
長い休みはバイク趣味に没頭する絶好のチャンスですが、家族やパートナーがいる方は、そればっかりに時間を割くって訳にもいきませんよね。でもそんなアナタにピッタリな、ひと粒で二度おいしい“バイク型ライドコースター”が実はあるんです。ゴールデンウィークの行き先はコレで決まり?!
●文:ヤングマシン編集部(風間ナオト) ●写真:富士急行/ホンダモビリティランド ●外部リンク:富士急ハイランド/鈴鹿サーキットパーク
“爽快感”と“スピード感”を追求した富士急のバイク型コースター『ZOKKON』
待ちに待ったゴールデンウィークに突入!!! ツーリングの予定を立てている方も多いと思いますが、家族やパートナーがいらっしゃる方は、ほったらかしで自分のバイク趣味にだけ没頭って訳にいきませんよね。
でもそんなアナタにピッタリな、お子さんや恋人とも楽しめる、ひと粒で二度おいしいバイクっぽいアトラクションが実はあるんですよ、そこのお客さん!
最大加速度3.1G、最大勾配48度で“爽快感”と“スピード感”はMAX! 地上スレスレを通るコースはまさに峠道?
ってことで、まずご紹介したいのが、富士急ハイランドのバイク型コースター、『ZOKKON(ぞっこん)』。
総工費およそ45億円をかけ、2023年7月に誕生した『ZOKKON』は、「ジェットコースター本来の魅力である“爽快感”と“スピード感”の2点を徹底的に追求するために開発しました(富士急行)」とコメントをいただいた通り、全身で風を感じられ、“爽快MAX”。もう“ぞっこん命(LOVE)※”です。
※1983年に発売されたシブがき隊の楽曲(昭和世代に届け!)
ハンドルを握り締めて乗り込むバイク型のライドが、リニアモーターカーと同じリニアランチ方式で、計4回にわたって加速!! まるでワインディングロードを攻めるように、最大加速度3.1Gで右へと左へと駆け巡ります。
全開フル加速で空に向かって駆け上がると、な、なんとレールが途切れて行き止まり……。その後もさまざまな難所&演出が待ち構えます。
次々と訪れる急ターンやトンネル走行、行き止まりからのバック走行など、スリルも満点。自分でコントロールできないので、もしかしてバイクよりエキサイティングだったりして?
『ZOKKON』というネーミングには「コースターの乗車を通じて、コースターだけにとどまらず、遊園地そのものを好きになっていただきたいという想いや、日本的でリズミカルな言葉の響きが外国人にも覚えやすいことから“富士山麓から世界にこのコースターが広まってほしい”という期待を込めています(同社)」とのことで、仕掛けを他にも用意。
グリーン、ブルー、ピンクと3編成のライド足元付近にオーディオシステムが搭載されていて、“SEKAI NO OWARI”が『ZOKKON』のために制作した『デッドエンド』を聴きながら音楽とコースターとが一体になっているかのような感覚を堪能でき、夜にはライド本体のLEDライトが色鮮やかに光り輝きます。
実際に乗車したお客さんからも「見た目以上に疾走感を味わえる」「4回の加速があり、最後まで飽きずに楽しめる」「音楽とアトラクションの組み合わせが良く、没入感が高い」と大好評だそうです。
キング・オブ・コースター『FUJIYAMA』や最大落下角度121度の『高飛車』など、いろいろなタイプのコースターが園内にはありますが、筆者的にはいち時期ハマっていた『進撃の巨人』の世界を体験できるモーションライド型アトラクション、『進撃の巨人 THE RIDE -レべリオの決戦-』が気になります(笑)。
鈴鹿サーキット国際コースが視界に入る『GPレーサーズ』はレース気分を演出
最大48度のリアルなバンク角、鋭いコーナリング……日常では味わえないスピードとGで、興奮はレッドゾーンへ!
バイクと遊園地の組み合わせで忘れちゃいけないのは、鈴鹿サーキットパークの『GPレーサーズ』。
スピード・重力・コーナリングなど、本格的なレーシングバイクのライディングを体験できる、2020年3月登場の日本で初めて(ホンダモビリティランド 鈴鹿サーキット調べ)のバイク型コースターは、「モータースポーツの“カッコよさ”や“高揚感”を、子どもたちにリアルに届けたいという想いから、他にはない体感や本物さながらのデザインで、小学生が憧れを抱けるような2輪アトラクションを(同社広報宣伝催事課)」と考えて開発されたそう。
「日常では味わえない、スピードとGを体感する“リアルなレーシングバイク走行体験”」がコンセプトというだけに、バイク型ライドに前傾姿勢で乗車してのライディングスタイルでの走行は、最大48度のリアルなバンク角、鋭いコーナリングなど、あたかもレースに参加しているようなスピード感!
コースの一部に鈴鹿サーキットのホームストレートが視界に飛び込むポイントもあり、まるで憧れの国際レーシングコースを駆け抜けるかのようなスリルを楽しめます。また、2台のバイクが同時にスタートするため、レースの世界観に没入し、隣を走るライバルとのバトルの興奮を肌で感じることができます。2名でバイク1台に乗車するので、お子さんやパートナーとの心の距離もより近づくかも?
来場者の皆さんからは「レーシングバイクの乗車姿勢ってこんなに前かがみなんだ! 普通のジェットコースターと違った感覚で面白い!」「カッコよくて、爽快感があって楽しかった」といった声をいただいているそうです。
施設内には、子どもから大人までミニレーシングバイクでタイムアタックを楽しめる『モトファイター』、EVマシンを自分で運転して国際レーシングコース(東コース)を走行できる『サーキットチャレンジャー』など、バイク好き、レース好きに刺さるアトラクションが、他にも数多く用意されています。
サイド・バイ・サイドでバトルでの興奮を肌で感じられます。憧れの国際レーシングコースが視界に入るポイントも。
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