Sに乗ると思った以上に曲がるように感じるかもしれません。
逆に、スポーティー系が好きな人にはSがピッタリで、GB350では旋回力が弱いように感じるかもしれません。自分ですか? 自分は…。
GB350とGB350Sの違いについて考えながら、「あ~、自分はやっぱりバイクにスポーティーさを求めてるんだな~」と気づきました。
全日本ロードを戦っているので、「プライベートでバイクに乗る時ぐらいはまったり行こう」と思うんです。実際、スーパースポーツはちょっと身構える部分もあります(その緊張感がよかったりもするけど…)。
でも、こうしてGB350とGB350Sを比較すると、やっぱりスポーティーなSに惹かれてしまう自分がいるんですよね。
そうは言ってもエンジンはどちらも共通で20psだから、あくまでもスポー”ティー”。ガチのスポーツバイクと運動性能を比較するのは酷というものです。その中でも一生懸命に”スッと曲がるバイクを作ろう”というホンダの心意気には、「うんっ!」と感じるものがありますね。
自分はSのハンドリングが好き。思い通りに寝かせることができて、旋回力が高く、自分の好きなように起こすこともできます。だからスロットルをちょっとだけ大きく開けることができて、加速の楽しみが増えてます。
ラインの自由度も高いから、攻める…とまでは行かないものの、ツーリングにワインディングロードを組み込みたくなるんです。そして「公道なら、本当はこれぐらいのパフォーマンスがちょうどいいんだよな」と思えます。
それにSはカッコいい! そんなに大がかりな変更じゃないのにちゃんと雰囲気が変わっていて、シンプルでありながらモダンさも。なかなかやるな、という感じです。ファクトリーカスタムの底力を見せつけられました。
「優雅に景色を眺めながらトコトコ行きたいGB350に対して、Sはワインディングを組み込みたくなります。“カーブ”ではなく“コーナー”と言いたくなる感じ、分かります?」(岡崎さん)
今回お借りしている間、フラッとお買い物でドラッグストアに行ったんですが(そういう気にさせてくれるバイクです!)、駐輪場で60代ぐらいのおじさんに「おっ、シブいの選んだねえ」と話しかけられました。
おじさんは原付二種のスクーターだったんですが、「カッコいいね~。コレ、何ccなの?」と定番の質問が(笑)。おじさん、かなりのバイク好きで、「高速はどんな感じ?」「ツーリングはどう?」「街乗りは?」と矢継ぎ早。「ぜひヤングマシンを買って読んでください」と言いたくなるぐらいドンピシャな質問攻めでした(笑)。
自分はこういうコミュニケーションが大好きです。GB350Sのカッコよさと、いかにもバイクらしい親しみやすさが、おじさんを惹きつけたのでしょう。スタンダードとSのラインナップでシリーズとしての魅力も高いGB350。「これは人気を呼ぶのも分かるな…」と思いました。
「80km/hのクルージングはこなせても、追い越し加速はちょっと(笑)。のんびり行こうね!」(岡崎さん)
GB350S:SHIZUKAの評価
- スタイリング:「欲しい!」と思えるポイントを押さえてますね。かなりオシャレだけど、まだカスタムしたくなる隙がGood!
- スポーツ性:サーキットを激攻めしようとは思いません。でも公道をそれなりのスポーツムードで走るなら十分に楽しめますよ。
- ツーリング:旅+スポーティが味わえる1台。前後移動しやすくなったシートのおかげで、長距離走行の快適性は増しています。
- 街乗り:スペックを見ると物足りなさを感じるかもしれませんが、思った通り加速してくれるので不足感はありませんよ~。
- コストパフォーマンス:スタンダードでも十分にイケてたのに、4万4000円アップで細部の質感やスポーティーさが高まるなら、買いです!
ホンダGB350シリーズの最新相場情報
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(GB350シリーズ)
GB350の年式別の乗り味を比較してみます 2021年に発売を開始したホンダGB350。2023年と2025年にマイナーチェンジを行っていますが、その乗り味はどんな風に変わっているのか、初期型GB35[…]
控えめに言って“最高”だとしか思えない… 2021年4月に販売開始となったレトロスタイルの空冷単気筒ロードスポーツ・GB350シリーズが、車検のある350ccという排気量にもかかわらず一躍大人気モデル[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
バイクはお兄さんの影響 メグミさんは昔からバイクに興味があったのだと言います。 「兄が二人いて、どちらもバイクに乗っていたんです。小さいときからその様子を見ていたので、自然に自分も乗りたいと考えるよう[…]
多くのカラーパターンを採用するCB350C、特別な2色のスペシャルエディション ホンダはインドでCB350C(日本名:GB350C)を発表した。これは前年に登場したCB350を名称変更したもので、従来[…]
最新の関連記事(自分だけのバイク選び)
ヤマハSR400試乗レビュー この記事では、ヤマハのヘリテイジネイキッド、SR400の2021年モデルについて紹介するぞ。43年の歴史に幕を下ろした、最終モデルだった。 ※以下、2021年5月公開時の[…]
ヤマハNMAX155試乗レビュー この記事では、ヤマハの原付二種スクーターから、NMAX ABS(125)の2018年モデルについて紹介するぞ。 ※以下、2018年7月公開時の内容に基づく 【NMAX[…]
ホンダPCX/160(2020/2021)比較試乗レビュー この記事では、ユーロ5に対応するため全面的に刷新し、第4世代となった2021年モデルと前年にあたる2020年モデルについて比較して紹介するぞ[…]
ホンダ CB400スーパーフォア(2018) 試乗レビュー この記事では、平成28年度排出ガス規制に法規対応するなどモデルチェンジを実施した2018年モデルについて紹介するぞ。 ※以下、2018年6月[…]
ホンダ CB1300スーパーボルドール(2018)試乗レビュー この記事では、平成28年度排ガス規制に対応しモデルチェンジを行った2018年モデルについて紹介するぞ。 ※以下、2018年6月公開時の内[…]
人気記事ランキング(全体)
スタイリッシュでコンパクトなボディで、最長9時間記録可能 今回紹介するモデルは、バイク用品やカー用品を幅広くラインナップするMAXWINブランドの、オールラウンド小型ドライブレコーダー「id-C5Pr[…]
日本仕様の登場もほぼ確実か ホンダは欧州で新年度モデルの「スーパーカブC125」を発表。このほかにモンキー125やST125ダックスの新色も登場している。エンジンは2025年モデルでユーロ5+に適合し[…]
日本が文明開化している頃に生まれたメーカー ノートンは言わずと知れたイギリスの古参メーカー。日本が文明開化の真っただ中、19世紀末に創業されています。 その後、激動の社史をつづりつつ、1976年には1[…]
さ~て今週のラバゲインは!? これまでのラバゲインの活躍っぷりは過去記事でご覧になってください(↓) これまでラバゲインを使って、おもにインシュレーターを中心に検証してきたわけですが、正直に言うと、ず[…]
車内環境を整えてくれる「ベッドキット」「サイドテーブル」を新発売 ハイエース MRTは、「趣味から仕事まで、幅広いユースに応える」をテーマに開発されたトランスポーターモデル。キャンピングカーとは違う“[…]
最新の投稿記事(全体)
手に入るのは2軒のディーラーだけだった トライアンフ・ボンネヴィルTTスペシャルは、1960年代のトライアンフが作ったスペシャルモデルの中でも最もレアなモデルとして有名です。アメリカ市場向けに特別に製[…]
エジプトのファラオラリーでテネレが切り開いた砂漠走破を2スト250レプリカエンジンが成し遂げた! 1987年の東京モーターショーに、ヤマハはファンの意表をつくモデルを発表した。直前にエジプトの砂漠を4[…]
ヤングマシン電子版2026年3月号[Vol.640] 【特集】◆中古車も! 新春お買い得バイク100 二輪業界に限った話ではないが、最近の値上がりっぷりはツラすぎる。この調子じゃ、若者が気軽に買える代[…]
レース用にストラトスを個人輸入したド根性 アメリカはオクラホマ州でカーディーラーを営んでいたアナトリー・アルトゥノフがランチア・ストラスを手に入れたのは1976年のことでした。アマチュアレーサーだった[…]
125ccとは別物!「男のオモチャ」としての操縦性 APトライク250は、単に125cc版の排気量を2倍にしただけのモデルではない。そのキャラクターは「チョイ乗り」から「ガチ乗り」へと変貌を遂げている[…]
- 1
- 2

![ホンダ GB350S|岡崎静夏|試乗インプレッション|[自分だけのバイク選び&最新相場情報]ホンダGB350S(2021)試乗レビュー](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2022/01/ym2201-090-03-honda-gb350s-768x768.jpg?v=1642585887)
![ホンダ GB350S|岡崎静夏|試乗インプレッション|[自分だけのバイク選び&最新相場情報]ホンダGB350S(2021)試乗レビュー](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2022/01/ym2201-092-06-honda-gb350s-768x510.jpg?v=1642585912)
![ホンダ GB350S|岡崎静夏|試乗インプレッション|[自分だけのバイク選び&最新相場情報]ホンダGB350S(2021)試乗レビュー](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2022/01/ym2201-090-02-honda-gb350s-768x432.jpg?v=1642585883)
![ホンダ GB350S|岡崎静夏|試乗インプレッション|[自分だけのバイク選び&最新相場情報]ホンダGB350S(2021)試乗レビュー](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2022/01/ym2201-093-08-honda-gb350s-768x432.jpg?v=1642585959)
![ホンダ GB350S|岡崎静夏|試乗インプレッション|[自分だけのバイク選び&最新相場情報]ホンダGB350S(2021)試乗レビュー](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2022/01/ym2201-093-07-honda-gb350s-768x432.jpg?v=1642585956)
![ホンダ GB350S|岡崎静夏|お気に入りポイント|[自分だけのバイク選び&最新相場情報]ホンダGB350S(2021)試乗レビュー](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2022/01/ym2201-093-11-honda-gb350s-768x510.jpg?v=1642585968)
![ホンダ GB350S|岡崎静夏|お気に入りポイント|[自分だけのバイク選び&最新相場情報]ホンダGB350S(2021)試乗レビュー](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2022/01/ym2201-093-10-honda-gb350s-768x510.jpg?v=1642585965)



































