
厳しい寒さが続いた2月も終わり、温かい気候になってきた今日このごろ。春の訪れが来る前に、先月はバイク業界でどんなニュースがあったか、ヤングマシンの記事アクセスランキングとともに振り返ってみよう。集計期間は2025年2月1日から2月28日までだ。
●文:ヤングマシン編集部
1位:2500ccなのに小型二輪、125ccなのに原動機付自転車?
ややこしい、バイクを仕分けする方法について解説した記事。じつは、排気量をはじめとした一般的な呼称(通称)による分け方のほかに、道路交通法と道路運送車両法による分け方がある。道路交通法における車両の区分についてはシンプルで、50cc以下は原動機付自転車(原付)、51~400ccは普通自動二輪車(普通二輪)、401cc以上は大型自動二輪車(大型二輪)。
道路運送車両法による区分は、また違う。50cc以下は第一種原動機付自転車(原付一種)、51~125ccは第二種原動機付自転車(原付二種)、126~250ccは二輪の軽自動車(軽二輪)、そして251cc以上は二輪の小型自動車(小型二輪)となっているのだ。
『通称』と『道路交通法における区分』、『道路運送車両法による区分』がある バイク雑誌やWEBヤングマシンの記事を読んでいて「これってどうなってるの?」と混乱したことがある方もいらっしゃると思う。のっけ[…]
2位:結束バンドを切らずに外す方法
配線もケーブルも材木も締め上げればワンタッチで結束できてしまう”結束バンド”の裏技を伝えた記事。一度締め込めば外すことのできないワンウェイタイプが主流だが、間違えて締めてしまった場合は切断するしかない。「これが最後の一本…」といったいざというときのために、役立つのが、切らずに外す方法だ。
使うのは先が尖った針状のもの(千枚通しやピックなど)または、細いマイナスドライバー。軽くバンドを引っ張って爪の下に先端を潜り込ませて持ち上げれば…なんと、スルスルと外れるのだ。
いざという時に役に立つ小ネタ「結束バンドの外し方」 こんにちは! DIY道楽テツです。今回はすっごい「小ネタ」ですが、知っていれば間違いなくアナタの人生で救いをもたらす(大げさ?)な豆知識でございます[…]
3位:カワサキの2ストが復活確定!! まさかの「マッハIII」来る?
カワサキUSAが2025年1月25日、X(旧Twitter)で2ストロークエンジンの復活を宣言したことを伝えた記事。まだマシンの正体は不明ながら、これに先立ちカワサキは「2ストロークエンジン」なる特許を2024年7月8日に公開していることから、ヤングマシンお得意の妄想を交えつつ、夢のあるマシンについても言及した。
とはいえ、論拠がないわけではない。カワサキモータースが2022年12月26日に出願し、2024年7月8日に公開となった特許には、「2ストロークエンジン」の名称が与えられていたのだ。
カワサキUSAが予告動画を公開!!! カワサキUSAがXで『We Heard You. #2Stroke #GoodTimes #Kawasaki』なるポストを短い動画とともに投稿した。動画は「カワサ[…]
4位:ハーレー強豪ビルダーの空冷250ccアメリカンが展示開始
日本のカスタムビルダーである野呂氏が、中国のカスタムビルダーのメーカーとタッグを組み、2021年に発足させたサンダーモーターサイクルズ。その車両展示がライダースカフェである、世田谷と宮ヶ瀬のユナイテッドカフェで開催されることを伝えた記事。会期は2025年2月19日(水)~3月3日(月)までとなっている。
サンダーモーターサイクルズのラインナップは、リヤにモノショックを備えた「ソフテイルサンダー250」と、リジッドフレームモデル「ハードテイルサンダー250」の2種類。いずれも空冷250ccのVツインエンジンをオリジナルフレームに搭載し、フロントにスプリンガーフォークを備えており、オールドスクールなカスタムスタイルが特長だ。
ライダースカフェで展示を実施 2021年から日本での販売をスタートしたサンダーモーターサイクルズは、ハーレーダビッドソンのカスタムビルダーとして知られ、イベントでも数多くの賞を獲得している車坂下(くる[…]
5位:スズキ「GSX-8」系にネオクラが存在か!?
素性のよさから早くも“名作”の評価を得つつあるスズキGSX-8シリーズに、ネオクラシック版が登場するかもしれないことがわかったことを伝えた記事。
丸目ヘッドライトに砲弾型メーター、ティアドロップタンクを備え、エンジンを強調したジャパニーズネイキッドは高い人気を誇る。その象徴であるカワサキのZ900RSは2024年もベストセラーに輝き、登場以来7年連続でトップのセールスを記録中だ。
一方で、スズキの現行ラインナップには懐古的なジャパニーズネイキッドが存在しないのが現状。それを埋めるラインナップが登場する可能性は十分ある。
王道ネイキッドは相変わらず人気! スズキにも参入を熱望したい 共通の775cc並列2気筒を用い、ストリートファイターのGSX-8S、フルカウルのGSX-8R、アドベンチャーのVストローム800系を展開[…]
6位:125ccスクーターおすすめ11選!
手軽なサイズで原付一種(50cc以下)よりもパワーがあり、幹線道路でも交通の流れに楽々乗れる原付二種(51~125cc)クラスのスクーターの特長やおすすめモデルを伝えた記事。125ccは、AT小型限定普通二輪免許で運転でき、普通自動車免許を持っていれば最短2日で同免許が取得できたりといいことずくめ。通勤や通学、ショートツーリングまで楽しめるカテゴリーだ。
2025年2月6日改訂 125ccスクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)[…]
7位:ホンダV3ターボのフィーリングが判明
ホンダの二輪・パワープロダクツ事業本部長の加藤稔氏の「(EICMAで発表した)V型3気筒・電動ターボのプロトタイプを走らせた」という発言を受け、すでに走行可能な車両があることを伝えた記事。加藤氏曰く、「具体的な排気量は言えないが、コンパクトなエンジンとコンパクトなボディで、軽量でありながら全領域で電子制御による過給ということで、とてもパワフルな仕上がりになっている」とのことだ。
もう走れるプロトがある! 市販化も明言だ 「内燃機関領域の新たなチャレンジと位置づけており、モーターサイクルを操る楽しさ、所有する喜びをより一層体感できることを目指している。走りだけでなく、燃費、排ガ[…]
8位:ヤマハ版ハンターカブの国内導入は軽二輪化が鍵!?
2023年末にタイで、続く年明け以降にはベトナムやフィリピンでも発表された、ヤマハの新型モデル「PG-1」。その上位モデルとなる「PG-155」について伝えた。YZF-R15の155cc水冷単気筒を移植すれば、エンジン換装で日本の規制に適合させるだけでなく、あえて軽二輪枠に投入することでハンターカブが取りこぼす層をすくい上げることができそうだ。
エンジン積み替えで規制対応!? なら水冷縦型しかないっ! 2023年末にタイで、続く年明け以降にはベトナムやフィリピンでも発表された、ヤマハの新型モデル「PG-1」。日本にも一部で並行輸入されたりした[…]
9位:中国ホンダ「ZOOMER e:」が並行輸入開始
中国のZ世代向けをターゲットとして開発されたとされる、電動版のズーマー『ZOOMER e:』の並行輸入販売について伝えた記事。2023年1月の発表から、国内では動きがなかったが、2025年春から中国製品の輸入販売を手がけるフューチャースタイルが取り扱いを始めるという。
根強い人気のズーマー 2000年代、若者のライフスタイルに合ったバイクを生み出すべく始まった、ホンダの『Nプロジェクト』。そんなプロジェクトから生まれた一台であるズーマーは、スクーターながら、パイプフ[…]
10位:ホンダ「RC-V3R」爆誕!!?
ホンダが英国で「V3R」の商標を出願したことと、EICMA 2024で公開した電動過給機付きV型3気筒エンジンのプロトタイプを関連付けて、ヤングマシンの妄想力を存分に発揮した記事。V3エンジンで鈴鹿8耐を走るというイメージを膨らませ、予想CG「RC-V3R」を制作した。
V3の全開サウンドを鈴鹿で聞きたいっ! ここ数年で最も興奮した。少なくともヤングマシン編集部はそうだった。ホンダが昨秋のミラノショーで発表した「電動過給機付きV型3気筒エンジン」である。 V3だけでも[…]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
ミルとガードナーのマネージャーが一緒! 親友ラバトも被るカブトとの縁 マーケティング戦略に関わるサポートライダーとの契約は、綿密な計画に基づいて進められると考えられますが、今回のジョアン・ミル(ホンダ[…]
冷えたタイヤは滑りやすいよね! 暦上は春を迎えても、まだまだ寒い日がありますね~。みなさん、元気にバイクに乗っていますでしょうか? 寒い日にバイクに乗っていると、「タイヤが滑りやすい」と感じることがあ[…]
キャロル/矢沢永吉/クールス…あの頃の僕たちのヒーロー 日本が誇る永遠のロックスター・矢沢永吉。社会現象をも巻き起こしたロックバンド「キャロル」の解散後、すぐに発表したソロデビュー曲が『アイ・ラヴ・ユ[…]
楽プラスナップキット:日産RZ34 フェアレディZ カスタムホイール 実車発表前から話題となっていた新型Z。歴代Zのアイコニックなデザインが随所に落とし込まれた造型は見所のひとつ。新規金型で成形された[…]
「世界も滅んだし、セローで旅に出よう」…225改の電動セローで“終末ツーリング” 終末世界をトコトコと。箱根の山から都内へと抜け、人々の姿がなくなった都市を散策する。抜群の機動性を誇り、今なお名車と呼[…]
人気記事ランキング(全体)
1984年にツインチューブフレームを採用していた これはホンダウェルカムプラザ青山で1989年8月に開催されたイベント「MOVE」に出品されたプロトタイプのCR-1。モトクロッサー、CR500Rのエン[…]
エンジン積み替えで規制対応!? なら水冷縦型しかないっ! 2023年末にタイで、続く年明け以降にはベトナムやフィリピンでも発表された、ヤマハの新型モデル「PG-1」。日本にも一部で並行輸入されたりした[…]
CBXと双璧をなした6気筒マシンの誕生【1979 カワサキZ1300】 CBXと同時期に登場した6気筒マシンが、カワサキのZ1300だ。 しかし、こちらは同じ6気筒でも色合いが違う。排気量は1300と[…]
そもそも”アメリカン”バイクとは? 一般にクルーザーとも呼ぶが、車体の重心やシート高が低く、長い直線をゆったり走るのに適した設計のバイク。ハーレーダビッドソンなどのアメリカ車に代表されることから、アメ[…]
「世界も滅んだし、セローで旅に出よう」…225改の電動セローで“終末ツーリング” 終末世界をトコトコと。箱根の山から都内へと抜け、人々の姿がなくなった都市を散策する。抜群の機動性を誇り、今なお名車と呼[…]
最新の投稿記事(全体)
1位:2500ccなのに小型二輪、125ccなのに原動機付自転車? ややこしい、バイクを仕分けする方法について解説した記事。じつは、排気量をはじめとした一般的な呼称(通称)による分け方のほかに、道路交[…]
ホンダ初の市販ターボ【1981 ホンダCX500ターボ】 時は1980年代。本車が”省エネ目的”というお題目で当時の陸運局を”陥落”させ、日本にもターボの時代が訪れた。これを追うように各バイクメーカー[…]
新エンジン搭載で3.4%パワーアップ、2kgの軽量化も達成 ホンダが2023年モデルの「CT125ハンターカブ」を発売したのは、2022年12月のこと。グロムからはじまり、スーパーカブC125、モンキ[…]
1年に一度のドゥカティの祭典が開催! 2025年4月19日(土)に、千葉県木更津市にあるポルシェエクスペリエンスセンター東京(予定)に『DUCATI DAY 2025』を開催することが決定した! 『D[…]
Q5の技術を転用しながらα-14の遺伝子を継承 サーキットを主戦場とするQ5と、スポーツ&ツーリング指向のQ5Aの間に位置する存在にして、α-14の後継となるハイグリップスポーツラジアル。それが、ダン[…]
- 1
- 2