カワサキが電動バイクの耐久レースを開催決定! 「ニンジャグリーンカップEV」で最多周回数を競う


●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:カワサキモータースジャパン

カワサキが電動バイクの耐久レースを開催決定! 「ニンジャグリーンカップEV」で最多周回数を競う

カワサキモータースジャパンは、2024年1月に発売した「ニンジャe-1」および「Z e-1」を用いた耐久レース「Ninja Team Green Cup EV」を、SPA直入(大分県)で10月9日に初開催すると発表した。

出場できるのは上記2車のみで、電動モーターサイクル専用の耐久レースとなる。初開催の今回は、カワサキ正規取扱店による対抗戦だ。

両車ともに1充電あたりの定地走行燃費は55kmとなっているが、パワーモードや回生ブレーキの使い方で電力消費は大きく左右される。また、加速力と最高速を約15秒間向上させるeブースト(e-boost)を走行中に各ライダーが1度は使用しなければならないルールもあり、チームの戦略性が試されるに違いない。

当日は2レースが行われ、レース1は40分間でバッテリー交換不可、レース2は1時間でバッテリー交換が可能。レース1とレース2の間に充電タイムを設けるなど、1日ゆっくり楽しめるレースになりそうだ。

大会概要

大会名:Ninja Team Green Cup EV
開催地:SPA直入 レーシングコース
開催日:10月9日(水)
主催:SPA直入
後援:株式会社カワサキモータースジャパン
エントリー資格:以下の1,2を満たし、且つ3名以上での参加が出来る事
 1.参加車両にNinja e-1,Ze-1のどちらかを使用する事
 2.カワサキ正規取扱店スタッフが1名以上参加している事
内容:耐久レースを2回実施 RACE 1 40分、RACE 2 50分
エントリー:カワサキ正規取扱店へ別途案内済(受付終了)

特徴

・Ninja e-1またはZe-1で規定時間内にSPA直入レーシングコースを何周走行できるかを競うレースです。
・1チームは3名以上とし、1つのレース内で必ず3名以上が走行しなければなりません。
・ライダーの技量、重量に加え「ROADモード※1」や「ECOモード※2」に加え「e-boost※3」を駆使し且つ、バッテリー残量も考慮した作戦が各チームに求められます。
・各ライダーはコースインからピットインまでの間に1回以上e-boostを使用しなければなりません。
・RACE 2ではピットイン時にバッテリー交換が可能。交換用バッテリーは主催者から貸し出します。
※1 通常走行モード
※2 速度を制限し航続距離を伸ばせるモード
※3 加速と最高速を約15秒間向上させる機能

専用アプリの活用について

専用のアプリでレース情報をご覧いただく事が出来ます。順位や周回数の他、走行している全車のバッテリー残量やe-boostゲージも確認出来ますのでレースをより楽しんでいただく事が出来ます。専用アプリで確認出来る情報は以下の通り。
①順位      ②コース上の走行位置  ③周回数 
④e-boostゲージ ⑤バッテリー残量(%) ⑥e-mileage(電費)

暫定スケジュール

7:30~8:30  練習走行
8:00~9:00 受付、ブリーフィング
9:30~9:45 スタート進行
9:45~10:25 EV耐久レース RACE 1
10:25~10:40 表彰式
10:40~13:30 昼休み(充電タイム含)
13:30~13:45 スタート進行
13:45~14:45 EV耐久レース RACE 2
14:45~15:00 表彰式

ニンジャe-1

カワサキ ニンジャe-1

ゼロ発進では400cc並みの瞬発力を発揮する、原付二種登録が可能なカワサキ初の電動モーターサイクル。15秒限定でパワーアップ&最高速度アップが可能な『eブースト』を備え、着脱可能なバッテリー2個で満充電の航続距離は公称55kmだ。ライディングモードはECOとROADがあり、歩くような速度で車両を前進/後退できるウォークモードも備える。CEV補助金12万円のほか、東京都在住ならさらに東京都電動バイク普及促進事業補助金46万円が交付されることも話題に。

主要諸元■全長1980 全幅685 全高1105 軸距1370 シート高785(各mm) 車重140kg(装備)■交流同期電動機 定格出力1.33ps 12ps/2600-4000rpm 4.1kg-m/0-1600rpm 変速機なし リチウムイオンバッテリー×2個■タイヤサイズF=100/80-17 R=130/70-17 ●価格:106万7000円 ●色:銀×ライムグリーン ●発売日:2024年1月13日

Z e-1

カワサキ Z e-1

ニンジャe-1とともに、ニンジャ400/Z400の車体をベースに開発されたカワサキ初の電動モーターサイクルの一角を担うのがZ e-1だ。車重はニンジャe-1よりも軽い135kgで動力性能は基本的に同じ。静止時/走行時ともに起動可能なeブーストも同様に備えている。車両価格はニンジャe-1よりも5万5000円安いが、得られる補助金は同じ金額に設定されている。

主要諸元■全長1980 全幅730 全高1035 軸距1370 シート高785(各mm) 車重135kg(装備)■交流同期電動機 定格出力1.33ps 12ps/2600-4000rpm 4.1kg-m/0-1600rpm 変速機なし リチウムイオンバッテリー×2個■タイヤサイズF=100/80-17 R=130/70-17 ●価格:101万2000円 ●色:銀×ライムグリーン ●発売日:2024年1月13日

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