4月以降の自賠責保険料の金額をチェックしよう!

自賠責保険料、2025年は前年度から据え置き/キャッシュレス決済を可能とするために共済規程を一部変更へ[金融庁発表]

金融庁は、令和7年1月10日および1月17日に第150回・第151回自動車損害賠償責任保険審議会を開催し、令和6年度料率検証結果の報告と、新たな基準料率に関しての諮問を行った結果、令和7年度に関して基準料率の改定は必要ないものとされた。


●文:ヤングマシン編集部 ●情報元:金融庁

【読み飛ばしOK】自動車損害賠償責任保険審議会の結果、基準料率の改定は必要ないと判断【料金表は下の方に】

金融庁が令和7年1月10日および1月17日に行った第150回・第151回自動車損害賠償責任保険審議会の結果、令和7年度に関して自賠責保険の基準料率の改定は必要ないとされた。

令和6年4月の基準料率改定時の予定損害率との乖離は令和6年度でマイナス1.5%、令和7年度でマイナス2.6%にとどまっており、この検証結果を受け基準料率の改定は不要と判断された。

これに加え、1月17日に開催された第151回では、キャッシュレス決済手段を通じた共済掛金の収受等を可能とするために、共済規程を一部変更することについて、行政庁が行う認可に対して同意することに関して諮問が行われ、審議の結果、意義はないとされた。実施についてのスケジュール等は追って明らかになるだろう。

第149回自動車損害賠償責任保険審議会において検討を要請されていた「自賠責保険における経費計算基準の見直し等」について、日本損害保険協会からその検討結果の報告があり、2024年度末決算(2025年3月末)より見直しを反映させた新経費基準を適用することになった。

バイクの料金は前年度と同じ(クルマも前年度を踏襲)

2024年度の自賠責保険料金は下記のようになっており、これが2025年4月1日以降も据え置き料金となる見込み。12か月で契約した場合のバイクの自賠責保険の料金に関しては、251cc以上=7010円、126cc~250cc=7100円、125cc以下の原付=6910円。車検付き車両の場合は24か月単位での加入が一般的となるので、詳しくは下記の表をご参照いただきたい。

車種12か月(1年)契約24か月(2年)契約36か月(3年)契約
小型二輪自動車(251cc以上)7,010円8,760円10,490円
軽二輪(126~250cc)7,100円8,920円10,710円
原動機付自転車(125cc以下)6,910円8,560円10,170円
保険期間別改訂基準料率表/離島と沖縄県を除く基準料率

沖縄県を除く離島地域においては、251cc以上=5830円、126cc~250cc=5580円、125cc以下の原付=5410円。

沖縄県(離島地域を除く)においては、251cc以上=5390円、126cc~250cc=5420円、125cc以下の原付=5410円。

そして沖縄県の離島地域においては、251cc以上=5390円、126cc~250cc=5420円、125cc以下の原付=5410円となっている。

※いずれも12か月で契約した場合

「特定小型原動機付自転車」の基準料率(沖縄県を除く離島以外の地域)

令和6年度より導入された特定小型原動機付自転車(いわゆる特定原付)の基準料率は下記の通り。

保険期間基準料率
12か月契約6,650円
24か月契約8,040円
36か月契約9,400円
48か月契約10,730円
60か月契約12,040円

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