
株式会社三栄が、この度”RACERS(レーサーズ)”の再販を発表。同書は、かつての名だたるレーシングマシンを1冊1台で深掘りして紹介するムックシリーズ。在庫切れとなっていた最初期のタイトル10冊分を、読者の期待に応えて重版することを決定したという。ファン待望のニュースだ。
●文:ヤングマシン編集部(ヤマ) ●外部リンク:三栄オンラインストア
機密事項が満載のレーシングマシンたち
バイクムック”RACERS(レーサーズ)”は、「いま振り返る往年のレーシングマシン」がコンセプト。それぞれの時代を彩った、レーシングマシンを取り上げている。
現在に至るまで、世界のトップカテゴリーで活躍してきた国産メーカーのレーシングマシンたち。それこそメーカーが威信をかけて開発し、競ってきた過去がある。当然、その当時は各モデルとも機密事項が満載。
リリースで発表されるような大まかな部分は除き、細かな”技術の詳細”については正に企業秘密。それが時代が下り、RACERS取材班と開発陣の信頼関係が深まったことで、その秘密も徐々に明らかに……。
品切れタイトルの再販に強い要望があった
以上のように、ベールに包まれたその裏側まで、レーシングマシン1台1台を紐解いていったのがRACERSだ。2024年にはシリーズ通巻74号目が発売されるような、長寿かつ人気のシリーズとして知られている。
そんなRACERSシリーズ、とくに刊行の途中から買うようになった読者から、「品切れタイトルの再販を」という要望が強くあったという。
そこで三栄は最初期10冊の重版を決定。ファンにはうれしいニュースとなった。
スペシャルプレゼントも用意
また今回の重版を記念して、三栄の公式通販サイト「三栄オンラインストア」と一部書店で購入した方を対象に、ポストカードをプレゼント。
各表紙で使用されたマシンのイラストが描かれた、貴重な一品だ。なおポストカードプレセントは、ポストカードがなくなり次第終了となるのでお早めに。
RACERS(レーサーズ)重版タイトル
- RACERS vol.1 ’83NS500
- RACERS vol.2 Kenny’s YZR
- RACERS vol.3 Schwantz γ
- RACERS Vol.4 Rothmans NSR Part1
- RACERS Vol.5 GSX-R列伝
- RACERS Vol.6 Kawasaki GP Racer
- RACERS Vol.7 Marlboro YZR Part 1
- RACERS Vol.8 HONDA NSR500
- RACERS Vol.9 YAMAHA GENESIS
- RACERS Vol.10 RVF Legends
上記タイトルの価格はすべて1310円。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(名車/旧車/絶版車 | レース)
2スト500cc最強GPマシンを4ストで凌駕せよ! ホンダが世界GP復帰宣言後、1978年から開発していた500cc4ストロークV型4気筒のNR500。 当時の最高峰500ccクラスで覇を競っていたヤ[…]
原点はノートンのフェザーベッド 2輪用フレームには、いろいろな形態が存在する。だから安易に一括りにはできないのだが、近年のオートバイの骨格の原点は、1950年にイギリスのノートンが単気筒レーサーのマン[…]
英国バイク産業の聖地へ ナショナルモーターサイクルミュージアムは、イギリスのイングランド中部、バーミンガムにある。バーミンガムは1900年代初頭に勃興したイギリスのバイク産業の中心だった土地で、トライ[…]
ホンダを筆頭とした日本車、各年代のトライアンフ、ノートン、BSAも! マン島にやってくるバイクのナンバープレートをざっくりと見渡すと、圧倒的に多いのはやはりイギリスだ。もちろんマン島ナンバーのバイクも[…]
ネモケンにかかってきた“1本の電話”からドラマが始まった 1986年の秋、ボク(根本健)のところへ、世界GPで闘うHRCワークスチームのボスである尾熊さん(以下 クマさん)から、電話があった。 「来春[…]
最新の関連記事(新型スーパースポーツ)
その名も「V3R」と「V3R E-COMPRESSOR」だ! ホンダが全く新しい4ストロークV型3気筒エンジンのコンセプトモデルを公開したのは、2024年秋のEICMA(ミラノショー)でのこと。かつて[…]
正面気味に見るとメタリックブルー、角度がつくとパープルに変化 大阪モーターサイクルショー開幕直前まで、立て続けにニューモデルを発表してきたヤマハは、その多くを大阪・東京・名古屋モーターサイクルショーに[…]
新たな2眼ポジションライトでシャープな表情に ヤマハが「YZF-R25」「YZF-R3」を発表。ヘッドライトまわりは中央にプロジェクターLEDライト、これまでに見たことのないデザインの左右2眼(4眼?[…]
ラムエア加圧時は49psの4気筒エンジン、オートブリッパー付きクイックシフターも装備 カワサキのニンジャZX-25R SEは、2023年モデルで令和2年排出ガス規制に適合しながら、最高出力&最大トルク[…]
R1とR1Mで変更内容は異なる ファイナルエディションが登場しそうとか、スーパーバイク世界選手権でのパフォーマンス向上のためモデルチェンジするのではないかなどさまざまな情報(憶測?)が飛び交っていた「[…]
人気記事ランキング(全体)
まず車間が変わることを理解しておこう! ツーリングでキャリアのある、上手なライダーの後ろをついてゆくのが上達への近道。ビギナーはひとりだと、カーブでどのくらい減速をすれば良いかなど判断ができない。そう[…]
ヤンマシ勝手に断言。これでレースに出るハズだ!! 「CB1000Fコンセプト モリワキエンジニアリング(以下モリワキCB)」は、見ての通り、ホンダCB1000Fコンセプトをレーサーに仕立てたカスタムモ[…]
ナンバー登録して公道を走れる2スト! 日本では20年以上前に絶滅してしまった公道用2ストローク車。それが令和の今でも新車で買える…と聞けば、ゾワゾワするマニアの方も多いのではないか。その名は「ランゲン[…]
モバイルタイプでも水の勢いは十分。洗車での活躍は間違いなし 今回発売されるケルヒャー「OC 5 Handy CB」は、もっと手軽に、どこでも洗浄したいというユーザーの持ち運びニーズに対応した、ガンタイ[…]
タイホンダ創立60周年を記念したスペシャルエディション 特別仕様車の製作に旺盛なカブハウスは、タイホンダの創立60周年を記念した「New Monkey Chrome Legacy Limited Ed[…]
最新の投稿記事(全体)
15番手からスタートして8位でフィニッシュした小椋藍 モナコでロリス(カピロッシ)と食事をしていたら、小椋藍くんの話題になりました。「彼は本当にすごいライダーだね!」と、ロリスは大絶賛。「ダイジロウ・[…]
筑波サーキット向けにカスタム中 「X350ウィズハーレー編集部号」は、2024年12月現在、サーキット、とくに筑波サーキットでタイムを削るためのカスタムを進めている。過去、全日本選手権に出場し、筑波サ[…]
2.5次元アイドルがアンバサダー!? モーターサイクルショー開催概要 東京モーターサイクルショーの共通するメインテーマは、「いいね、バイク」。大阪のサブテーマには「バイク&ピース」、東京には「バイクっ[…]
グローバル販売を見据えたフラッグシップモデル 新発売となるSRD 5 Proは、Amazonで販売ランキング1位(バイク用Gps 2024年12月4日調べ Amazonランキング)を記録したベストセラ[…]
Q.ツーリングへ出かけるとバイクのすぐ前の路面ばかり見てしまいます。そのため先のほうの様子に気づくのが遅れ、カーブの手前で慌てます。「遠くを見ろ」とよく言われますが、先を見ていると手前の路面が心配にな[…]