
ホンダは、今や希少な軽二輪クラスのフルサイズ250ccトレールバイク「CRF250L」「CRF250L〈s〉」「CRF250 RALLY」「CRF250 RALLY〈s〉」をマイナーチェンジし、2025年モデルとして3月20日に発売すると発表した。
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:ホンダ
さらなる軽快な走りを求めて仕様変更
ホンダは、前21/後18インチホイールの250ccトレールバイク「CRF250L」「CRF250 RALLY」をマイナーチェンジ。カラーリング設定と仕様を一部変更を実施した。
各タイプとも、ラジエーターグリルとサイドカバーの形状を変更し、エキゾーストパイプをはじめとしたエンジン周辺からの排熱による、ライダーへの影響を軽減しているほか、前後サスペンションのセッティングを変更。より快適なライディングに寄与するパッケージとなった。
また、スタンダード仕様は足着きに配慮した低いシート高設定であることはそのまま。〈s〉タイプは前後サスペンションストロークを伸長した、走破性重視として多様なユーザーニーズに対応している。
カラーリングの面では全車リニューアル。CRF250Lは「スウィフトグレー」とカラー名称こそ前モデルと一緒だが、外装の配色とグラフィックデザインが変更されている。CRF250L〈s〉のカラー「エクストリームレッド」も、グラフィックデザインに変更が入った。
CRF250 RALLY、CRF250 RALLY〈s〉の「エクストリームレッド」は、シートのカラーをブルーになったほか、グラフィックデザインが変更された。そしてCRF250Lは、新色の「スウィフトグレー」を採用。他グレードの「エクストリームレッド」は従来型から継承された。
発売日は2025年3月20日。価格は、CRF250L/〈s〉が64万9000円、CRF250 RALLY/〈s〉が79万2000円となっている。シリーズ合計の年間販売計画台数は2500台だ。
HONDA CRF250L / 〈s〉[2025 model]
【HONDA CRF250L】スウィフトグレー
HONDA CRF250RALLY / RALLY〈s〉[2025 model]
【HONDA CRF250RALLY〈s〉】エクストリームレッド
HONDA CRF250L/RALLY主要諸元
〔 〕内は〈s〉タイプ
通称名 |
| CRF250L | CRF250 RALLY |
車名・型式 |
| ホンダ・8BK-MD47 | |
全長×全幅×全高 | (mm) | 2,210×900×1,165 〔2,230×900×1,205〕 | 2,200×920×1,355 〔2,230×920×1,415〕 |
軸距 | (mm) | 1,440〔1,455〕 | 1,435〔1,455〕 |
最低地上高 | (mm) | 245〔285〕 | 220〔275〕 |
シート高 | (mm) | 830〔880〕 | 830〔885〕 |
車両重量 | (kg) | 141 | 153 |
乗車定員 | (人) | 2 | |
燃料消費率※1(km/L) | 国土交通省届出値 定地燃費値※2(km/h) | 47.5(60)〈2名乗車時〉 | |
WMTCモード値 (クラス)※3 | 32.4(クラス2-2)〈1名乗車時〉 | ||
最小回転半径 | (m) | 2.3 | |
エンジン型式・種類 |
| MD47E・水冷 4ストローク DOHC 4バルブ 単気筒 | |
総排気量 | (cm3) | 249 | |
内径×行程 | (mm) | 76.0×55.0 | |
圧縮比 | 10.7 | ||
最高出力 | (kW[ps]/rpm) | 18[24]/9,000 | |
最大トルク | (Nm[kgf・m]/rpm) | 23[2.3]/6,500 | |
燃料供給装置形式 |
| 電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉 | |
始動方式 | セルフ式 | ||
点火装置形式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | ||
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | ||
燃料タンク容量 | (L) | 7.8 | 12 |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング式 | ||
変速機形式 |
| 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1 速 | 3.538 | |
2 速 | 2.250 | ||
3 速 | 1.650 | ||
4 速 | 1.346 | ||
5 速 | 1.115 | ||
6 速 | 0.925 | ||
減速比 | (1次/2次) | 2.807/2.857 | |
キャスター角(度)/トレール量(mm) | 27度30´/109 | ||
タイヤ | 前 | 80/100-21M/C 51P | |
後 | 120/80-18M/C 62P | ||
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ディスク(ABS) | |
後 | 油圧式ディスク(ABS リアキャンセル機能付き) | ||
懸架方式 | 前 | テレスコピック式(倒立サス) | |
後 | スイングアーム式(プロリンク) | ||
フレーム形式 |
| セミダブルクレードル | |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ホンダ [HONDA] | 新型軽二輪 [126〜250cc])
低中回転域の力強さとよく動くサスペンションが楽しい! CRF250ラリーは、ダカールラリーのワークスマシンをデザインモチーフとした異色の軽二輪アドベンチャー。車体にボリュームがあり、車重も開発ベースと[…]
抜群に上手い半クラッチ制御、しかも再現性は完璧 正直言って驚いた。兄弟車であるレブル250で先行してデビューしていた250ccクラスのHonda E-Clutch仕様だが、10月に発売されたCL250[…]
通勤からツーリングまでマルチに使えるのが軽二輪、だからこそ低価格にもこだわりたい! 日本の道に最適なサイズで、通勤/通学だけでなくツーリングにも使えるのが軽二輪(126~250cc)のいいところ。AT[…]
通勤からツーリング、サーキット走行まで使えるカウル付き軽二輪スポーツ 日本の道に最適といえるサイズ感や、通勤/通学からツーリングまで使える万能さが軽二輪(126~250cc)の長所。スクーターやレジャ[…]
共通の仕様変更はわずかだがその効果は想像以上だった 2017年4月に発売され、翌2018年から軽二輪クラスのベストセラー街道をばく進中なのが、ホンダのレブル250だ。今年は一部の仕様変更とともに、待望[…]
最新の関連記事(CRF250L/ラリー)
低中回転域の力強さとよく動くサスペンションが楽しい! CRF250ラリーは、ダカールラリーのワークスマシンをデザインモチーフとした異色の軽二輪アドベンチャー。車体にボリュームがあり、車重も開発ベースと[…]
250ccクラスは16歳から取得可能な“普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は全部で7種類ある。原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制[…]
250ccクラスは16歳から取得可能な“普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は全部で7種類ある。原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制[…]
250ccクラスは16歳から取得可能な“普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は全部で7種類ある。原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制[…]
250ccクラスは16歳から取得可能な“普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は全部で7種類ある。原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制[…]
人気記事ランキング(全体)
きっかけは編集部内でのたわいのない会話から 「ところで、バイクってパーキングメーターに停めていいの?」 「バイクが停まっているところは見たことがないなぁ。ってことはダメなんじゃない?」 私用はもちろん[…]
インカムが使えない状況は突然やって来る!ハンドサインは現代でも有効 走行中は基本的に1人きりになるバイク。たとえ複数人でのマスツーリングだとしても、運転中は他のライダーと会話ができないため、何か伝えた[…]
Nプロジェクトを彷彿とさせる魅力的なデザイン スクエアX125最大の魅力は、その名の通り「スクエア(四角)」を体現した、垂直の箱型ボディだ。空気抵抗を減らすカウルを持つことが主流の現代のスクーターデザ[…]
バニャイアにとって「新しいモノはいいモノ」じゃなかった MotoGPマシンがあまりにも速くなりすぎたこともあって、再来年にはレギュレーションが大きく改定されることになった。 エンジンは850ccに、空[…]
250cc水冷90°V型2気筒でDOHC8バルブが、たった2年でいとも容易くパワーアップ! ホンダが1982年5月、V型エンジン・レボリューションのVF750Fに次ぐ第2弾としてVT250Fをリリース[…]
最新の投稿記事(全体)
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
13台しか作られなかった964モデルのうちの1台 ポルシェのカスタムと聞いて、世代の違いで思い浮かべるファクトリーが変わってくるかと思います。ベテラン勢ならば、クレーマー、ルーフ、あるいはDPやアンデ[…]
悪質な交通違反の一つ、「無免許運転」 今回は無免許運転をして捕まってしまったときに、軽微な違反とはどのような違いがあるのか紹介していきます。 ■違反内容により異なる処理無免許運転の人が違反で捕まった場[…]
レプリカに手を出していなかったカワサキがワークスマシンZXR-7から製品化! 1988年、秋のIFMAケルンショーでカワサキのZXR750がセンセーショナルなデビューを飾った。 なぜ衝撃的だったかとい[…]
6/30:スズキの謎ティーザー、正体判明! スズキが公開した謎のティーザー、その正体が遂に判明したことを報じたのは6月30日のこと。ビリヤードの8番玉を写した予告画像は、やはりヤングマシンが以前からス[…]
- 1
- 2











































