
「インナーウェア」は、秋冬にバイクに乗るライダーの心強い味方。オールシーズン着用できるものから素材/デザインにこだわったものまで、各メーカーからさまざまな商品が販売されています。「和光2りんかん」に足を運び、売れ筋TOP5とそれぞれの人気ポイントについてお話を尋ねてきました(2024年11月時点の情報)。
●文:ピーコックブルー(ヤングマシン編集部) ●外部リンク:2りんかん
第1位:JW-145 タッチパネル対応 蓄熱インナーグローブ [おたふく手袋]
老舗メーカー「おたふく手袋」が手がけるインナーグローブは、保温性能も抜群だ。
2024年11月現在、インナーウェアの売れ筋1位に輝いたのは、おたふく手袋が販売する「JW-145 蓄熱インナーグローブ」でした。
おたふく手袋は、作業用手袋/カジュアル靴下/インナーシャツなどの商品開発と販売をおこなっている大正15年創業の老舗メーカーです。近年は高機能インナーウェアブランド”BODY TOUGHNESS(ボディータフネス)”の人気が高く、「JW-145 蓄熱インナーグローブ」も本ブランドに該当しています。
薄くて使用しやすい点から、1年を通して売り上げが好調だという。
そんな「JW-145 蓄熱インナーグローブ」はその名の通り、熱を蓄えることで手を温めてくれるグローブ。また親指/人差し指/中指の3本がスマホ対応で、グローブを外さなくてもスマホの操作を可能とするため、バイク用グローブの下履きとして着用するユーザーが多いようです。
また薄手で使いやすく、グローブの種類を変えることで温度調整できる点が人気を博しているとのこと。インナーグローブの中では圧倒的な人気を誇っている商品で、年中売れているようです。
第2位:RST131 インナーグローブ[RS TAICHI]
1位に続き、2位にもインナーグローブがランクインした。
2位にランクインしたのは、RS TAICHIが販売する「RST131 インナーグローブ」です。裏起毛生地を使用しているため、薄手ではあるものの高い保温性と着け心地のよさを兼ね備えています。
また、ロングカフタイプなのでグローブとジャケットの隙間をしっかり覆い、走行風の侵入を軽減してくれるのも魅力です。さらに、ライディンググローブへの汗/皮脂等の付着を軽減し、清潔な状態に保ってくれます。
RS TAICHIのインナーウェアは保温効果が高いと評判。「RST131インナーグローブ」もその例に漏れない。
「RS TAICHIさんのインナーウェアは保温効果が高く、冬に重宝するため人気です」と古川さん。また、インナーグローブと通常のグローブを併用することで高い保温効果が期待できるので、「電熱グローブは値段が高くて手が出しにくい」というユーザーからも人気のようです。
第3位:RSU632 WRフーデッドシャツ[RS TAICHI]
3位にもRS TAICHIの商品がランクイン。RS TAICHIは、多くのライダーから厚く信頼されているメーカーだ。
続いて3位には、RS TAICHIのインナーウェア「RSU632 WRフーデッドシャツ」がランクインしました。
RSU632 WRフーデッドシャツは、裏起毛生地を全面に使用することであたたかさと着心地のよさを両立させた高品質インナーフーディーです。ストレッチ性にもすぐれているため、ライディング時の身体の動きを妨げません。また容易に着脱できるため、外出先での気温に合わせたレイヤリングを可能としています。
かなり薄いが、裏起毛により肌触りもよく保温性能も抜群。
ジャケットの下にこのインナーを着用するだけでもかなり暖かくなるだけでなく、デザインも親しみやすく、”いかにもバイクに乗っている感”が薄いと評判のようです。
第4位:MH55-898-DS506インナーグローブ[MOTORHEAD RIDERS]
2りんかんオリジナルブランドであるMOTORHEAD RIDERSが手がける、高性能インナーグローブが4位にランクイン。
第4位にランクインしたのは、2りんかんオリジナルブランドであるMOTORHEAD RIDERSの「MH55-898-DS506インナーグローブ」。MOTORHEAD RIDERSは、「リーズナブルな価格で安全性の高いライディングギアを提供できないか」と考え、機能性/デザイン性を追求した高品質な商品を数多く展開しています。
薄手で暖かい上に、ムレも防止してくれる優れモノだ。
ちなみに、MH55-898-DS506インナーグローブの人気ポイントとしては、他商品と比較しても価格が手頃である点のほか、ムレも防止してくれるため春夏など通年で使用できる点が挙げられるといいます。
第5位:DI-005FA 防風防寒フルフェイスマスク[デイトナ]
「DI-005FA 防風防寒フルフェイスマスク」はその名の通り、防風防寒に優れたフルフェイスマスクだ。
そして第5位には、バイク用品/部品大手メーカー・デイトナの「DI-005FA 防風防寒フルフェイスマスク」がランクインしました。
古川さんによると、ネックウォーマーは今とても人気が高く”冬はこれがないと寒くてバイクに乗れない”というユーザーも多いのだとか。
フルフェイス仕様なので、ヘルメットの隙間から走行風が入ってこないのもありがたい。
しかし、ネックウォーマーを装着したとしても、ヘルメットとネックウォーマーの隙間から風が入ってくる商品も少なくありません。しかし、この製品は目以外を隙間なく覆っているためとても暖かいといいます。
また、DI-005FA 防風防寒フルフェイスマスクはヘルメットをかぶった時にずれにくく、ヘルメットの汚れ防止になったり、首の前側に防風生地を使用して冷たい風をシャットアウトできたりと、”かゆいところに手が届く”仕様が人気を集めているようでした。
売れ筋インナーウェアまとめ
インナーウェアと聞くと、シャツタイプをイメージする人も少なくないかもしれません。しかし今回のランキングを総括したところ、昨今インナーウェアで売れ筋なのは、グローブ/フルフェイスマスクなどの”隙間ができやすい部分をカバーするアイテム”であることがわかります。
また古川さんは、「グローブの場合、とくに手首まで覆うロングタイプが人気です」とも話していました。この情報からも、隙間をカバーしやすい商品が人気を集めていると言えるでしょう。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。
最新の関連記事(ウェア)
「南海部品×BOKU HA TANOSII」コラボ! 南海部品は、ファッションブランド・BOKU HA TANOSIIが掲げる「“TANOSII” 気持ちは万国共通」というメッセージに共感し、バイクが[…]
もう文句は言わせない!? 黒の6LサイズをWEB限定で販売 昨年、Honda二輪デザイナー監修の「イナレムプレミアム レインジャケット ライディングモデル(4900円)」を発売したワークマン。これが大[…]
「good TIMES COLLECTION」が手がけるオリジナルジャケットが対象 全国に展開するカワサキプラザでは、モーターサイクルライフの新たな提案として、ファッション性/耐久性/機能性/遊び心を[…]
オイルの匂いとコーヒーの香り。隠れ家へようこそ。 56designが4月12日に奈良県奈良市にオープンさせる「56design NARA」。以前から要望が多かったという、同社初となる関西圏の新店舗だ。[…]
「そろそろ? 」「いよいよ? 」いやいや、もはや定番アイテムです! バイク用エアバッグの安全性、そして重要性が認められるようになって数年が経っています。その間、各メーカーの進化は著しく、ま[…]
人気記事ランキング(全体)
2005年に新しいフラッグシップとして東京モーターショーに出現! 2005年の東京モーターショーに、スズキは突如6気筒のコンセプトモデルをリリースした。 その名はSTRATOSPHERE(ストラトスフ[…]
フルフェイスが万能というわけでもない ライダーにとって必需品であるヘルメット。みなさんは、どういった基準でヘルメットを選んでいますか。安全性やデザイン、機能性等、選ぶポイントはいろいろありますよね。 […]
Mio MiVue M802WD:記録に特化したベーシックモデル 「いつも安全運転に徹しているし、自分が事故やアクシデントに遭遇することはない」と信じていられるほど、現実世界は甘いものではない。万が一[…]
日本に存在する色とりどりの特殊車両たち 警察車両である白バイ以外にも取締りや犯罪抑止のためのオートバイが存在しています。それは、黒バイ、青バイ、赤バイ、黄バイと言われる4種のオートバイたち。意外と知ら[…]
Z1から11年を経た”新基準”【カワサキGPz900R】 カワサキが水冷6気筒のZ1300を発売したのは1979年だったが、この頃からすでにZ1系に代わる次世代フラッグシップが模索されていた。 Zに改[…]
最新の投稿記事(全体)
126~250ccスクーターは16歳から取得可能な“AT限定普通二輪免許”で運転できる 250ccクラス(軽二輪)のスクーターを運転できるのは「AT限定普通二輪免許」もしくは「普通二輪免許」以上だ。 […]
GT+にはY-AMTを標準装備 ヤマハは、今夏発売と予告していた新型「TRACER9 GT+ Y-AMT」を2025年5月28日に発売すると正式発表。今世代のトレーサー9 GTシリーズでモーターサイク[…]
バイクいじりの教科書として愛され続けるホンダ原付50ccモデル スーパーカブ/モンキー/ゴリラ/DAX/JAZZなど、数あるホンダ50ccモデルで多くのライダーに親しまれてきたのが「横型」と呼ばれるエ[…]
車体色が圧倒的に黒が主流の中に、ひとり華麗な光を放っていたヤマハ! このYDS1は1959年のヤマハ初のスーパースポーツ。パイプフレームに2ストローク250cc2気筒を搭載した、創成期のレースから生ま[…]
昭和レトロな芳香剤に新作が登場 株式会社ダイヤケミカルが製造/販売する、長年愛され続けている芳香剤「くるまにポピー」。中高年世代にとっては「く〜るまにポピー♪」のフレーズでおなじみであろう。1978年[…]
- 1
- 2