
年末に発売したヤングマシン3月号の特集は『初夢スクープ』。「GSX-8ネオクラシック」や「RC-V3 eTURBO」といった大物に混じって掲載されたのは、日本への導入が熱望されている「PG-1」の上位グレード的存在の「PG-155」だ。 ●編集部からのお願い:スクープは本誌独自の情報に基づくものです。販売店へのお問い合わせはご遠慮ください
●文:ヤングマシン編集部 ●イメージCG:SRD
エンジン積み替えで規制対応!? なら水冷縦型しかないっ!
2023年末にタイで、続く年明け以降にはベトナムやフィリピンでも発表された、ヤマハの新型モデル「PG-1」。日本にも一部で並行輸入されたりしたが、往年のミニトレ(ミニトレール)を思わせるホイールサイズや、CT125ハンターカブのガチンコライバルを思わせるスタイリングが話題になった。
実際に試乗する機会を得た我々だったが、意外なオフロード適性や2人乗りのしやすさ、高級感に振っていない実用的な仕上がりとリーズナブルな価格などから好感を持ち、日本仕様の正式導入を期待せずにはいられなかった。
とはいうものの、エンジンは現地の排出ガス規制に合わせたキャブレター仕様であり、ヤマハへの要望は多いと言われるものの実際の導入には壁があるようだ。
そこで我々が発案(?)したのが「PG-155」である。
YZF-R15の155cc水冷単気筒を移植した、その名も「PG-155」。エンジン換装で日本の規制に適合させ、あえて軽二輪枠に投入することでハンターカブが取りこぼす層をすくい上げる作戦だ。
ヤマハファンにとって、ホンダ・アイコニック系(CT125ハンターカブ、ダックス125、モンキー125、スーパーカブC125)の対抗馬となり得るPG-1に、プラスαの魅力を与えての日本導入……。ヤマハさん、どうっスか?
ベースモデルのPG-1は冒険心を昂らせる原付二種
アジア数か国で販売中のPG-1はアドベンチャー気分を高めるプロモーションがなされており、実際に試乗したオフロードが得意というイメージとも合致する。こんな“乗って楽しい”モデルが増えるなら大歓迎だ。※下の写真はフィリピン仕様
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