
コロナ禍も収まり、需要も一段落したとはいえ、新基準原付の本格的な法整備やホンダの日産との提携等、話題に事欠かなかった2024年のバイク業界。2025年も始まった今日、どんなニュースにライダーたちは熱視線を注いでいたか、WEBヤングマシンの記事アクセスランキングとともに振り返ってみよう。集計期間は2024年1月1日から12月20日までだ。
●文:ヤングマシン編集部
- 1 1位:ダイソーの“ユニバーサルソケット”使用レビュー
- 2 2位:「新型CB400」スーパーフォアルックで2025年秋にデビュー!?
- 3 3位:カワサキ「マッハIII」が2ストエンジン+ターボ搭載で復活!?
- 4 4位:カワサキ新型「Z400RS」に車名変更の可能性アリ?!
- 5 5位:ホンダ新型「CB1000」最新情報まとめ
- 6 6位:まさかの”CB-F“復活?!
- 7 7位:ホンダ新型「CB400」は直4+Eクラッチのコンビ?!
- 8 8位:【2024年5月版】125ccスクーターおすすめ11選!
- 9 9位:ホンダ新型「CB400」 偉い人も“公認”
- 10 10位:5速MTの軽トラをトランポ&ファミリーカーに使ってみた
1位:ダイソーの“ユニバーサルソケット”使用レビュー
100円ショップの雄ダイソーが扱う300円工具、ユニバーサルソケットに関する4月のレビューが1位。ひとつの工具で多くの働きをする工具というものは、いつの世でも男心をくすぐるというもの。実際使ってみると、13ミリ〜15ミリのエッジがあるボルト&ナットについては、通常に近いトルクでの締め付け/緩めで使用可能。サイズが小さいものと大きいものについては、うまく使えなかった。
また、角が丸いものに関しては、閉めたり緩めたりしてる最中でピンにかかるチカラが逃げてしまい、滑る可能性が高まる結果に。そして、サイズが大きいものに関しては、ピンの押し戻すバネの力が強いので、押してる最中を抑えるのも一苦労だった。
330円の万能ソケットを買ったので試してみたい いつ頃からだろうか? 100円ショップが100円だけではなくなってしまったのは…。工具のコーナーも例外ではなく、100円/200円/500円、ものによっ[…]
2位:「新型CB400」スーパーフォアルックで2025年秋にデビュー!?
ホンダが開発中の新4気筒400ccネイキッド車に関して、スタイリングについて報じた6月の記事が2位。CB400スーパーフォアのデザインを継承する方向で開発が進められているという。
1992年に登場し、2022年に殿堂入りしたCB400SFはジャパニーズ400の顔と言える名車。30年もの長きにわたって現役を張ってきたこともあり、存在感やユーザー母体の大きさではヨンフォアやCBX400Fをはるかに上回る。ホンダが新型4気筒400にCB400SFルックを与えるのは、そうした背景を鑑みれば当然の判断と言えるものだ。
絶対出力ではなく、総合性能の高さで勝負 とは言っても、スペック的にカワサキをまったく無視するのは難しいだろうから、最新ヨンヒャクとして同じ土俵の上とユーザーに判断してもらえる最高出力、具体的には70p[…]
3位:カワサキ「マッハIII」が2ストエンジン+ターボ搭載で復活!?
2024年7月8日公開のカワサキ「2ストロークエンジン」特許に基づいたマッハIII復活予想が3位。図版は一見すると、4ストロークエンジンのようなバルブが片側だけ見えるが、れっきとした2ストローク。吸気バルブを4ストロークで見られるような円錐型のバルブとし、燃料噴射を直噴にすることで、2ストロークエンジンが抱える多くの課題を解決に導こうとしていた。
まさしく“ぼくの考えた最強の2スト”が具現化されようとしているかのような公開特許。マジで実現してほしいエンジンだが、2025年1月現在も音沙汰はない…。
弁方式がSOHC2バルブの2ストローク……だと?? カワサキモータースが2022年12月26日に出願し、2024年7月8日に公開となった特許には、「2ストロークエンジン」の名称が与えられていた。新規の[…]
4位:カワサキ新型「Z400RS」に車名変更の可能性アリ?!
カワサキから新型ヘリテイジネイキッド・通称Z400RSが登場するという予想を報じた2月の記事が4位。角Zやゼファー系のスタイルも噂されているが、兄貴分Z900RSやZ650RSのようなZ1/2スタイルを有力視。基本シャーシはZX-4Rを踏襲するものと思われる。エンジンは77psからパワーを大きく下げる必要もとくにないだろうが、さすがにラムエアは持たず、マフラー形状もスタイルに合わせて改められるか。
令和の400cc直4、ニンジャZX-4Rベース、77psの史上最強ヨンヒャクがベース車となれば、ルックスだけでなくその走りにも注目が集まる。走行性能をより高めた、高級サス装備の上級バージョンの設定もありえる。
昨年に続き2024年も”カワサキ・インパクト”を期待!! 2023年のカワサキは念願のEVやハイブリッドを市販化し、W230&メグロS1もスタンバイ。ひと通り大きな峠を超えた。となれば2024年もそれ[…]
5位:ホンダ新型「CB1000」最新情報まとめ
CB1000ホーネットをベースとするヘリテイジ系のネイキッドモデル、ホンダ新型「CB1000」に関する8月のまとめ記事が5位。CB1300の後継車として、そのエッセンスを注がれた国内専用モデルとして開発中とされている。
このモデルは日本市場をメインターゲットとする国内専用車とのウワサで、生産もホンダの熊本製作所となる模様。ただしデザインはヘリテイジ系とはいえ、カワサキのZ900RSや、ホンダが2020年に発表したコンセプト車「CB-Fコンセプト」のような懐古系とは異なり、もっとモダンな方向になるらしい。詳細までは不明だが、“BIG-1”のDNAを受け継ぎつつ、CB1300をより進化させた路線になると予想していた。
外観は現行を昇華。動力性能は歴代最強か?! 新型CB1000は、ホンダがCB1300の後継機として開発が進めているとウワサされる車両で、ヤングマシンが独占スクープ中のモデル。具体的にはCB1000ホー[…]
6位:まさかの”CB-F“復活?!
一時は消滅が伝えられていた“CB-Fコンセプト”が復活を遂げるという10月のスクープが6位。2025年春にはお披露目と目される、ホンダの次期ヘリテイジネイキッド「CB1000」のデザインがホンダ伝説の名機“CB750F”をイメージさせるものになる…という情報だ。
BIG-1後継機は“エフ”スタイルで来る?! まさかまさかの新情報だ。ホンダが開発中のヘリテイジネイキッド・仮称「CB1000」が、ホンダ往年の名車“エフ(CB750F/CB900F/CB1100F)[…]
7位:ホンダ新型「CB400」は直4+Eクラッチのコンビ?!
ホンダ新型「CB400」に関する、パッケージに関する2月の記事が7位。CB400スーパーフォアの正統後継機と目されるネイキッドバージョンに加え、フルカウル仕様も平行開発されていること、さらに昨秋発表されたばかりの新世代マニュアルトランスミッション“Eクラッチ”が搭載されるという情報を報じた。
完全新設計エンジンでZX-4Rに対抗だ!! 以前より本誌が報じているホンダの新型400cc・直4計画。その姿がさらに明らかになってきた。まずはエンジンだが、これは完全新設計となる可能性が濃厚だ。カワサ[…]
8位:【2024年5月版】125ccスクーターおすすめ11選!
恒例記事となっている125ccスクーターまとめ記事の5月版が8位。手軽なサイズで原付一種(50cc以下)よりもパワーがあり、幹線道路でも交通の流れに楽々乗れる原付二種(51~125cc)クラスのスクーターは、AT小型限定普通二輪免許で運転でき、普通自動車免許を持っていれば最短2日で同免許が取得できるとあって、通勤や通学、ショートツーリングまで大人気のカテゴリーだ。
125ccスクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限[…]
9位:ホンダ新型「CB400」 偉い人も“公認”
ホンダ新型「CB400」に関する8月時点のまとめ記事が9位。2022年に生産終了した名車・CB400スーパーフォアのデザインや車両のコンセプトを踏襲する模様で、ホンダの新ウエポン・Eクラッチも投入の予定。登場は2025年秋と目されると報じた。また、この記事では”スーパーボルドール”バージョンの予想CGも初お披露目した。
威風堂々の初代へ回帰! 俺達のヨンヒャクが復活へ 王道スタイル×最新鋭でこそCB-SF '99年型からシャープなデザインとなったが、常にフォルムは正統派。一方でハイパーVTECなどの最新装備を採り入れ[…]
10位:5速MTの軽トラをトランポ&ファミリーカーに使ってみた
キャビン長めの軽トラックがいかにライダーに有用かを検証した6月の記事が10位。「家族とお出かけできて、バイクも積めるクルマがとても欲しい」という気持ちを気軽に叶えてくれる。仕事だけでなく、パーソナルユースにも使うとう需要を見越したかのように登場したスズキ・スーパーキャリイXリミテッドに、ホンダの名車NSR250Rを積載して峠に繰り出してみた。
バイクを積んで家族と出かけて、クルマ好きも満足できる? 世帯持ちには休日の“家族サービス”というものがある。家族が楽しんでくれるのだから嫌ではないけれど、奥様がアウトレットなんかで洋服を選んでいる小一[…]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(新型バイク(日本車/国産車))
3種のグレードそれぞれに専用カラー カワサキモータースジャパンは、前18/後16インチホイールを履くロー&ロングフォルムなミドルクラスクルーザー「エリミネーター」シリーズの2025年モデルを発表した。[…]
ツーリングでの安心感と操縦性にさらなる磨き! 3月下旬には、大阪と東京で毎年恒例のモーターサイクルショーが開催され、いよいよ春本番。東京のほうの土日には、私もいくつかのブースでトークショーに出演しまし[…]
長年愛されたKRTエディションが廃止 2025年モデルの発売は、2025年4月26日。2023年モデルと同様に、令和2年排出ガス規制適合を受けた2022年モデルのスペックを引き継ぐ形で登場した。 ニン[…]
専用ロゴがファン心をくすぐる 1975年に初代GL1000が誕生してから50年が経つホンダのプレミアムツアラー、ゴールドウイング。2018年のフルモデルチェンジでは、フロントにダブルウィッシュボーンサ[…]
”デカ猿”の衝撃:ホンダ「モンキー125」【初代2018年モデル】 発売は2018年7月12日。開発コンセプトは、楽しさをスケールアップし、遊び心で自分らしさを演出する“アソビの達人”だった。原付二種[…]
人気記事ランキング(全体)
コーデュラ(R)ユーロ3Dメッシュジャケット:プロテクションと通気性を両立 ライダーの安全と快適を追求した一着。腕部分には耐摩耗性に優れたコーデュラ(R)素材を採用。万が一の転倒時にもダメージを軽減す[…]
運を味方につけたザルコの勝利 天候に翻弄されまくったMotoGP第6戦フランスGP。ややこしいスタートになったのでざっくり説明しておくと、決勝スタート直前のウォームアップ走行がウエット路面になり、全員[…]
ホンダ GB350S カスタムコンテストが欧州で開催 ホンダが欧州で開催した正規ディーラー向けカスタムコンテスト「Honda Garage Dreams Contest」で、スペインのHONDA MO[…]
SHOEIは、2025年5月9日に東本昌平のイラストをSNSで公開。このとき「WYVERN(ワイバーン)」を被っているライダーが唐突に現れたことから、もしや復活ではとの噂が立ったが、2025年6月2日[…]
25SJ-1 レザージャケット:普段使いもスマートに決まる、大人のレザージャケット ふだん使いにも最適な、シンプルでスタイリッシュなレザージャケット。バイクに乗る際はもちろん、街着としてもコーディネー[…]
最新の投稿記事(全体)
“主婦向けスクーター”がゴールドラッシュに バイクが売れに売れた1980年代の日本。近年の2輪車販売台数が年間約40万台前後で推移しているのに対し、当時はその数300万台以上。俗に言う日本の「バブル期[…]
スズキは、8月1日(金)から3日(日)に三重県鈴鹿サーキットで開催される「2025 FIM 世界耐久選手権“コカ·コーラ” 鈴鹿8 時間耐久ロードレース 第46回大会」に参戦する「チームスズキCNチャ[…]
免許制度は基本、ヨーロッパで共通 イタリアのバイク事情を現地からお届けするコラム「Vento Italiano」(イタリアの風)第2回。今回はイタリアの自動車運転免許制度について紹介していきます。 と[…]
3種のグレードそれぞれに専用カラー カワサキモータースジャパンは、前18/後16インチホイールを履くロー&ロングフォルムなミドルクラスクルーザー「エリミネーター」シリーズの2025年モデルを発表した。[…]
イベントが盛りだくさん! ドゥカティオーナーであるドゥカティストや、ドゥカティファンを対象としたお祭り『DUCATI DAY』が2025年も開催された。 会場である千葉県木更津市にあるポルシェ・エクス[…]