
ホンダは、270度クランク・754cc並列2気筒エンジンを搭載するスポーツネイキッド「CB750 HORNET」の国内モデルを正式発表した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ホンダ
デュアルLEDプロジェクターヘッドライトの鋭い眼光!
ホンダは、昨秋のEICMAで発表した新型「CB750ホーネット」を、予告通り国内モデルとして正式発表した。
アシスト&スリッパークラッチを採用するSOHCユニカム並列2気筒エンジンは、XL750トランザルプと基本を共有する270度クランクで、パルス感のある低中回転トルクと伸びやかな高回転フィーリングを実現。スロットルバイワイヤシステム(TBW)の採用により3段階のプリセット+ユーザーカスタムを備えた3つのライディングモードを実装する。
車体はシートレールまで一体型になったスチール製ダイヤモンドフレームにSHOWA製φ41mmSFF-BP倒立フロントフォークとプロリンクサスペンションを組み合わせ、装備重量192kgと相まって扱いやすさと高い運動性を獲得している。フロントブレーキはダブルディスク+ラジアルマウントキャリパーを組み合わせ、リヤには160mm幅のラジアルタイヤを履くことで軽快なハンドリングに貢献する。
また、初代2023年モデル(日本未導入)からは、スマートフォン連携機能を備えた5インチフルカラーTFT液晶メーターや、デュアルLEDプロジェクターヘッドライトの新採用により、デザイン性と商品性が高められている。
価格は103万9500円で、ライバルと想定されるスズキGSX-8S(106万7000円)やカワサキZ650(103万4000円)と真っ向勝負。ヤマハMT-07(88万円)に対しては価格面でやや不利ではあるものの、排気量や装備面でアドバンテージがある。
発売は2025年2月13日。カラーバリエーションはシルバーとブラックの2本立てだ。
HONDA CB750 HORNET[2025 model]
HONDA CB750 HORNET[2025 model]デジタルシルバーメタリック
HONDA CB750 HORNET[2025 model]デジタルシルバーメタリック
HONDA CB750 HORNET[2025 model]マットバリスティックブラックメタリック
HONDA CB750 HORNET[2025 model]マットバリスティックブラックメタリック
通称名 | CB750 HORNET |
車名・型式 | ホンダ・8BL-RH24 |
全長×全幅×全高 | 2090×780×1085mm |
軸距 | 1420mm |
最低地上高 | 140mm |
シート高 | 795mm |
装備重量 | 192kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列2気筒SOHC4バルブ |
総排気量 | 754cc |
内径×行程 | 87.0×63.5mm |
圧縮比 | 11.0:1 |
最高出力 | 91ps/9500rpm |
最大トルク | 7.6kg-m/7250rpm |
始動方式 | セルフ式 |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
燃料タンク容量 | 15L |
WMTCモード燃費 | 23.1km/L(クラス3-2、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 160/60ZR17 |
ブレーキ前 | 油圧式ディスク |
ブレーキ後 | 油圧式ディスク |
価格 | 103万9500円 |
車体色 | 銀、黒 |
発売日 | 2025年2月13日 |
HONDA CB750 HORNET[2025 model]
HONDA CB750 HORNET[2025 model]
HONDA CB750 HORNET[2025 model]
HONDA CB750 HORNET[2025 model]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
約8割が選ぶというEクラッチ仕様 「ずるいですよ、あんなの売れるに決まってるじゃないですか……」と、他メーカーからの嘆き節も漏れ聞こえてくるというホンダの新型モデル「レブル250 Sエディション Eク[…]
丸山さんのCB好きをホンダも公認! ヤングマシン読者ならおなじみのプロライダー・丸山浩さん。1990年代前半にはCB1000スーパーフォアでテイストオブフリーランス(現テイストオブツクバ)を沸かせ、C[…]
先進技術満載の長距離ツアラーに新色 発売は、2018年10月12日。ホンダのフラッグシップツアラーであるゴールドウイングは、2018年モデルで17年ぶりのフルモデルチェンジが実施され、型式もGL180[…]
16歳から取得可能な普通二輪免許で乗れる最大排気量が400cc! バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付以外[…]
予選6番手から勝利を目指す! 2025年FIM世界耐久選手権(EWC)がいよいよ開幕。記念すべき第48回大会となったルマン24時間耐久レースは、4月18日(木)〜20日(日)にかけて開催され、60周年[…]
最新の関連記事(ホンダ [HONDA] | 新型ネイキッド)
1998年モデル:初代1300はとにかく巨大だった ヤマハXJR1200、カワサキZRX1100といった、CB1000SFを超える排気量のライバル出現で、ビッグネイキッド界は重厚長大化していった。そん[…]
初代風カラーでSP=白×赤、STD=黒を展開 「新しい時代にふさわしいホンダのロードスポーツ」を具現化し、本当に自分たちが乗りたいバイクをつくる――。そんな思いから発足した「プロジェクトBIG-1」の[…]
大型バイクの重さ/シビアさから降りてしまったライダー 今回「CB650R E-Clutch」に乗るのは、元大型ライダーの赤坂さん。 バイク歴8年で10代から乗っていた赤坂さんは、以前はリッタークラスの[…]
通勤からツーリングまでマルチに使えるのが軽二輪、だからこそ低価格にもこだわりたい! 日本の道に最適なサイズで、通勤/通学だけでなくツーリングにも使えるのが軽二輪(126~250cc)のいいところ。AT[…]
ファイナルエディションは初代風カラーでSP=白×赤、STD=黒を展開 「新しい時代にふさわしいホンダのロードスポーツ」を具現化し、本当に自分たちが乗りたいバイクをつくる――。そんな思いから発足した「プ[…]
人気記事ランキング(全体)
使わないのは「どうせ利かない」もしくは「踏んでもよくわからない」…… リヤブレーキをかけているライダーは、驚くほど少ない。 ブレーキペダルを踏んでも利いているかわからない、すぐABS(アンチロック)が[…]
振動の低減って言われるけど、何の振動? ハンドルバーの端っこに付いていいて、黒く塗られていたりメッキ処理がされていたりする部品がある。主に鉄でできている錘(おもり)で、その名もハンドルバーウエイト。4[…]
足着きがいい! クルーザーは上半身が直立したライディングポジションのものが主流で、シート高は700mmを切るケースも。アドベンチャーモデルでは片足ツンツンでも、クルーザーなら両足がカカトまでベタ付きと[…]
ホンダ新型「CB400」 偉い人も“公認”済み ホンダ2輪の総責任者である二輪・パワープロダクツ事業本部長が、ホンダ新ヨンヒャクの存在をすでに認めている。発言があったのは、2024年7月2日にホンダが[…]
一回の違反で免許取消になる違反 交通違反が点数制度となっているのは、よく知られている。交通違反や交通事故に対して一定の基礎点数が設定されており、3年間の累積に応じて免許停止や取消などの処分が課せられる[…]
最新の投稿記事(全体)
一大ブームが巻き起こった1986年 滑走路で戦闘機と加速競争する姿、美人教官とのタンデム、苦悩を抱えて丘の上に佇む夕暮れ──。数々の印象的なシーンに初代ニンジャ=GPZ900Rがいた。 1986年に公[…]
房総半島の意外な魅力「素掘りトンネル」 東京から小一時間で行けるのに意外と秘境感あふれる千葉・房総半島。ここには味わい深い素掘りのトンネルが多数存在する。そんな異次元空間を求めて、半日だけショートツー[…]
約8割が選ぶというEクラッチ仕様 「ずるいですよ、あんなの売れるに決まってるじゃないですか……」と、他メーカーからの嘆き節も漏れ聞こえてくるというホンダの新型モデル「レブル250 Sエディション Eク[…]
ヤマハRZ250:4スト化の時代に降臨した”2ストレプリカ” 1970年代、国内における250ccクラスの人気は低迷していた。 車検がないためコスト的に有利だが、当時は車体設計が400ccと共通化され[…]
重厚感とユーザー寄りのデザインと扱いやすさが魅力本物のクラシックテイストがロイヤルエンフィールドの特長 1901年にイギリスで創業したロイヤルエンフィールドは、世界最古のバイクブランドとして長い歴史の[…]
- 1
- 2